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シマノ新型デュラエースの最新リーク情報 | 発表日はいつ?12速無線化確実?【2021夏】

ニュース/プレス

2011年にシマノが同ブランド初の電子変速システムである「Di2」を発表してから、実に10年の時が経ちます。創業100周年を迎え、記念すべき年となった2021年も後半に差し掛かり、シマノはいよいよ、新型のデュラエースを市場に投下する準備を整えています。

既にプロのレースでは新型デュラエースと思われる12速コンポーネントが実際に確認されています。ここでは、シマノの新型Dura-Ace(デュラエース) 型番:R9200グループセットについてのリーク情報を基に、現在のところ私達が知り得る最新の情報を一挙にご紹介します。

この記事を見れば今話題の最新情報の波に乗り遅れずに済みますよ。

新型Dura-Ace R9200は12速化?

画像:SHIMANO DURA-ACE 公式サイト(https://www.duraace.com/)

新型デュラエースの話題の中で最も語られたトピックは、これが果たして本当に12速なのか?ということです。これまでもデュラエース12速化の噂は絶えませんでしたが、最近になってようやくこの噂は決定的なものになりました。

YES。12速化するR9200シリーズ

新型デュラエース(R9200)と思われるコンポーネントのリーク情報(米国特許出願)
画像クレジット:SIMON SMYTHE on Cycling Weekly

米国特許出願に登録された図面には、12枚のスプロケットを数えることができる詳細なイラストが記載されています。このリーク情報は以前からサイクリングファン達の議論を賑わせてきたものです。

そして、BISANというトルコの自転車ブランドの2022年モデルのカタログがSNSで話題になりました。ここからも、新型デュラエース12速化を決定づける証拠が見つかっています。この投稿によると、完成車のスペック表にはSHIMANO CS-R9200-12, 11-34Tという表記があります。

BISANというトルコの自転車ブランドの完成車カタログのスペック欄にデュラエースR9200とアルテグラR8100の文字が
電動デュラ、アルテは12速、紐変速は11速アルテが続投なのかな
紐変速デュラはそもそも無いのか、単純にここが完成者として出ていないだけか
気になるね pic.twitter.com/qzIgOBv66w— AXotoko💛HongFu【Youtubeも】 (@AXotoko) December 16, 2020

プロレースチームで既に実戦投入か

また、サイクリング情報誌Cyclingnewsの独占記事によると、チームDSM(旧チームサンウェブ)が使用していたバイクで新型Dura-Aceと思われるグループセットの実機が実際に目視されており、この記事の中で彼らは、このコンポーネントが確実に12速であることを確認しています。

チームDSM(旧チームサンウェブ)は、シマノと長年の関係があります
チームDSM(旧チームサンウェブ)は、シマノと長年の関係があります。画像クレジット:Dion Kerckhoffs / Cor Vos
チームDSM(旧チームサンウェブ)が使用していた、新型デュラエース(R9200)と思われるコンポーネント
チームDSM(旧チームサンウェブ)が使用していた、新型デュラエース(R9200)と思われるコンポーネント。/ 画像クレジット Dion Kerckhoffs / Cor Vos

業界2位、3位の他社が12速化しているのを鑑みるに…

シマノはロードバイク向けコンポーネントで世界1位のシェアを持っていますが、シマノに追随する同業他社がこぞって12速化している事実を鑑みるに、新型のDura-Ace R9200シリーズが12速化を見送ることはまずあり得ないと考えるべきでしょう。

シマノ目線でいえば、いち早く12速のロードバイク向けコンポーネントを発表し、SRAMやCampagnoloに対抗したいと考えているはずです。

新型Dura-Ace R9200はワイヤレス化するのか?

新型デュラエース(R9200)と思われるコンポーネントのリーク情報(米国特許出願)
画像クレジット:SIMON SMYTHE on Cycling Weekly

12速の完全ワイヤレスコンポーネントとしてはSRAM RED eTap AXSが有名です。この製品は2019年の前半には既に発表されていましたが、そこから2年以上経過したこの時期に登場する新型Dura-ACEに、同様もしくはそれ以上の革新的な技術を求める人は多いと思います。

米国の特許情報にワイヤレス化の記載が見つかっている

新型デュラエース(R9200)と思われるコンポーネントのリーク情報(米国特許出願)
画像クレジット:SIMON SMYTHE on Cycling Weekly

米国連邦通信委員会(FCC)に提出された書類によると、新型デュラエースのシフターにはワイヤレス通信の技術が用いられていることが確認されています。これにより内部ケーブルルーティングの煩わしい諸問題の多くが解決されることが予想されており、メカニックたちは両手をあげて喜ぶかもしれません。

また、この文書によると、新しいワイヤレスシフターおよびフロント/リアディレイラーがBluetooth Low EnergyおよびANT+のワイヤレス通信規格を用い、「SHIMANO ORIGINAL」という独自の周波数を持つワイヤレスネットワークを用いることが確認されています。これは他の電波との干渉を防ぐ工夫と見られ、SRAMの技術に追いつくこととなりそうです。

SRAMのような完全無線ではなくセミワイヤレスか?

しかしながら、この資料によるとこれはセミワイヤレスであり、SRAMのような完全ワイヤレスではない可能性があります。いくつかの情報筋によるとこの特許情報にはいくつかのバージョンが存在しているようですが、そのうちの1つではリアディレイラーとフロントディレイラーはケーブルで繋がっており、単一のバッテリー源で動作することが記載されています。

つまり、前後のディレイラーそれぞれにバッテリーパックを持つSRAMとは差別化が図られる事となります。バッテリーがどこに配置されるのかは正確にはわかりませんが、シマノはディレイラーの筐体のスリムさでアドバンテージを獲得するかもしれません。

R9200のシフターはバッテリーが不要になる?

新型デュラエース(R9200)と思われるコンポーネントのリーク情報(米国特許出願)
画像クレジット:SIMON SMYTHE on Cycling Weekly

今年の初夏に出願された特許出願書類によると、新型デュラエースのシフターはワイヤレスであるにも関わらず、電池の交換やバッテリーの充電が不要である可能性が示唆されています。これによると、「なんらかの操作によって引き起こされる圧力または振動によって電気エネルギーが生成される」仕組みについて記載されているようです。

現在では、ボタンを押す力で発電するため電池交換の要らない温水洗浄便座のリモコンや、振動によって勝手に充電してくれる腕時計がありますが、これらで使用されているものと同様の技術が新型のシフターにも搭載されているのかもしれません。

ディスクブレーキのみ?リムブレーキもあるのか

新型Dura-Ace R9200のものと見られる特許出願書類の中には、コントロールレバーに関する説明の中で、機械式と油圧式の両方のバージョンのケーブル操作に関する記載があります。これを素直に信じるのであれば、少なくとも今後4年間は機械式のリムブレーキがデュラエースでも利用できそうです。

R9200は電動変速(Di2)のみ?紐変速は消えるのか

SRAMなど競合他社でもハイエンドモデルは電動変速のみを提供しているという前例があります。これまでに米国の特許書類から様々な情報が発見されていますが、ワイヤー式の変速に関する新しい情報は見つかっていません。

一部の海外の筋からも、メカニカル変速は無いのでは、という情報がリークされているようです。確証はありませんが、新型デュラエースでは電動変速のみが提供される可能性が大きいと考えられます。

Dura-ACE R9200シリーズの発表日・発売日はいつ?

ドイツのブランドCUBEの公式サイトでは現在、R9200と思われるコンポーネント部のみぼかしが入れられている
ドイツのブランドCUBEの公式サイトでは現在、R9200と思われるコンポーネント部のみぼかしが入れられている。/ 画像クレジット:Cube

発表日については、先日行われたシマノ100周年の記念イベントにおいて発表されるのでは?という大方の予想が外れ、多くのサイクリングファンの肩を今も震わせています。

いくつかのロードバイクブランドは既に2022年モデルの完成車の情報を各ホームページで公開しており、その中には新型デュラエースを搭載しているモデルも存在しています。例えば、ドイツブランドCUBEの公式サイトでは、新型コンポーネントを使用した完成車の写真の一部にぼかしが入れられています。

一部の情報によると少なくとも8月末まではこのぼかしが外れることはないようですが、9月以降、さらなる公式の情報が発表されることが期待されます。発売日については、完成車付属のものが先行して消費者に届くことが考えられます。

業界の風習によると、新型モデルのロードバイクは前年の9月〜10月頃に出荷を開始することが多いため、それと同様のタイミングで、我々も新型デュラの実機を目にすることができるようになるかもしれません。続報を楽しみに待ちましょう!


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