今年はじめに画期的な3Dプリント技術によって生み出されたサドルを発表したfi’zi:k(フィジーク)ですが、このたび、3Dサドルのラインナップに、新たな2つのモデルを追加しました。
Adaptiveサドルに2モデルが追加
Antares Versus Evo R1およびR3 Adaptive で、カラーリングはブラックのみ。既に販売されていたAntares Versus Evo 00 Adaptiveと同様の3Dフォームを配置し、ベースとレール素材を変更して価格を下げたモデルとなります。
アダプティブシステムは、座面全体にわたって人間工学に基づいて3D印刷されたフォームを配置しており、多くの人に適応できるように設計されています。
フィジークによると、この3Dクッションは快適性を高め、重量の節約し、パフォーマンス向上に寄与すると説明しています。
これらのサドルは、アメリカのスタートアップ企業Carbon, Inc.が提供する「DLS」と呼ばれる新しい製法で作成されます。プログラム可能な液体樹脂を使用し、紫外光投影などのプロセスを経て繊細で伸縮性のある特殊なクッショが生み出されます。
ADAPTIVEは圧力分布が非常に緩やかで、最も圧力がかかる個所の圧力低下を実現しています。フィジークは、従来のフォームサドルと比較して約60%もの圧力低減に成功したと主張しています。
価格
新たに発売となった2種類のアダプティブサドルの販売価格は以下の通りです。ちなみに、当初より発売されているフラグシップモデルの価格は¥48,000(税抜)でした。
Antares Versus Evo R1 Adaptive
税抜定価 ¥38,300
サイズ:139mm/149mm
サドル長:274mm
幅:139mm/149mm
重量:174g(139mm)/180g(149mm)
75mm幅部分の高さ:58mm
ノーズ先端から75mm幅までの長さ:148mm
レール:10×7mm カーボンブレイテッド
シェル:カーボン強化ナイロンシェル、ウイングフレックス
Antares Versus Evo R3 Adaptive
税抜定価 ¥32,200
サイズ:139mm/149mm
サドル長:274mm
幅:139mm/149mm
重量:209g(139mm)/215g(149mm)
75mm幅部分の高さ:58mm
ノーズ先端から75mm幅までの長さ:148mm
レール:7×7mm kiumレール
シェル:カーボン強化ナイロンシェル、ウイングフレックス
フィジークはこれらのアダプティブサドルを「対面販売限定」とし、通販での販売は行っていないようです。
試乗用サドルの貸し出しを行っている店舗も多いので、サイクリングショップにお出かけの際は是非一度試したいところですね。
参考リンク/カワシマサイクルサプライ (fi’zi:k国内代理店)
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