当記事では、2021年9月に正式発売された新型デュラエース(DURA-ACE R9200 Di2)の重量を測定したという海外の記事を参照し、このコンポーネントがどれだけ軽量なのかについて実測値をもって検証します。
まず、参照した海外の記事がこちら。(BIKERUMOR!)
アメリカ・アリゾナ州に店舗を構える、ハイエンドバイクと軽量パーツの専門店「Fair Wheel Bikes」は、新型デュラエース R9200シリーズのコンポーネントを手に入れたので、重量を測定することにしたのだといいます。
まずはじめに結論から。
今回計測された、DURA-ACE R9200 Di2の各パーツの重量の実測値は以下のとおりでした。
Dura-Ace9200Di2の重量、実測値
パーツ | 実測値 (g) | ※備考 |
---|---|---|
クランクセット | 678.3 | クランク長:172.5mm、チェーンリング50 / 34T、ボトムブラケットなし |
カセットスプロケット | 222.2 | 11-30T 12スピード |
チェーン | 268.9 | 12スピードXTRに使用されるのと同じCN-M9100チェーン |
シフター | 367.6 | 左右ペアの重量 |
フロントディレイラー | 93.6 | |
リアディレイラー | 215.2 | |
バッテリー | 52.2 | |
通信ケーブル | 21.0 | ディレイラーからバッテリーにつながるワイヤー |
キャリパー(前) | 144.3 | デフォルトの長さのワイヤー込み |
キャリパー(後ろ) | 145.1 | デフォルトの長さのワイヤー込み |
ローター(140mm) | 87.5 | |
ローター(160mm) | 107.3 |
コンポーネントの重量測定はクランクセットから。クランク長172.5mm、チェーンリングは50 / 34Tで、ボトムブラケットの重量は含まれずに、678.3gです。
今回計測したセットには、11-30Tのスプロケットが同梱されていたようです。はかりは222.2gをさしています。
このデュラエースで使用される12速のチェーンは、シマノのマウンテンバイク向けコンポーネントXTRと共用です。この、M9100チェーンの重量は268.9gでした。
シフターのペア重量は367.6g。
Shimano Dura-Ace R9200 Di2のディレイラーの重量は、フロントが93.6g、リアが215.2gになります。
Dura-Ace R9200シリーズはワイヤレスシフターを備えていますが、前後のディレイラー及びバッテリー間はワイヤーで接続されています。内蔵されるDi2バッテリーの重量は52.2g、接続用のケーブルは21gでした。
Dura-Ace R9200シリーズの油圧ディスクブレーキキャリパーは、フロント用が144.3g、リア用が145.1gでした。この重量には、予めオイルが充填された状態で届く、デフォルトの長さのケーブルの重量も含まれているようです。
このデュラエースで使用されるディスクブレーキローターは、シマノのマウンテンバイク向けコンポーネントXTRと共用パーツとなります。ローターの重量は、140mmローターで87.5g、160mmローターで107.3gでした。
当記事は、海外でリリースされている注目の情報を日本人向けに広く共有するために作成しています。貴重な情報を発信しているBIKERUMOR! と、画像を提供してくれたFair Wheel Bikes に謝辞を述べさせていただきます。
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