この記事では、2021年から遂に日本での展開がはじまる”世界最大級の栄養食品ブランド”「SiS (Science in Sport)」から発売されている補給食「Go Energy Bake」の栄養素の解説と、味に関するレビューをお届けします。プロも使用する実力派ブランドの補給食のクオリティはどうでしょうか?
ネタバレになりますが、正直、私は驚きました。プロ仕様なだけじゃない、ホビーユーザーにもおすすめできる、SiSの補給食をご紹介します。
SiSというブランド、知ってましたか?
SiS(Science in Sport)は、イギリス発の栄養食品ブランドです。「SiS」のロゴだけ見たことがある人もいるかもしれません。そうなんです。このブランドは、多くのプロスポーツチームのサポートを行っている、世界最大級の栄養食品ブランドです。
有名なところでは、サイクルロードレース界で並々ならぬ戦績を残した伝説のチーム、「Team SKY(チームスカイ)」(現:Ineos Grenadiers)へのサポートを行っています。
1992年に始まったScience in Sport「サイエンス・イン・スポーツ」というブランドは、名前からも察する通り、最先端の科学技術をもとに、プロ選手の使用に応えるパフォーマンスアップのための補給食を開発しています。
また、SiSの全ての製品ではアンチ・ドーピングに対応しており、ここからもプロが安心して使用できるための姿勢が伺えますね。そしてSiSは、2021年4月に、ついに正式に日本での販売展開を開始することとなりました。
SiSのGo Energy Bake(Goエナジーベイクド)
SiS (Science in Sport)から発売されている補給食のひとつ、「Go Energy Bake」(Goエナジーベイクド)は、従来のよくある「エナジーバー」で見られるパサパサで硬い食感とは異なり、しっとりとした柔らかい触感が特徴の補給食です。
Go Energy Bake1個あたりには30gの炭水化物が含まれており、耐久性が求められる運動時に摂取することで、パフォーマンスアップや疲労への耐久性アップが期待できます。
使い方としては、一時間に1本〜2本程度食べ、ドリンク等も含めて1 時間あたり 60 ~ 90g の炭水化物を摂取することが推奨されているようです。
このGo Energy Bakeも、国際的なアンチドーピング認証プログラムである「Informed Sport」に登録済みです。これは、WADA(世界アンチドーピング機構、本社:カナダ)、JADA(日本アンチドーピング機構)が禁止する物質が含まれていないことを示しています。
Go Energy Bake (Orange) の実食レビュー
「Go Energy Bake」(ゴー・エナジーベイク)には4つの味が用意されており、内訳はイチゴ・バナナ・レモン・オレンジです。今回、SiS (Science in Sport)様よりオレンジ味のGo Energy Bakeをご提供いただく機会を得ましたので、実食レビューを行っていきたいと思います。
また、このテイスティングレビューは、「昔から味にはうるさい自転車好きデザイナー」である筆者によるものですので、ある程度信用していただいて結構です!それではパッケージの開封から見ていきましょう。
パッケージの開封
Go Energy Bake(ゴー・エナジーベイク)は一箱12個入で、価格は¥3,490/12個。一個あたりの価格は約290円で、両手を挙げて「安い!」と歓喜するような価格ではありません。
日本のコンビニでは、同等もしくはこれより安い価格で、同様のエナジーバーが手軽に入手できます。そのため、コンビニを利用せずこの製品を日常の運動で使用するか否かの決め手は「味」と「体験の満足度」に掛かっているといえますね。
見た目は「おまんじゅう」?
個包装を開けると、ずんぐりとした見た目の可愛い「和菓子」が飛び出してきました。同時に、栗のような甘い香りと、オレンジピールの華やかな柑橘系の香りが漂います。
正直、このおまんじゅうを単体で見た時に「美味しそう!!」と感動する人は少ないでしょう。インスタ映えを狙う女子にも見向きされないかもしれません、しかし、この製品のターゲットはプロのスポーツ選手や、トレーニーです。見た目は二の次です!
凝縮された「エネルギー」
個包装の裏側には、丁寧に栄養素が記述されています。一個190kcalものエネルギーがあり、糖質が30g摂取できるというのが大きなポイントです。その他、タンパク質や食物繊維等も含まれており、運動時の体調を総合的に後押してくれそうです。
栄養素 | 内容量(一個/50gあたり) |
---|---|
エネルギー | 190kcal |
脂質 | 5g |
(うち飽和脂肪酸) | 1.4g |
炭水化物 | 30g |
(うち糖質) | 11g |
食物繊維 | 3.5g |
タンパク質 | 3.5g |
塩分 | 0.25g |
実食!味は…「おしゃれな和菓子」
それでは、いよいよ肝心の実食です。
開封した瞬間から、かすかに柑橘系の香りと甘めの香りがしています。2つに割ってみると…煮詰めたオレンジピールのような香りがスパーキング!一気にみずみずしさが漂います。
食感は…「ちょっと硬めのおまんじゅう」。栗のような甘さと、煮詰めたオレンジの香りが口の中に広がります。酸っぱさは強くありません。温泉宿に泊まると、テーブルの上にたいていお茶菓子が置いてありますが、そこに置いてあっても違和感ないですね。
コンビニ等で手に入る一般的なエナジーバーと比べて水分が多く、柔らかいです。口の中の水分が若干取られる感覚はありますが、カロリーメイトやInバーなどと比べると歴然の差です。
全体的にしっとりとしていますが、中心にはフルーツテイストのジェルが入っており、一層みずみずしさを感じさせてくれます。甘さに関しても人工的な感じは少なく、コーヒーや運動後にコーヒーや温かいお茶と一緒に食べたくなるようなまさに「和菓子」テイストです。
まとめ
SiS(Science in Sport)は、イギリス発の栄養食品ブランドですが、日本人にもかなり受け入れやすいテイストに感じました。
一個あたり190kcalと、おにぎり約一個分のエネルギー。この小さなおまんじゅうの中には、見た目以上の多くのエネルギーが凝縮されています。
SiSは、プロチームのサポートも行っている企業。レース中の補給のしやすさを想定して作られているだけでなく、味や食感に対してこだわりを感じました。
このGOエナジーベイクは、運動前、運動中、運動後どのタイミングでも食べやすい補給食です。(特に運動前や休憩中におすすめ) 価格は決して安いとは断定できないラインですが、プロも愛用している高品質な補給食が利用できると考えると、一概に「高価だ」と評価することもできません。
世界トップブランドのSiSなら、食の安全性に対するこだわりと、プロスポーツの現場を意識した補給のしやすさへのこだわりの両方を得ることができます。
栄養素、味ともに予想のラインを上回ってきたこの製品、一度試してみてはいかがでしょうか。現在、SiSの日本語公式サイトから、1ダース(12個)単位で購入することができます。(6,000円以上購入で送料無料になります)
それでは!私もトレーニングに行ってきますね。
コメント