20インチタイヤの選びかたとおすすめ8選と、Schwalbe Marathon Racerをおすすめする理由。

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はじめに

折りたたみ自転車でサイクリングを楽しんでいるけれど、もう少し走行性能を高めることができないかな、と考えている人は多いと思います。小径車ゆえに、走行性能を犠牲にしているということは理解しているものの、それでも、なんとかしたいと考えるのが人情ですよね。

そこで、提案したいのがタイヤ交換です。路面と接している唯一のパーツだけに、タイヤ交換は最も走行性能に影響を及ぼします。

しかし、お店にはあまり在庫がないし、ネットで調べると選択肢が多くて、どれを選んでよいかわからないということはありませんか。

この記事では、Schwalbe Marathon Racer(マラソンレーサー)に
変更することをお勧めしています。

なぜSchwalbe Marathon Racerを勧めるのか。実際に変更すると、どのような違いが生まれるのか。また、Schwalbe Marathon Racer以外の選択肢はどのようなものがあるかを紹介します。


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Schwalbe Marathon Racerをお勧めするのは、なぜ?

Schwalbe Marathon Racerはミニベロで利用するのに最も適したタイヤのひとつです。なぜでしょうか。耐久性能、重量、転がり抵抗、適度なクッション性能と分けて、おすすめの理由を説明します。

耐久性能

商品名にある通り、Schwalbe社のMarathonシリーズはマラソンの名前にふさわしく長距離を走ることが想定されています。そのため、耐久性能という点において他を凌ぐ性能を有しています。

小径車のタイヤは回転数が多いので、消耗するのが速いです。一般的にロードバイクのタイヤ周長は2096mmに対して、20インチの小径車は1460mm、つまり、1.4倍以上、地面と擦れます。よって、摩耗するのが速く、それだけ維持費がかかってしまいます。

しかし、今回お勧めしているSchwalbe Marathon Racerは耐久性抜群です。使っても使っても消耗しないタイヤで、「速く消耗してほしい、そして新しいものを試してみたい」と思うほどです。利用方法にもよりますが、10,000km利用しても大丈夫!という人もいます。消耗品なのにこれだけの耐久性は素晴らしいと思いませんか。

重量

Schwalbe Marathon Racerの重量も魅力的です。20インチ406用のもので公式重量355gです。車種にもよりますが、ミニベロで最初に装着されているタイヤは400gくらいあるのが標準的です。

ぐるぐると回転を続けているタイヤで片側50g、前後合わせると100gの軽量化はとても大きな違いを生み出します。走行性能が段違いに向上して、全く別の自転車に乗っているような軽快なサイクリングを楽しむことができるでしょう。

転がり抵抗

Schwalbe Marathon Racerは耐久性があって、軽いだけではありません。Marathonシリーズの中でもRacer(レーサー)という名前がついている通り、スピードが出しやすいように設計されています。

路面との接点が工夫されており、地面からの摩擦抵抗を抑えることができます。結果として、軽さも相まって、転がり抵抗が少なく、加速性能やスピード持続性能にすぐれています。

適度なクッション性能

これまで紹介してきた耐久性、軽さ、転がり抵抗に加えて、Schwalbe Marathon Racerは十分なクッション性能があります。幅40mmのタイヤなので、十分な空気をいれることができます。
そのため、路面からの衝撃を軽減し、長距離走行における疲労軽減になることでしょう。

タイヤ側面に反射材あり

さらに、Schwalbe Marathon Racerはタイヤ側面に反射材があります。自転車は前後にライトを備えています。しかし、夜間、横からは見えづらいです。前後のタイヤが車などのライトに反射することで、ドライバーが、自転車の存在に気づきやすくなることでしょう。このような安全機能を備えていることも魅力の一つです。

Schwalbe Marathon Racer使ってみました!

カタログスペックを見ながら、タイヤの特徴を取り上げているだけではありません。実際にSchwalbe Marathon Racerを長期にわたって利用してみました。

タイヤは太すぎず、細すぎず、十分なクッションがあるように感じます。これ以上細いタイヤを利用すると、路面からの振動で、手首に疲労が蓄積されやすくなります。また、これ以上太いタイヤを利用すると、快適さは増すかもしれませんが、走行性能が犠牲になってしまい、自転車の爽快感が減ってしまいます。Schwalbe Marathon Racerは絶妙のバランスのタイヤといえるでしょう。

肝心の耐久性能についても触れなければなりません。写真は5,000km以上走行した状態です。小径車で5,000kmですので、ロードバイクであれば、7,000km以上に相当する状態です。

タイヤが最も傷んでいる箇所を選んで撮影をしました。しっかりとタイヤ溝が残っていて、ちょっと擦れているところがあるものの、まだまだ利用できそうですよね。本当に10,000kmまで利用できるかもしれません。


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Schwalbe Marathon Racer以外を選ぶなら

お勧めのSchwalbe Marathon Racerですが、オールマイティーで他を圧倒しているわけではありません。利用環境によって、おすすめするタイヤが異なります。そこで、条件ごとにお勧めするタイヤを紹介します。

ホイールサイズの違いでそもそも選べない

ホイールサイズによっては、Schwalbe Marathon Racerがそもそも選択肢にないことがあります。2021年11月現在で日本市場で扱われている小径車用は次のサイズだけです。

18 x 1.50
20 x 1.50

最近流行りの14インチのDAHON K3や、BROMPTONなどのサイズ(16インチ349)はありませんので、他のタイヤを検討する必要があります。

14インチ用であれば、タイヤ径が大きくなるSchwalbe Big Appleはいかがでしょうか。このタイヤを選択することで、空気をたくさん入れられるようになり、クッション性が増します。また、タイヤ径も大きくなるので、走行性能向上も見込めるでしょう。


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BROMPTON用であれば、よりパンク性能が高められたSchwalbe Marathonを検討してみてもよいかもしれません。このタイヤは、厚さ3mmの耐パンク材が含まれていますので、多少の突起物が刺さってもパンクせずに走り続けることができます。

ホイールとの互換性で選べない

一般的なホイールであれば、ホイールサイズさえあえば、Schwalbe Marathon Racerを選ぶことができます。しかし、一部の高級ホイールは40mm幅のSchwalbe Marathon Racerに対応していません。ホイール側が狭すぎて、細めの対応のみしか対応していないことがあります。

リム幅によって、対応可能なタイヤ幅に違いがあります。対応幅については、ホイール側面に記載がしてあることが多いですので、確認してみましょう。

リム幅が細いホイールに太いタイヤ(または、その逆)は安全面から考えて危険です。走行中にタイヤが外れてしまっては命の危険に関わってきます。対応しているタイヤ幅をしっかりと確認してください。

もっとスピード性能を高めたい

スピードを上げやすいタイヤを選ぶなら、幅が細い、重量が軽いの2点を満たす必要があります。Schwalbe Kojakを選べば、かなり軽快な走りをすることができます。16インチから20インチまで幅広いラインアップがあるので、自分の自転車に合ったサイズがあるはずです。

Schwalbe Kojakの魅力はスリックタイヤであること。ロードバイク用のタイヤのように、一見すると、ツルツルの表面です。しかし、スピードグリップコンパウンドを採用することで、しっかりとしたグリップ性を発揮して、軽く快適な走りを実現することができるでしょう。

もちろん、耐パンクベルトレースガードを採用することで、空気圧をしっかりと管理していれば、パンクすることは、ほとんどないタイヤです。

Kojakの20インチ406用は折りたたみタイプとワイヤーが内臓されているタイプがあります。折りたたみタイプを購入すると、劇的な軽さを実感できること間違いなしだと思います。

極限までスピードを追い求めたい

上記で紹介したSchwalbe Kojakでは満足できない?それなら、もっと細身のタイヤを選ぶことができます。

Panaracer Minits Liteはロードタイヤのレーシングテクノロジーを採用した高級タイヤです。20インチで170gという軽量化を実現しました。公式サイトによると、新たに「ProTiteシールド」構造を採用したことで耐パンク性能が24%アップしています。

さらに、20インチ451サイズであれば、幅23mmというロードバイクと同等の細いタイヤとなり、飛んでいくような加速性能と走りが実現できることでしょう。

もし、Schwalbe社のタイヤにこだわるなら、Schwalbe Oneがおすすめです。20インチ406で重さ200g、バランスのとれた走行性能と快適性を備えたオールラウンドで活躍できるタイヤです。「ADDIX」コンパウンドと耐パンクベルトにレースガードを採用し、トレーニングからレースまで季節を問わず使用することができます。

さらに、Schwalbe Pro Oneという最上位モデルも用意されています。これは20インチでは非常に珍しいチューブレスに対応したタイヤです。タイヤ本体の重量はSchwalbe Oneよりも若干重いですが、チューブなしで利用することができるので、圧倒的な軽さを実現することができるでしょう。ただし、ホイールが対応している必要もあります。

こういった極限まで細くしてスピードを求めているタイヤは空気量が少なくて、乗り心地を損なうこともあります。また、タイヤそのものも薄くなっていて、摩耗が早いかもしれません。タイヤ状態をよくチェックして利用することをお勧めします。

重量を犠牲にしても快適さを求めたい

タイヤの重量は重くて、走行性能が多少犠牲になっても快適さを求めたいということもあるかもしれません。レースに出場しないのであれば、スピードを追い求める必要もなく、ミニベロ本来のゆったりとしたサイクリングを楽しむのもアリだと思います。

快適さを求めるときに真っ先に思いつくのはSchwalbe Big Appleです。50mmある太いタイヤ幅なので、空気をたくさん入れることができます。結果的にタイヤに弾力が生まれて、クッションの効いた走りを実現します。

また、タイヤが大きいので、外周も大きくなります。まるでホイール径が1サイズ大きくなったような感じで、結果的に走行時のスピード持続性能が高まることでしょう。

ただし、タイヤそのものが太いため、加速性能は落ちてしまいます。また、そもそもホイールやフレームと合わずにSchwalbe Big Appleを利用できない場合もありますので、よく販売店と相談してください。

コストを抑えたい

小径車用のタイヤは一般的に割高です。これまで紹介してきたタイヤで比較してみると、ロードバイク用と比較して2倍近くのコストがかかるけれど、消耗するのも2倍速というコストがかかる、あわせて4倍速でお金がかかることが多いです。お金がかかる小径車タイヤで、少しでもコストを抑えたいときにお勧めしたいのがPanaracer Paselaです。

Panaracer Paselaはサイドがゴムで補強されたオールブラックモデルと、赤/青/黄のカラーラインが入った軽量モデルがあります。また、20インチ406用では、側面がアメ黒モデルもあります。

実売2,500円ほどで購入できて色選択肢もあるPanaracer Paselaは、財布に優しい選択肢の一つと言えるでしょう。

もっと違うブランドのタイヤを試したい

ロードバイク用のタイヤであれば、Continental、Michelin、Panaracer、Vitorria、Schwalbe、Pineri、IRCなど多くのブランドがあります。しかし、これまで紹介してきたように、小径車用のタイヤを数多くラインアップしているのはSchwalbeとPanaracerくらいで、それ以外のタイヤブランドは数が少ないか、そもそも小径車用を製作していません。

それにもかかわらず、別ブランドを試したい、別ブランドの中でお勧めを知りたいという需要に応えるのが、KENDAです。

KENDAは標準タイヤとして利用されていることが多いので、なんとなく、評価が上がりづらい傾向があります。しかし、KENDAの中でも、初期状態で利用されないけれど、実は高性能のモデルがいくつかあります。

そのうちの一つが、KENDA KSMARTです。圧倒的な軽さと柔らかさを備え、小径であるということと相まって、素晴らしい加速性能をミニベロにもたらしてくれます。ただ、入手困難なのと、耐久性は決して高くはありませんので、タイヤの特徴をよく理解して試してみてください。

まとめ

ミニベロは、パーツひとつひとつを検討することで、自分に合ったものに近づけていくことができます。なかでも、真っ先に交換したいのがタイヤです。

タイヤは地面と接する唯一のポイントです。完成車のまま利用するのではなくて、ちょっと別のタイヤに変更するだけで、見違えるような乗り心地になることがあります。ぜひ、お気に入りの車種にあわせて自転車タイヤを選んで欲しい思っています。

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