GACIRON(ガシロン)V10L-800の開封レビュー|インプレッション

ロード乗りデザイナ

ガシロンの新型800ルーメンライト「V10L-800」を開封レビュー&インプレッションをお届けします。このライトは、買いなのか…?

2021年2月で日本上陸２周年を迎えた、新進気鋭の自転車用ライト専門ブランド「GACIRON(ガシロン)」。昨年からブラケットをGaciron V2へと一新*し、(※一部のモデルを除く)今季も続々と新モデルを投入予定とのことですが、私の手元には早くも、新型の800ルーメンのフロントライトが着弾しました。

NEWモデル：「V10L-800」です。

ガシロンの800ルーメンのライトとして、既に「V9CP-800」がラインナップにありますが、そこに新たに兄弟機として「V10L-800」が加わったイメージです。

この記事では、パッケージ開封から操作性、ロードバイクに装着するまでのインプレッションをお伝えしていきます。

V10L-800の開封レビュー
V10L-800のスペックと価格
V10L-800はリモコンが使える！※別売り
V10L-800を取り付け(レックマウント)
V10L-800の全体を通してのインプレッション
V10L-800の購入リンクはこちら

V10L-800の開封レビュー

内容物は、本体(V10L-800)、GacironV2ブラケット(H07P)、MicroUSBケーブル — 内容物は、本体(V10L-800)、Gaciron新ブラケット(H07L)、MicroUSBケーブル

V10L-800の本体側面の写真。エンジニアリングプラスチックとアルミ素材を使用しており、しっかりしています。

V10L-800の本体上面の写真。スマートな角形形状と、ネジが露出した無骨なデザインが特徴的です。

V10L-800の本体底面の写真。充電端子はカバーされており、IPX6の防水性能。生産国は中国ですね。

V10L-800には、第２世代の新ブラケット（H07L）が付属します。ラバー式なのが特徴。

2020年以降新しくなったGACIRONの新ブラケットは、つけ外しがやりやすくなりました。

新ブラケットの爪にはバネが仕込まれており、軽い力でロックが外せるんですね。芸が細かい。ただし、ブラケットと本体を合わせるとかなり高さがありますね。

V10L-800のブラケットつけ外しはかなり快適です。ガタツキもほとんどありませんでした。

V10L-800の底面には充電用の端子があります。MicroUSBです。(USB-Cにはならないのかな〜!!)

V10L-800のスペックと価格

V10L-800は最大800ルーメン、6つの点灯モードが切替可能です。 — V10L-800は最大800ルーメン、7つの点灯モードが切替可能です。

基本スペック

●最高輝度：800ルーメン
●サイズ：108×28×27mm
●製品重量：111 g
●投光角度：85度
●照射距離：200 m以上
●防水性能：IPX 6
●ブラケット：GACIRON V2（新ブラケット対応）
●材質：ライトヘッド部：アルミニウム合金6063/後部：エンジニアリングプラスチック
●付属品：ブラケット(H07L)、MicroUSBケーブル、説明書

点灯モード/バッテリー持続時間

V10L-800には7つの点灯モードがあり、電源がONの状態でボタンを軽く押すと、ライトのモードが順番に変わります。

電源をON/OFFするには、ボタンを約0.5~1秒間長押しします。これはガシロンのライトに共通する操作性です。

モード	明るさ	持続時間
Ultra	800 Lm	約1 H 20 min
High	400 Lm	約2 H 10 min
Nomal	200 Lm	約4 H 30 min
Low	100 Lm	約8 H 10 min
Flash	50~100 Lm	約20 H
SOS Flash	–	約5 H
Strobe	800 Lm	約5 H

V10L-800の点灯モードとバッテリー持続時間

ロード乗りデザイナ

個人的にSOSフラッシュモードは要らないかな…笑
800ルーメンで1時間20分は短く感じますが、市街地であれば200ルーメン、400ルーメンで十分です。モードを使い分ければ数時間のナイトライドでも問題なさそうです。

バッテリーインジケーター

V10L-800のボタンは、バッテリー残量によって異なる色のLEDが光り、大体のバッテリー残量を知ることができます。（バッテリーインジケータ機能）

●青い光→残量100-61％
●黄色の光→残量60-21%
●赤い光点滅→残量20-1%

本体保護機能

V10L-800には本体が発熱しすぎた場合の本体保護機能がついています。

Ultra(800Lm)で点灯中に本体温度が65℃以上になると保護機能が働き、自動的にHigh(400Lm)に切り替わります。

その後、本体温度が55℃まで下がると元のUltra(800Lm)に戻ります。また、本体温度が75℃を超えた場合は自動的に電源がOFFになるようになっています。

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回路や光源の破損を防止するための安全装置が入っているんだね。一定時間使ってみましたが、保護機能が働くことはありませんでした。(3月/気温約10℃の場合)

V10L-800はリモコンが使える！※別売り

ガシロンの1000ルーメン以上のフロントライトに付属*してくる「有線リモコン」を接続すると、例えば、ハンドルの手元でライトのON/OFFやモード切替ができます。

これが以外と便利！！

※別売りでも購入できるみたいです。(¥800税込み)

Gaciron (ガシロン) R01JP ガシロンライト用リモコン手元でライト操作

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意外と知られていない、ガシロンの強みのひとつです。慣れると他のブランドでもリモコン欲しくなります(笑)

有線リモコンが使えますが、V10L-800には付属しないので別途買う必要があります。

V10L-800を取り付け(レックマウント)

ロードバイクにV10L-800を取り付けてみました。ガシロンから発売されているライト用マウント「B03JP」を別途購入することで、レックマウント等のGoProマウントに取り付けできます。

GACIRONの通常のマウントは比較的高さがあるため、個人的にはレックマウント等の下部にライトを吊り下げるこの方式がスマートに設置できておすすめです。

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僕はレックマウントを愛用していますが、ガシロンでは公式のアウトフロントブラケットも販売しているそうですよ〜

REC-MOUNTS(レックマウント) Type19 ガーミンキャットアイコンボマウント(両持ちナロータイプ, 下部アダプター付)31.8mm用

Gaciron(ガシロン)　B03JP ガシロンライト用マウント（新ブラケット対応）

レックマウントと、GACIRONのライト用マウント「B03JP」を使用してスマートに設置。

V10L-800の全体を通してのインプレッション

V10L-800の外観は非常になめらかで丁寧な仕上げ。¥5,300 (税込)と格安な割に、かなり高級感を感じます。

GACIRON V10L-800の販売価格は¥5,300(税込)と、競合のCATEYEの800ルーメンのライト「VOLT800」(¥16,000+税)と比べて、約1/3の価格で購入できることになります。

ガシロンは「良いものをより安く」多くの消費者に届けることを社是としており、直営工場のかつてOEMで培った安定生産能力を活かし、世界に向けてまとまった数を販売することでコストカットを実現し、より少ないマージンで安価に明るいライトを提供しています。

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この品質のライトがこの価格で買えるのか…。さらに、ガシロンの最大の魅力は実は「迅速で手厚いカスタマーサポート」なんですよね。

また、GACIRONの日本総代理を務めるGaciron Japanが出品する製品*(※並行輸入は対象外)に関しては全ての製品で一年保証が付属しており、万が一故障した場合は購入から一年間、Gaciron Japanに連絡するとすぐに無償修理、または新品のライトと交換の保証が受けられます。

巷には安価で品質の悪いノーブランドのライトが沢山販売されていますが、ガシロンはそれらと明らかに一線を画しています。Gacironのライトに慣れてしまうと、安価なノーブランド品や、逆に高価な他社ブランド品のライトから手が遠のいてしまうかもしれません。