Shimano(シマノ) RX8のレビュー・インプレ|グラベルシューズの重量と価格・サイズや特徴は?

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」 サイクルシューズ
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2019年10月。SHIMANO(シマノ)より新しいグラベルロードバイクシューズ、RX8(SH-RX800)がリリースされました。超軽量・スタイリシュで、ロードバイク用シューズに近い見た目ですが、しっかりグラベル用途に最適化されています。

この記事では、SHIMANO RX8のレビュー・インプレッションとともに、シューズの重量や価格、特徴などに渡ってお伝えします。

SHIMANOの新しいグラベルラインナップ

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」
SHIMANO RX8 Women’s

シマノのサイクリングシューズラインナップには、以下のようなシリーズが存在しています。

  • ロードレース RCシリーズ
  • ロードオールラウンド RPシリーズ
  • ロードツーリング RTシリーズ
  • シティツーリング CTシリーズ
  • トライアスロン TRシリーズ
  • クロスカントリー XCシリーズ
  • マウンテンツーリング MTシリーズ
  • クロスマウンテン XMシリーズ
  • エンデューロトレイル MEシリーズ
  • オールマウンテン AMシリーズ
  • グラビティ GRシリーズ

こうして見ると種類が非常に豊富。サイクリングといえど細かく細分化されていることがわかります。そして、このラインナップに新しく加わったのが、

グラベル/アドベンチャー RXシリーズ

です。こちらは、XCシリーズやMTシリーズなどに似たオフロード向けの機能を備えています。しかし、その軽量さや空力に対する配慮はロードバイク向けシューズそのもの。最新のグラベルレースに対応した新ジャンルのシューズラインナップとなります。

ロードシューズに近いスタイリッシュな見た目

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」
SHIMANO RX8 シルバー|ロードバイク向けシューズに非常に近い、スタイリッシュなフォルム

このRXシリーズ(現在はRX8のみラインナップ)は、オフロード向けの機能とオンロード向けの機能が組み合わさっています。

例えば、ブロックが配置され歩行に配慮されたソールの突起や、MTB用SPDペダルに対応したクリートはオフロード向けの特徴。

逆に、スタイリッシュで継ぎ目の少ない空力に配慮されたアッパー、強靭で軽量なカーボンコンポジットソールなどは、ロードレーシングモデルに似た特徴です。

一見、ロードバイク用のRCシリーズたRPシリーズと見間違えるような見た目ですが、ソールやクリートに違いが見えるといった次第。グラベルロードやオールロードという新ジャンルバイクが流行っている中で、ロードバイク用シューズの「圧倒的な歩きにくさ」や「使用に対するハードルの高さ」を緩和した、和洋折衷的なシューズといえるでしょう。

次項では、このグラベルレーシングシューズ「RX8」の機能について詳しく解説します。

シマノRX8の機能性

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」
Boaテクノロジー社のBoa®フィットシステムを各1基ずつ装備

現在、シマノのグラベルレーシング向けのRXシリーズで唯一のラインナップが「RX8」となっています。さらに、このモデルは限定モデルとされており、研究開発が継続されるかは、このモデルの売れ行きや需要から判断されることになるのかもしれません。

では、RC8の機能性についてお伝えします。

秀逸なBOA(ボア)システム

シマノRC8は、Boaテクノロジー社が開発したBoa®フィットシステムを採用しています。これは、ダイヤルでリールを巻き取るようにシューズのアッパー部を収縮させることで、足に密着したフィッティングを得ることができます。

また、リリース(開放して緩ませる)ことが非常に簡単で、革新的なフィッティングシステムとして多くのサイクリングシューズに使用されています。

RX8には、デュアルマイクロアジャスト機能付きBoa®IP1 を左右それぞれ1基ずつ搭載し、素早く正確な締まり具合の微調整を可能にしています。

高品質なアッパー素材

アッパー素材は、耐久性に優れた、しなやかな合成皮革を使用しています。これは、シマノの他のロードシューズ等にも使用されており、耐久性を持ちながらも僅かに柔らかさを持ち合わせています。着用しているうちに足にフィットしていくような、そんな優れた素材です。

一見シンプルで何の装飾もないブラックORホワイトに見えますが、光に当てるとかすかにカモフラージュ柄を見ることができます。このように、見た目も非常に格好良くまとまっています。

グラベルに最適化されたソール形状

ロードレース用のRCシリーズと大きく違う点がこれです。ソールのメイン素材にはカーボンファイバーが使われています。その上に、軽量で耐摩耗性に優れたTPU素材のブロックパターンが配置されています。これによって、ペダリングのしやすさと歩きやすさが丁度よいバランスで両立されています。

グラベルレースでの使用に最適化されたこのシューズですが、丁度よい歩行性能と軽さから、街乗りにも最適かもしれません。

ソール剛性は10!

カーボンファイバーを使用したカーボンコンポジットソールは非常に強靭です。シマノでは、ソールの剛性を1から12までの12段階で表す指標を発表しています。

RX8のソール剛性は「10」で、他のラインナップと比較すると、ロードレース用コンペティションシューズ「S-PHYRE RC9」の次に並ぶ、2番目に強靭なソールを備えていることになります。

シマノのソール剛性の一覧表

ロードレース用シューズである「RC7」のソール剛性も10です。このソールはペダルを踏み込んだ際のしなりが少なく、ペダリングのパワー伝達効率を上げるのに役立ちます。

しかし、一部のビギナーや使い始めの場合には、余計な足の疲労感を感じてしまう場合もあるでしょう。ここはギブアンドテイクが必要な部類なので、力の伝達よりも、快適性や歩きやすさを重視する場合は、他のラインナップを選んだ方が無難かもしれません。

クリートはSPDに対応

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」
MTB向けのShimano「SPD」のクリートを装着可能

RXシリーズのシューズはグラベルレース向けのシューズです。ペダルは、MTB向けのSPDペダル(2つ穴)のクリートに対応しています。

残念ながら、ロードバイク向けのSPD-SLには非対応です。アダプターを介することで無理に着用することは可能でしょうが、せっかくの歩行性能が犠牲になることから、個人的にはおすすめしない方法です。

SPD-SLペダルを使用したいのであれば、私は「RC7」をおすすめします。

シマノRX8のサイズとフィット感は?

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」
シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」

シマノRX8のサイズは、レギュラーフィットで40〜44までのサイズがラインナップされています。残念ながら、「41.5」などの細かいハーフサイズラインナップはありません。これは、フィッティングを考えるにあたって非常に悩ましいポイントです。

シマノRX8のサイズラインナップ

40(25.2cm)
41(25.8cm)
42(26.5cm)
43(27.2cm)
44(27.8cm)

フィット感は、やや先端が細めの設計となっています。あなたが日常的にワイドモデルを着用しているなら、RX8を履き続けることでなんらかの支障が出る可能性が否めません。

ワイドモデルは無いの?

シマノの他のロードシューズなどで標準(レギュラーモデル)の他にワイドモデルをラインナップすることもあります。しかし、RX8にはワイドモデルはありません、今の所は。

今回のRXシリーズは限定モデルとして販売されていますが、来年以降も継続的にラインナップされるのであれば、その際は是非ワイドモデルもラインナップしてくれることを望みます。

ウィメンズモデルは無いの?

日本のシマノ公式サイトには、RX8のウィメンズモデルは記載されていません。にも関わらず、楽天ではウィメンズモデルのRX8が販売されています。

理由を調べてみたところ、海外向け製品としてのみ、ウィメンズモデルのRX8を販売していることがわかりました。

サイズは、37(23.5)〜43(26.5)まで用意されています。楽天では、海外から仕入れるために、納期は2~4週間かかるとの記載がありました。価格も、国内正規品よりも高額になっていることが多いです。

シマノRX8の重量は?

RX8は軽量なシューズに仕上がっています。実際の重量は、42サイズで約265グラム(g)です。

RX8とその他シューズの重量比較(42サイズ)

RC9 243g (ロード向けハイエンド)
RC7 245g (ロードコンペティション)
RP3 261g (ロードオールラウンド)
RX8 265g (グラベル)
XC5 298g (クロスカントリー/シクロクロス)
XC9 330g (シクロクロス向けハイエンド)
ME3 343g (エンデューロ/サイクリング)
MT5 348g (マウンテンバイク)

マウンテンバイク向けのシューズや、シクロクロス/クロスカントリーなど、他のオフロードシューズラインナップと比較するとかなり軽量であることがわかります。実際に履いてみると、この確かな違いに気付けます。

シマノRX8はどんな人におすすめ?

シマノの新しいグラベル用サイクリングビンディングシューズ「RX8」
SHIMANO RX8 ブラック

シマノRX8は、グラベルレース及びアドベンチャー用のサイクリングシューズとしてラインナップされています。近年流行りの「オールロード」と呼ばれるジャンルのバイクと合わせるのに最適です。

そこでネックとなるのが、SPD-SLペダルが使用できないという点です。グラベルロードでもSPD-SLペダルを使用したいのであればRX8は最適とはいえません。

このシューズは、SPDに対応することで歩行性能とペダリング効率のバランスを実現しています。ここに魅力を感じているのであれば間違いのないお買い物になるでしょう。

グラベルロードのみならず、ロードバイクに合わせても良いと思います。裏側を見なければ、見た目はほとんどロードバイク用のシューズそのものですからね。

例えば、着け外しのしやすさ・歩きやすさを重視していて、SPD-SLではなく「SPD」を使用している街乗りロードバイク乗りに推奨できます。SPDペダル用シューズの中では比類ない軽さとスタイリッシュな見た目、高いソール剛性を誇ります。

また、輪行で旅をする方にとっても、履き替え用のスニーカーを持っていかなくて済むようになる可能性を秘めたこのシューズは魅力的に映るのではないでしょうか。

シマノRX8の価格とラインナップ

RX8の国内販売価格は、28,738円 (税込)です。

2種類のカラー

ブラック、シルバーの2種類

以下の通販サイトで購入することができます!

*出品数が少ないので、時期によって価格が変動、及び出品が停止する場合もございます。ご了承ください。

ウィメンズモデル(海外展開のみ)は1色

海外モデルは、日本国内では5万円台で販売されています。(2019/10/08)これは、次第に値下がりするだろうと予想しています。

ウィメンズモデルは楽天のみ出品されていました!

*現在かなり高値で取引されています。出品数が少ないので、時期によって価格が変動、及び出品が停止する場合もございます。ご了承ください。

5種類のサイズ

40(25.2cm)|41(25.8cm)|42(26.5cm)|43(27.2cm)|44(27.8cm)

仕様

モデル番号SH-RX800
シリーズSHIMANO
モデルイヤー2020.0
ラインアップイヤー2020
性別メンズ
セグメント/カテゴリーオフロード/グラベル/アドベンチャー
製品名RX8 ※限定モデル
カラーシルバー、ブラック
サイズ標準:40 ~ 44
クリートタイプSPD
ラストタイプシマノ ダイナラスト
剛性指数10.0
最適なペダルPD-M9100, PD-M8100
特長_一体感のあるアッパーデザイン
特長_ヒールスタビライザー
テクノロジー_SHIMANO DYNALAST
テクノロジー_Silvadur®
クロージャーBoa (IP1) 1個、ストラップ 1本
アッパー素材合成皮革+メッシュ
アウトソール素材カーボンファイバー コンポジット
標準インソール高密度のカップインソールと順応性の高いアーチパッド
男性用の実際の重量(サイズ:42)265 g

参照リンク

シマノ
VeloNews
CYCLINGTIPS
Cycling MAGAZINE

まとめ

ここまで、SHIMANO(シマノ)のグラベル/アドベンチャーラインナップとして新しく登場したRC8について、検討するべきほぼすべての点について見てきましたが、いかがだったでしょうか。

総合的に評価すると、今回もシマノは非常に良い仕事をしたと評価せざるを得ません。私自身もシマノのロードシューズを使用していますが、近年のシマノのアイテムはクオリティとデザイン、機能のすべてにおいて高い次元でまとめているように感じます。あなたも、サイクリングシューズ選びの選択肢に、シマノを入れてみてはいかがでしょうか。

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