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サドルも3Dプリンターの時代へ。スペシャライズドとフィジークが新製品発表!発売日は?

ニュース/プレス

2019年9月、ドイツで行われた自転車関連の見本市「EUROBIKE 2019(ユーロバイク)」にて、SPECIALIZED(スペシャライズド)、fi’zi:k(フィジーク)が相次いで、3Dプリンターで作るサドルの開発をしていることを発表した。

ロード乗りデザイナ
ロード乗りデザイナ

未来のサドルは、各自のお尻にあわせで3Dプリントされたオーダーメイドのサドルが主流になるのかもしれません…詳しく見ていきましょう!

3Dプリンターでサドルを作る?

自転車関連のメーカーがこぞって新製品発表を行う世界最大の自転車関連の見本市、「ユーロバイク2019」。各社の最新テクノロジーが発表され賑わいましたが、その中でも「おっ?!」と注目を集めたのが、3Dプリンターで製造するサドルです。

SPECIALIZED(スペシャライズド)とfi’zi:k(フィジーク)の2社がそれぞれ発表しました。

Specializedのカスタム3Dプリントミラーサドル
Specializedのカスタム3Dプリントミラーサドル
Fi'zi:kのAntares Versus Evo 00アダプティブサドル
Fi’zi:kのAntares Versus Evo 00アダプティブサドル

米Carbon社の技術を使用して製造

今回スペシャライズドとフィジークが公開した「3Dプリンターサドル」ですが、両社とも、アメリカ・シリコンバレーに本拠を置く3Dプリンティング会社の「Carbon」が開発した”Digital Light Synthesis”(デジタルライト合成)技術を使用して作られました。

こちらの動画では、液体樹脂のプールから材料を「印刷」する様子がわかります!

3D印刷でアッパーを作成すると、典型的なフォーム構造とは異なり、サドルクッションの配置と密度をミリメートル単位で正確に制御できます。そうすることで、個人に合った非常に精密なオーダメイドが可能になります。

Fi’zi:k Antares Versus Evo 00 アダプティブサドル

こちらがfi’zi:k(フィジーク)の「アダプティブサドル」。ベースはカーボンファイバー素材を使用しており、正確な重量は公表されていませんが非常に軽量であることは確かです。

fi’zi:kのインスタグラムを紹介

網目状の中身は中空構造となっていて、クッション性がありそうです。

fi’zi:kのYou Tubeを紹介

強度を出すために、蜂の巣の形状を模した六角形のハニカム構造とし、その小さな六角形が緻密に組み合わさっています。ネット上では「集合体恐怖症でムリ」という口コミも見受けられました。

アダプティブサドルの発売開始予定は?

fi’zi:k(フィジーク)の代表者によると、このアダプティブサドルは、3〜8 週間Webサイトで購入できるようになるだろうと述べました。

Fi’zi:k(フィジーク)は今のところ、139mmと149mmの2つのサイズでの提供を予定しています。サドルの価格はまだ発表されておらず、重量も記載されていません。

今回発売が予定されている2つのサイズのサドルは個人に合わせたものではありませんが、将来的には、Fi’zi:k(フィジーク)は、個人のライダーを使用してカスタム3Dプリントサドルを提供したいと考えている、とのこと。早く実現してほしい!

Specialized カスタム3Dプリントミラーサドル

Specialized カスタム3Dプリントミラーサドル

fi’zi:k(フィジーク)もスゴいがこちらのSPECIALIZED(スペシャライズド)のサドルもスゴい。

Specialized カスタム3Dプリントミラーサドル
Specialized カスタム3Dプリントミラーサドルのアップ(拡大)

SPECIALIZED(スペシャライズド)のミラーサドルも、フィジークと同様に「Carbon」が開発した”Digital Light Synthesis”(デジタルライト合成)技術を使用して作られています。

この技術を使用することで、サドルフォーム部分の各部のしなりや剛性を、非常に細かいレベルで微調整することができます。一般的なフォームで作ったサドルで同じ結果を得るためには、単一のサドルに数千の異なるフォームが必要になるのだとか。それほど細かな調整が、3Dプリントによって実現可能になるということです。

SPECIALIZEDのインスタグラムを紹介

Specializedによれば、サドルはライダーの解剖学的構造を完全に反映するように設計されており、パフォーマンスを向上させ、快適性を高め、怪我の可能性を減らすと発表しています。

ミラーサドルの価格と発売日は?

彼らは現在プロのチームで新しいサドルをテストしており、2020年はじめ頃に、Mirrorテクノロジーで新しいPowerサドルを販売する見込みだということです。販売価格は未定。

ミラーサドルは現在プロのライダーによってテストが行われています。専門家によると、Mirrorテクノロジーは、男性と女性の両方の座り心地を改善し、骨盤を安定化させながら振動を減衰させ、軟部組織の圧力を低下させる可能性があるというテスト結果が報告されています。期待が高まりますね。

まとめ

ここまで、SPECIALIZED(スペシャライズド)とfi’zi:k(フィジーク)、2社の3Dプリントで作製するサドルの新製品開発について紹介してきました。

今後も一層3Dプリント技術が改善され、より広く利用可能になり、迅速な生産と極度の精度などの利点が得られるようになるにつれて、サドルだけでなく自転車全体に至るまで、さらに多くの3Dプリント製品が市場に登場することでしょう!今後もこのような面白い新製品が登場することを期待します!

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