2021年モデルのTREK(トレック) MADONE SLRが発表されたので、早速スペックや特長 ・2020モデルからの変更点を一緒に確認していきましょう。
TREK MADONE SLR(2021)

TREKのエアロレーシングバイクであるMADONE(マドン)シリーズは形状や見た目に大きな変更はありませんが、フレーム素材/ホイール/ハンドル等が刷新されました。
剛性を保ったままフレームやその他各パーツが更に軽量化されており、2020モデルと比べて最大450gも軽量化されているんだとか。詳しく見ていきましょう。
新素材 800 Series OCLV カーボン

MADONEの最軽量モデルであるMADONE SLRでは、「800 Series OCLV カーボン」を素材に用いています。この素材は、従来のカーボンファイバーよりも30%強度がアップし、従来と同じ強度のバイクをより少ない重量で実現できます。
2020モデルで使用されている素材は「700 Series OCLVカーボン」であり、700 → 800 へと素材がアップグレードした形です。TREKは、800 Series OCLVを「これまでで最高のカーボンレイアップ」と主張しています。
フレーム重量は、従来の剛性を保ったまま約80g軽量化されているそうです。
ホイールやバー/ステムも刷新し大幅な軽量化
2021年モデルのMADONE SLRで注目すべきは、フレーム以外の付属パーツではないでしょうか。特にボントレガーの新作ホイールや一体型コックピットが選択できるようになり、軽量化に大きく貢献しています。
ボントレガー新作超軽量ホイール「Aeolus RSL 37」

ディスクブレーキ専用設計となり、リム高を30%増やし、15%速くなり、軽量化もされた。2020年モデル搭載のものと比べ約100g軽量化されているということです。
新型ステム一体型エアロハンドルバー「Aeolus RSL Bar/Stem」

新型Émonda SLRでも採用されたステム/ハンドル一体型の「Aeolus RSL Bar/Stem」が オプションで選択できます。風洞実験のデータによると、旧モデルより10%速いことが実証済みとのこと。
標準搭載の2ピースタイプのステム及びハンドルバーと比べ、コックピットだけで160g軽量化されます。
車体全体では前年モデルから最大450gの軽量化
他にもボトムブラケットがT47に変更となり、軽量なP1 Select塗装が使用されます。2020モデルから2021モデルの間で最大450g軽量化されており、これらをパーツ毎に分類すると以下のようになります。
OCLV 800フレームに軽量塗装、新型ホイール&バーステムを搭載した仕様はProject Oneからオーダー可能です。通常の完成車では上記の構成にならないので注意が必要です。
MADONE SLR(2021モデル)のカラーリング
Project One以外の標準で用意されているカラーリングは以下の通りです。Madone SLRで3種類、コストダウンモデルのMadone SL 6でも3種類用意されています。
Madone SLR



Madone SL 6



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