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BMCチームマシンSLR(2021)のインプレ | 重量や変更点は?

レビュー/インプレ

2011年に初めて登場したBMC Teammachine SLR(チームマシンSLR)は、目新しいフォルムと最新のテクノロジーを引っ提げた、当時最高レベルのロードバイクでした。

BMCが誇る「TCC (しなりを調整する設計思想)」や「ACEテクノロジー(新しい幾何学的構造を用いた成形技術)」が初めて使用されたのもこのバイクでした。

2011年の登場以来何度か進化を重ねてきた Teammachine SLRですが、早速発表された2021年モデルを見ると、過去最高の予感を感じずにはいられません!見ていきましょう。

2021モデル、過去最高のチームマシンへ

2021 BMC Teammachine SLR 01

進化したACE+(エースプラス)テクノロジー

2021年のTeammachine SLRは引き続きACEテクノロジーを使用していますが、今回はACE+(エースプラス)と呼ばれるものとなりました。

ACEとは(Accelerated Composites Evolution)の略称であり、プロトタイプの何千もの異なる構成をシュミレートすることで、剛性、重量、コンプライアンスの最高の組み合わせを提供する自転車を作成するためのコンピュータープログラムです。

ACE+はこれまでのACEテクノロジーに「空気力学」の要素が付加され、進化を遂げています。同時にこれは、BMCがこのバイクを「過去最速のTeammachine SLR」と主張するための根拠となっています。

進化したエアロダイナミクス「Aerocore(エアロコア)」

ACE+で追加された空力部分の変化は、エアロダイナミクスを改善するように新設計されたボトルケージシステムである「Aerocore(エアロコア)」から見て取れます。

ボトルを使ったほうがエアロダイナミクスが向上するバイク

多くのライダーは、自転車に乗る時はボトルを入れて走りますよね?BMCは、他のエアロバイクが、水筒を付加しただけで空力特性を大きく損なうことに注目し、あらかじめボトルを装着することを想定して全体的に設計を見直しました。

そのため、新型Teammachine SLRでは、ボトルを使用することで、実際に空力特性が向上します。市販の全てのボトルでどのような変化があるかは定かではありませんが、少なくともそれに気づくのは至難の業ではないでしょうか。

完全内部ケーブルルーティングと一体型コックピット

フレームは完全内部ケーブルルーティングを実現。ハイエンド構成のバイクには、「ステム・ハンドルバー・コンピュータマウント」が一体となったインテグラル(一体型)コックピットが搭載されます。

これの重量は305gであり、従来の組み合わせよりも30%の軽量化を実現し、剛性アップによるハンドリングの強化にも繋がったと主張しています。

ステムは-12.5°に固定されており他の選択肢はありません。90、100、120、130、140mmのステム長があり、ハンドル幅は400mmまたは420mmが用意されています。

下位モデルでは「ICS2ステム」が付属

下位モデルでは、ICS01ステムの最新バージョンである「ICS2ステム」が付属します。前世代のICS01とほとんど同じですが、新型ではより軽量かつ剛性が向上していると主張しています。

こちらは、標準のハンドルバーが利用でき、90mm〜140mmまでのステム長が選択できます。また、ハンドルバーから伸びたケーブルをステムを通してフレームへと通過させることが可能です。

フレーム剛性が向上

フレーム剛性も向上したと言われていますが、実際はボトムブラケットとフロントエンドの一部のみだそうです。BB周りではねじれ剛性がアップし、BMCのステルスリアディレイラーハンガーは、軽量化しながらも耐久性がアップしたとしています。

タイヤクリアランス-より快適なレースマシンへ

2020モデルのTeammachine SLRは、700c × 30mmまでのワイドクリアランスを提供します。もはや最近の標準となったワイドタイヤは路面での快適なライドを後押しするでしょう。

また、BMCによると「Tuned Compliance Concept」により、以前のモデルよりもカーボンレイアップが最適化され、ライダーの全体的な快適性も向上させると主張しています。

重量-前世代から9%(160g)の削減

2020モデルのTeammachine SLRの重量は、フレームが820g、フォークが345g、シートポストが185gと記載されています。(54サイズ)これは、ボトルケージを含む前世代と比較して、最大9%の削減(160g)になると言われています。

サイズ-47〜61cmのフレームを提供

47〜61cmの6つのフレームサイズで構成されたジオメトリチャートを見ることができます。これは、ハイエンドモデルであるICSカーボンビルドと、その他のICS2ステムおよび標準バーを備えたビルドの両方に適用されます。

リムブレーキモデルは廃止?

BMCは最近では当たり前のようにディスクブレーキ専用モデルを発表しており、このバイクについてもリムブレーキモデルは提供されていません。BMCだけでなく他の多くのバイクブランドも同様の方向に船を進めています。


参考リンク/情報源

bmc-switzerland.com
bikerumor.com

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