公式LINE@ができました!ぜひフォローお願いします!

ロードバイク乗りが厳選するおすすめラテックスチューブ。最速・最軽量を目指すならコレを使え!

レビュー/インプレ

ロードバイクで使われるチューブは2種類に大別することができます。それが、「ラテックスチューブ」と「ブチルチューブ」です。この2種類はどう違うのでしょうか?そして、なぜラテックスチューブを愛用する人が多く存在するのでしょうか?

ロード乗りデザイナ
ロード乗りデザイナ

この記事では、自転車のタイヤで使われるチューブの素材の違いにフォーカスし、さらにはロードバイク乗りでラテックスチューブ愛好家の筆者が、おすすめのラテックスチューブを3種類厳選し、ご紹介します。

ラテックスチューブとは?

一般的な多くの自転車で使われているチューブは「ブチルチューブ」と呼ばれるもので、ブチルゴム(=合成ゴム=人工的に作られたゴム)の素材でできたチューブです。

それに対して、ラテックスチューブは、ラテックスゴム(=天然ゴム=ゴムノキの樹液から生成される自然のゴム)を原料として作られたチューブです。

ラテックスチューブの特徴

ラテックスチューブには、以下のような特徴があります。

メリット
  • 乗り心地が良い(=しなやか)
  • 転がり抵抗が低い(=高効率)
  • 軽量である
  • 耐パンク性が高い傾向にある
デメリット
  • 価格が高価
  • 空気が早く抜けてしまう
  • カーボンリムの光熱に弱い
ラテックスチューブの特徴とベネフィット
  • 高いエネルギー伝達性能と耐パンク性能を持っている
  • 高い快適性で路面感覚が伝わってくる感じ
  • 最適化された転がり抵抗でタイムを極限まで突き詰める
  • ただし、価格が高い上に空気の抜けが速く、維持管理コストは高い
  • ブレーキング時の高熱に弱く最悪の場合バーストしてしまうので、カーボンリムのリムブレーキで使用するのは危険な場合がある(メーカーは非推奨の場合が多い)。

おすすめのラテックスチューブランキング3選!

それでは、ラテックスチューブの中でも、特に人気のある製品を5つご紹介します。人気があるこれらのラテックスチューブは、ただ単に人気なだけでなく、メーカーとしての信頼感やカスタマーレビューを見ても非常にいい製品であると評価のできるものです!

もしよければ、あなたが初めてのラテックスチューブを選ぶ際の参考にしてみてください。

第3位:ソーヨータイヤ(SOYO TYRE) LATEX TUBE

日本の競輪競技において使用が許可されている唯一のタイヤ・チューブメーカーである「ソーヨータイヤ」のラテックスチューブ。下で紹介している他のラテックスチューブと比較しても厚みが薄くより軽量で、漕ぎ出しの変化をきっと体感できるでしょう。

特徴

  • サイズ:700×23C-25C/700×28~32Cの2種類
  • バルブ長:約42mm(一般的な高さのアルミリムに適合) 、55mm(ミドルハイトのリムに適合)の2種類
  • 重量:60g程度
  • バルブコアの取り外しが可能

値段(1本あたり):3,473円〜(Amazon

Customer Review

デュラ英介
デュラ英介

さらなる軽い走りを追求してついにLatexTubeに至りました。その柔らかさで、路面からの突き上げは無くなり、ライディングに集中できるようになりました。空気抜けは6時間で10psiほど減りますので、走る前の空気入れが必須です。

神埼 ソラ
神埼 ソラ

このチューブに変えて乗り心地は最高になりました。
タイヤを良いモノにするより、このチューブにした方が絶対に良い!

市丸 豪
市丸 豪

品質、軽さ、走りの質は申し分ありません。
当方不手際により2回もこのチューブをパンクさせております。
いずれも、ぺったんこになってしまったタイヤに空気を入れ直す際です。原因はおそらく、このチューブ最大の武器である「薄さ」が仇となり、空気がすべて抜けてしまった時にビートとリムの間にチューブが入り込んでしまったからではないでしょうか。
0気圧から空気を入れ直す際は要注意です!

第2位:MICHELIN(ミシュラン) AIR COMP A1 Latex

世界有数のタイヤメーカー、ミシュランの作るラテックスチューブ。しなやかなラテックスチューブを採用し、路面追従性とショック吸収性がアップ。ラテックスチューブ特有のしなやかな乗り心地を存分に体験できます。

特徴

  • サイズ:700×19C-23Cの1種類 (※25Cのタイヤには正式には非対応)
  • バルブ長:約40mm(一般的な高さのアルミリムに適合) or 60mm(ミドルハイトのカーボンリムに適合)の2種類があります
  • 重量:85g程度
  • バルブコアは取り外し不可

値段(2本セット):4,150円〜(Amazon

Customer Review

デュラ英介
デュラ英介

踏み出しが軽く、しなやかで細かい振動が伝わらない感じです。

走行音も膨らんだ風船に音が響くような音で、ザァー♪、から、コォー♪に変わりました。

また、ショックの伝わり方が独特で、耳栓をした時のような印象
細かい振動が消されて大き目の突き上げだけが伝わって来る感じです。

市丸 豪
市丸 豪

空気は1日で確実に減るので、毎日入れなおすのが日課になり少々面倒かも。
(フロアポンプで7回前後入れています。)

神埼 ソラ
神埼 ソラ

体感でわかる程に、乗り心地が変化します。明らかに滑らかになります。交換して良かったです。ラテックスとしては、少々重いそうですが、少し重い分丈夫であれば、問題なしです。

第1位:Vittoria(ヴィットリア) ラテックスチューブ

世界有数のタイヤメーカー、ヴィットリアの作るラテックスチューブ。サイズ展開が豊富で、19-23C、25-28C、30-38Cの3サイズがあります。どのサイズにおいてもチューブは軽量で、ラテックスならではのしなやかさも相まって、乗り心地の明らかな変化を体験できるでしょう。バルブコアの取り外しができるため、バルブエクステンダーの利用も可能です。

特徴

  • サイズ:700×19-23C、25-28C、30-38Cの3種類
  • バルブ長:約40mm(一般的な高さのアルミリムに適合) or 60mm(ミドルハイトのリムに適合)
  • 重量:85g程度(25-28cの場合)
  • バルブコアの取り外しが可能

値段(2本セット):4,150円〜(Amazon

Customer Review

市丸 豪
市丸 豪

確かに乗り心地がかなり良くなりました!地面からの微振動が劇的に減った!お尻に非常に優しいです。しかし空気圧は6時間で1キロ位減る感じです。一週間後にはほぼ0に。まあこれは最初からわかっていた事ですが……

神埼 ソラ
神埼 ソラ

ブチルチューブからラテックスチューブに変えた時の変化がよくわかります。ダンシングをした時の滑らかさや、普通に走っている時もとても滑らかで漕ぎ出しも軽いです。チューブだけでこんなに変わるとは思っていませんでしたので変えて良かったと思います。

朝倉リリス
朝倉リリス

Rーairからの交換です。若干ではあるがラッテクスチューブの方が乗り心地良く疲れないです。
空気抜けは早いけど、特性を理解して使えば問題ないと思います。

ラテックスチューブの重量の差について

ブチルチューブよりもラテックスチューブの方が重量が軽くなります。

なぜラテックスチューブが軽いのか?というと、ラテックスは『ゴムノキ』の樹液を原料とした天然のゴムであるため、ブチルチューブで使用されているブチルゴム(=石油から人工的に作られたゴム)よりも柔らかく、しなやかで、よく伸びるのです。

そのため、よく伸びるラテックスゴムを使用したラテックスチューブは、結果的に少ない素材で十分な耐パンク性能を持つ、丈夫なタイヤチューブを作ることができるんですね。

例えば、イタリアの大手ブランド、「VItria(ヴィットリア)」のチューブで比較してみましょう。彼らの作る一般的なブチルチューブである「Vittoria Ultralite Butyl Tube」の重量は約130グラム。
それに対して、ラテックスチューブの「Vittoria competition latex」の重量は わずか約76グラムです。

その差、約56グラム。回転体の外側に位置するタイヤ及びチューブの重量は、ロードバイクの走行性能に大きな影響を及ぼしますから、この56グラムの差(前後で110グラム以上の差になります)は、想像するよりもかなり大きなものになります。

ただし、ラテックスチューブはブチルチューブに比べ空気の抜けが早いです。乗車前には毎回、空気圧をチェックするようにしてくださいね。

転がり抵抗の差について

チューブの種類による転がり抵抗の差については、他社サイト「bicyclerollingresistance」の記事で検証が行われている情報がありました。

この検証によりますと、ラテックスチューブである「Michelin AirComp A1 Latex」の転がり抵抗が、テストした4つの中で最も低いという結果になっています。他にもインターネットを調べると、同様の検証の情報を多く見ることができます。

参考:https://www.bicyclerollingresistance.com/specials/panaracer-r-air

その他のどの検証でも、やはりブチルチューブの転がり抵抗は、ラテックスチューブに勝つことは難しいようです。このことから、走りのパフォーマンスを突き詰めたいローディーは、ブチルチューブよりもラテックスチューブを選択する人が多いことにも、納得がいきますよね。

乗り心地が良くなることについて

ラテックスチューブに変えたホビーライダーの多くが満足点として上げるのが、この「乗り心地が良くなる」という点です。この、乗り心地がよくなるという現象も、ラテックスゴムの持つしなやかでよく伸びるという性質に基づいています。

  • 「タイヤのグリップ性能が上がった感じがする」
  • 「タイヤが転がるときの路面音がマイルドになって、その分ロスが少ないように感じる」
  • 「路面の振動をよりリアルに感じられるようになったのに、ガタガタとした悪い振動はカットしてくれているイメージ」

僕が実際に使用して感じた変化は、このあたりになります。
乗り心地はフィーリングなので、ぜひ一度乗って試していただければと思います!

コメント

タイトルとURLをコピーしました