日本と海外の自転車を見ていて、
違和感を覚えることはありませんか?
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/IMG_8953.jpg)
右がフロントブレーキなのは
日本だけ?
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/79661948-E38C-470A-99D4-9C696C048F4C-35091-00000B06E19E3E70.jpg)
ロードバイクのブレーキ、
日本では右前・左後ろが主流
だが。
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/C414E223-349F-495E-B8BD-269E98E2F525-35091-00000B081F6581D4.jpg)
海外の自転車の映像を見ると
必ず左前・右後ろになっている
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/sayapon20151005094013_TP_V.jpg)
なぜ、日本では右が
前ブレーキなの?
その訳は。
ハンドサインが
理由?!
自転車におけるハンドサイン(手信号)とは、
走行中に、これから止まる・曲がるなどの
動作を腕の動きで後続車に伝え、
安全の向上と意思疎通を図ります。
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/archive_handsign_08-950x713.png)
ハンドサインは右手で行う
この際ブレーキは片方使えない
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/brake01.jpg)
もし、この時使えるのが
前ブレーキのみだったら…
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/7d52bdf4dbb768bd92c0675f946bde01_t-e1509889013982.jpeg)
危険ジャックナイフ!
前につんのめって転倒の恐れ
後ろブレーキで減速しながら右手で
ハンドサインが出せるように
右手がフロント・左手がリアブレーキに
なっているという説。(諸説あり)
後ろブレーキが右手の海外は
ハンドサインの時危ない?
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/20170828001855.jpg)
大丈夫、
そんな事はない!
なぜなら。
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/HandSignals2.jpg)
海外でのハンドサインは
「左手で行うのがルール」
場合によって、左右を
使い分けることも
さらに。
ロードバイクの前ブレーキは
左レバーからワイヤーが流れる
ように設計されている
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/sIMGP3636.jpg)
右からだとケーブルが湾曲し
ブレーキタッチが重くなる
日本の軽快車のブレーキは
右側から流れるような造り
ロードバイクとは逆。
日本の軽快車(いわゆるママチャリ)では、元々
右側からケーブルがくるのを想定して作られている。
ロードバイクで右前・左後ろにすることは、
本来の使用法にはそぐわない。
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/shutterstock_554903755.jpg)
右が前?左が前?
結局どっちが良いの?
右レバーが前ブレーキ(日本式)
・右手でハンドサインをしている際に安全
・二輪車や軽快車で普段から慣れている人が多い
・普段走行時の緊急ブレーキで利き手(右)が出てしまうと危険
・ケーブルの取り回しが悪くなる
左レバーが前ブレーキ(海外標準)
・普段走行時緊急ブレーキ(右)してもジャックナイフを防げる
・ケーブルの流れがスムーズで引きが軽くなる
・普段日本式に慣れている方には大きな違和感
・右手でハンドサインする場合は危険が高まる
ロードバイクでは、世界標準
の方がメリットが大きい
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2019/03/8-13.jpg)
日本式に慣れている方が
無理に変える必要はない
現状では、スポーツバイクでも日本式に慣れている方が大半だ。
昔からロードバイクに乗っている方や自転車屋のスタッフの方は
世界標準である左前・右後ろにしている方が多い。
ロードバイクに拘りたい方は試してみるといいだろう。
自転車屋さんでも了解して施工してくれる。
どちらにしても、本当の標準とメリット・デメリットを理解した上
で使用していくことで、自転車への理解がより深まっていくだろう。
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