ロードバイクに長年乗っていると、落車してしまうことや、自転車を不意に倒してしまうこともあるだろう。そんな時、もっとも傷が付きやすいのが、「STIレバー」ではないだろうか?特に、ひと世代前の105シリーズ、ST-5800は、落車すると一発でネームプレートの部分がイカれてしまうことも。
この記事では、そんな傷ついたSTIレバーをたった1000円程度で新品のように蘇らせる方法を紹介する。
すっげえ怪しいんだけど…
そう思うのも無理はない。STIレバーだけ交換したとしても普通は数万円かかるからね。でも、騙されたと思って見てみてよ。
落車して傷ついたSTIレバー
落車して失った”105の看板”
一年以上前になるが、深夜に仲間と4人で走行中、前方を走っていた人が落車し、それに突っ込む形で落車したことがあった。
STIレバーはぐにゃっ!と曲がり、ネームプレート(105 マークが書いてあったところ)は割れ、損失。写真のようにレバーの中が丸見えの残念な状況になってしまった。
高い修理費用に足踏み…。
STIレバー片方交換するだけでも、一万円弱(ST5800の場合)するし、これを機にアルテグラに変装するならば、三万以上はざらに飛ぶ。
このタイミンングでの予期しない出費要素に、迷い…。
とりあえずはこのままでも良いかと、
この状況のまま一年近く乗ってきたのだが…。
とても良いものを見つけたんだ。
ネームプレートだけ買えるなんて知らなかった!
ある時、アマゾンを漁っていた時のこと。
900円くらいで売り出されていたのを見つけたのが、
この「STIネームプレート」だ。
まさかこんな細かいパーツですら
ストックがあるとは思いもしていなかった!
シマノのスモールパーツの豊富具合には脱帽レベルだ。
SHIMANO ST-5800用
私はAmazonで購入したが、楽天やヤフーでも売られている。型番によってネームプレートの形も異なるので、間違えないように注意が必要だ。
右側
左側
ネームプレートの取り付け方法
スモールパーツを自分で取り付けると聞くと大変なイメージがあるかもしれないが、実際にやってみたところ思いの外簡単な仕組みで取り付けれれていることが分かった。
実際に取り付ける手順をさらっとご紹介。
まず、レバーを全開まで開けられるようにするため、
フロントブレーキのボルトを緩めてワイヤーをフリーにする。
(左側を交換する場合はリアブレーキワイヤーを緩める)
ワイヤーを緩めるとこのように全開にできるので、
新しいネームプレートを差し込む。
付属のビスで二箇所固定する。
(とても小さいサイズの六角レンチを使用)
ネームプレートが新品に戻った!
ブラケットカバーにも損傷がある場合は、シマノからブラケットカバーも買うことがでる。
レバー本体自体の故障は残念ながらレバーごと交換するしかなさそうです。
まとめ
いかがだっただろうか。レバー本体の故障はどうにもならないとはいえ、ネームプレートの傷や破損で悩まされていた方にとっては試す価値はあるだろう。
送料を含めても千円ちょっとで交換ができる。
今回ネームプレートの交換を行ったST-5800は今年新しいモデル(R7000)へと刷新され、旧モデルとなった。
まだ一、二年の間はパーツが流通しているとは思うが、昔のパーツだと在庫がなくなると入手困難になる可能性がある。これからも長い間コンポーネントを使い続けるつもりなら、あらかじめ補修パーツを購入しておくのがおすすめだ。
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