2020年の最高な軽量ロードバイク|レース対応のヒルクライム向きおすすめバイク7選

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これまでのロードバイク業界では、とにかく軽量であることがレーサー達の主な関心事でした。しかし、近年は「エアロが全て」というように空力的優位性を争うようになりました。「エアロ」の現代的な流行は、一見、軽量バイクを少し時代遅れのように感じさせるかもしれません。

しかし、実際には、あなたが次のバイクとして軽量なレーシングバイクを検討するべきいくつかの正当な理由がまだ存在します。

軽量化の限界の先に

UCIのロードレースでは、バイクの最低重量制限が6.8kg以上という規定が存在しています。この規定が存在する時点で「軽量」という定義の大部分は決まってしまっているのです。そのため、各バイクメーカーは他の領域での性能改善に尽力せざるを得ない状況にあります。これは当然ながら、自転車業界の問題の1つと言えるでしょう。

エアロバイクは、ハンドリングや乗り心地、フィット感、使いやすさなど、妥協することなく速度を追求する必要があり、これらに重きを置いて開発が行われてきました。確かにこれらは重要ではありますが、実際にはサイクリングにおいて万能な活躍を見せるのは、軽量ロードバイクであることもしばしば。そして軽量バイクは現在、過小評価されている印象があります。

最近では、これまでエアロバイクのために開発が行われてきた特性が同じく軽量バイクにも追加され、改善が施されました。その結果、多くのワールドツアープロチームは空力効率の明らかなペナルティがあるにも関わらず、スポンサーのエアロバイク製品よりも、軽量のバイクに乗ることを選択しています。

重要なのは”どこで最速か”ということ

Stravaのセグメントデータによるとフラットで平坦なコースではエアロバイクの方が速いことを示しています。しかし、正直に言って、丘は今でも重要な場所です。レースシーンにおいて重要なのは、平坦な道路や起伏のある退屈な区間ではなく、山岳区間であり、ヒルクライムでは軽量化が空力性能の優位性に勝っています。

近年の進化的特徴の1つは、軽量なクライミングバイクにディスクブレーキが搭載されるようになったことです。重量の違いから長年リムブレーキが好まれてきましたが、今では重量の差はかなり小さくなりました。下ることを考慮すると、ディスクブレーキのパワーと安定感のメリットが勝るようになってきました。

軽量なバイクで最も重要なコト

恐らくですが、最も重要なのは、軽量な自転車は重量という具体的な数値的特徴があるため、友人や家族に感銘を与える力を依然として持っていることではないでしょうか。

信じられない程高価なエアロバイクを彼らに見せた時、彼らが最初にする反応は、それを持ち上げて「かなり重いけど、どれだけお金かけたの?」と文句をいうことです。

「いやいや、40kmの平坦なコースを時速50kmで走行した時には、このバイクは同等な軽量バイクよりも45秒速いんだ…」と説明した頃には、興味を失い、どこかに行ってしまうかもしれません。

軽量なロードバイクは、見るものに明白な違いを提示し、時にはメーカーが発表するデータ上の数秒の違い以上に大きな、心理的なメリットを与えてくれます。

カーボン素材

当然ながら、軽量ロードバイクのシーンはカーボンバイクによって支配されています。その、ユニークで、自由な造形を可能にする特性と、軽くて硬い材質は、丘を登るためのバイクを作るにあたって完璧な材料です。欠点は、これらの軽量フレームとコンポーネントは法外な価格であるということ。

かの偉大なキース・ボントレガー氏が言ったように、「強く、軽く、安い。2つえらんでください。」の状態です。とは言え、UCI規定のレースを視野に入れる場合は、最近では必ずしもハイエンドモデルを購入する必要はなくなりました。これらは、実際にはUCIの最小重量制限よりも軽いことが多いからです。一部のブランドでは、セカンドグレードのコンポーネント、Shimano ULTEGRAで組んでも6.6kgのベンチマークを達成できます。かといって、これらの軽量自転車が今後特に安くなることは期待しないほうがいいでしょう。

それでは、2020年に購入できる最高の軽量ロードバイクのまとめをお読み下さい。

2020年最高の軽量ロードバイク

BMC Teammachine SLR01ディスク

BMC Teammachine SLR01ディスク
BMC Teammachine SLR01ディスク

2019年に他の多くのブランドに影響を与えたと思われる、ツール・ド・フランスで活躍したフレームデザイン

重量: 7.06kg | ブレーキ:ディスク| フレーム:カーボン| サイズ: XXS-XXL

快適性と空力性能を向上させるためにシートステーをドロップさせるのは2019年のバイク設計として必需品でしたが、先進的な自転車設計を目指して活動しているBMCの誇りは、2010年に既にTeammachineで、この機能をリリースしていたことです。

効率性、快適性、完璧にバランスの取れたハンドリングのおかげで、Dimension Dataのほとんどのライダーに選ばれています。

2019年のTeammachineは、油圧ディスクブレーキ、フィット調整とメンテナンス性の向上をもたらすコックピットシステムや、刷新されたインターナルケーブルルーティングなど、さらに進化を遂げています。この自転車において、数年後から見ても時代遅れに感じる部分はほとんど無いでしょう。

唯一本当の欠点としては、これを手に入れるためには非常に深いポケットが必要になることです。

ボードマンSLR 9.8

ボードマンSLR 9.8
ボードマンSLR 9.8

イギリスでは聞き慣れたメジャーなメーカー。優れた価値のあるロードレース仕様

重さ: 6.8kg | ブレーキ:リム| フレーム:カーボン| サイズ: XXS-XL

Boardman SLR 9.8は、同ブランドのフラッグシップモデル。最高級のカーボンファイバーを使用し、堅くて軽量なフレームを実現しています。ドロップシートステーを採用することで、非常に剛性の高いバイクながら、快適な印象も与えられています。

ボードマンのバイクは、ワールドツアーでは使われておらず、レースでの性能の実証がなされていない部分はありますが、信頼性の高い優れたコンポーネントでアセンブリされたバイクが入手できます。

これらは、ワールドツアーで活躍するあらゆる有名なバイクに匹敵する性能を持つ自転車ですが、その最大の利点はコストパフォーマンスの高さです。決して安くはありませんが、ほとんどの同業者と比べて、そのコストに対する価値は大きいでしょう。

キャノンデールSuperSix Evo Hi-Modディスク

キャノンデールSuperSix Evo Hi-Modディスク
キャノンデールSuperSix Evo Hi-Modディスク

評価の高いワールドツアー軽量バイクがエアロを纏って先進的なアップデート

重量: 7.49kg | ブレーキ:ディスク| フレーム:カーボン| サイズ: XS-XXL

キャノンデールのスーパーシックスは、これまでも軽量で非常に高い剛性を持つ、ヒルクライムに最適なバイクの1つとして評価されてきましたが、空力的にはお世辞にも評価できるものではありませんでした。

SuperSix Evo 2020では、先端が切り取られたような形状のD型チューブ、洗練された一体型コックピット及び空力設計されたホイールを備え、完全な新設計の軽量でシャープなバイクとなりました。

ドロップされたシートステーは快適さを高め、油圧ディスクブレーキはブレーキコントロールとタイヤクリアランスを改善します。これまでの純粋な軽量バイクの重量をやや上回っていますが、激しい急勾配でないクライミングでは空力性能の向上がこれを相殺する可能性があります。

唯一残念な点は、Power2Maxの一体型パワーメーターが別料金であるということです。市場で最高のパワーメーターが内蔵されるというのは素晴らしいことですが、それを活用するために追加で490ドルを支払わなければならないのは少し面倒です。

Cervelo R5 Red eTap AXS

Cervelo R5 Red eTap AXS
Cervelo R5 Red eTap AXS

クラシックなルックスの裏にハイパフォーマンスな可能性が隠された、妥協のないクライミングバイク

重さ: 6.9kg | ブレーキ:ディスク| フレーム:カーボン| サイズ: XS-XXL

元ジロ・デ・イタリアチャンピオンのトム・デュムランが選んだ自転車、Cervelo R5は、まさに羊の皮を被ったオオカミです。従来型のフレーム形状の名残でしょうか、クラシックな見た目とは裏腹に、CerveloのSquoval™Maxエアロダイナミクスチューブによって構築され、驚異的な高剛性と軽量さが実現されています。

30mmタイヤ用のクリアランスもあるため、悪路でのグリップと快適性のためにより多くのエアボリュームが必要な場合も問題ありません。

Cerveloは独自のカーボンステムとハンドルバーを装備しています。ここにも空力的特性は見られますが、同社のS5シリーズのような統合型コックピットにはなっていません。これは、わずかながら空力的ペナルティを負うことを意味します。その分、可変のステム長またはハンドル幅を個人に合わせて容易に調整することが可能です。完全に一体型のコックピットでは、こうはいきません。

Specialized S-Works Tarmac Disc

Specialized S-Works Tarmac Disc
Specialized S-Works Tarmac Disc

多くのグランドツアーで活躍する大人気のクライミングバイク、空力性能、快適性に加えディスクブレーキの恩恵も

重さ: 6.8kg | ブレーキ:ディスク| フレーム:カーボン| サイズ: XS-XXL

大人気のSPECIALIZEDターマックの最新モデルは、私たちの期待以上の素晴らしい効率と操作性をもたらし、これまで以上に高速なバイクです。

SPECIALIZEDの独自空洞実験ウィントンネルでの研究の時間は、シートステーのドロップ化とチューブ形状の再設計を促しました。新しいターマックは、油圧ディスクを追加しながら、以前のヴェンジと同等の空力性能を発揮します。

それは非常に高価な買い物ですが、あなたは間違いなく、金額以上の多くを得られるでしょう。スペシャライズドは、全てのフレームサイズにおいて同等の性能が発揮されるようフォークサイズやカーボンレイアップを調整しています。これにより、各サイズにおいて非常に優れた乗り心地が維持されています。

Trek Emonda SLR 8ディスク

Trek Emonda SLR 8ディスク
Trek Emonda SLR 8ディスク

伝説のクライマー、アルベルトコンタドールと共同で設計されたスーパーバイクは、丘を登るのと同じくらい速く下る

重量: 6.92kg | ブレーキ:ディスク| フレーム:カーボン| サイズ: XXS-XXXL

アルベルト・コンタドールに悪名高いダンシングアタックを解き放つための理想的な環境を提供するために作られた、純粋なクライミングマシンであるEmondaでしたが、油圧ディスクブレーキと最大30mmのワイドなタイヤクリアランスが追加され、そのポテンシャルと可能性が大幅に広がりました。

わずか665gと言われている超軽量フレームのおかげで、BONTRAGERのミドルレンジホイールを装備した状態でもUCIの最低重量制限をわずかに超えた重量しか与えません。最高の剛性と軽量化に最適化されているだけでなく、空力効率に優れたチューブ形状も見て取れます。

Wilier Zero SLRディスク

Wilier Zero SLRディスク
Wilier Zero SLRディスク

世界で最も古いレーシングバイクブランドの1つによる、完全に現代的な高性能クライミングバイク

重さ: 6.8kg | ブレーキ:ディスク| フレーム:カーボン| サイズ: XS-XXL

輝かしい歴史を持つイタリアンバイクメーカーの多くは、一般的には自転車のデザインの最前線には立っていません。私たちは、イタリアのレーシングバイクのことを、美しくクラシックなものと考える傾向にあります。しかし、少なくともWilierの場合はこれに当てはまることはありません。

Zero SLR Discは、Wilierの最新の軽量バイクです。Centro10 Proエアロバイクからデザインのヒントを得て、全く新しいモダンなクライミングバイクとなりました。エアロフォイルチューブ形状の超軽量なカーボンフレーム、完全に隠された内装ケーブルを備えた一体型ハンドルバー、油圧ディスクブレーキにエアロカーボンホイールに28mmまで対応のクリアランス。これら全てにチェックマークを付ける、最新のデザインを取り込んだ軽量レーシングバイクです。

試行錯誤を繰り返した後に完成されたジオメトリーと、すっきりとしたライン・完全内装型のケーブルとの統合により、見た目も非常に良いものとなりました。かなり高価な自転車であることは否めませんが、Wilierらしいイタリアのクラシックな特徴も感じさせる、非常に美しいバイクです。

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