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【ロード乗りが選ぶ】おすすめのフロアポンプ(空気入れ)5選 | ロードバイク・クロスバイク初心者にも

メンテナンス用品
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近年、健康志向の高まりや、コロナ渦中でもソーシャルディスタンスを確保して行える運動のひとつとして、サイクリングが盛り上がりを見せ始めている。なにかと運動不足になりがちなこの時期に、新しくスポーツバイクを購入した人も多いのではないだろうか。

スポーツバイク入門として「クロスバイク」や「ロードバイク」が人気だが、これらの自転車は通常のシティサイクル(ママチャリ)と違っていくつかの装備品やメンテナンス用品が必要になる。その中でも比較的使用頻度が高いアイテムが、そう、「フロアポンプ」だ。

当記事:「”ロード乗りが選ぶ”ロードバイク・クロスバイク初心者におすすめ用品5選!」シリーズでは、ロードバイク歴4年以上、そしてデザイナーとして様々な製品を見てきた筆者がおすすめの製品を厳選してお伝えする。あなたが過ごすこれからの豊かな自転車ライフに少しでも貢献できたら幸いだ。

フロアポンプ選びでこれだけは知っておきたいポイント3つ

普段着でサイクリングする男の人

おすすめのフロアポンプ5選を紹介する前に、ロードバイクやクロスバイク用のフロアポンプを選ぶにあたってこれだけは知っておきたいポイント3つを簡単に説明する。

スポーツバイクとシティサイクルではバルブ形状が異なるほか、スポーツバイクではシティサイクルよりも高圧まで空気を入れる必要があるなど、いくつかの注意点がある。

1,仏式バルブに対応しているか

仏式バルブ(フレンチバルブ)
ロードバイクやクロスバイクでは一般的に仏式バルブ(フレンチバルブ)が使用されている

はじめに最も大事な事をお伝えしなければならない。よく街中で見かけるシティサイクル(ママチャリ)のタイヤは「英式バルブ」が主流だが、ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車では「仏式バルブ(フレンチバルブ)」が主流だ。

「英式と仏式」では空気を注入/保持する仕組みが異なるため互換性が無い。そして、一般的に売られているシティサイクル用空気入れは、英式バルブに対応していても仏式バルブには対応していないものが多い。

そのため、ロードバイクやクロスバイクに空気を入れたいのであれば「仏式バルブに対応した空気入れ」を選ぼう。

例外として仏式→米式のバルブ変換パーツを使う方法もある。ただし、空気注入時の手間や細かいパーツが増えてしまうという観点から、あまりおすすめしない。

2,高圧に対応しているか

ロードバイクやクロスバイクでは、シティサイクルよりも高圧までチューブに空気を入れる必要があるが、シティサイクル向けの空気入れではロードバイク等で必要な空気圧まで入れられない可能性がある。

空気入れは自転車乗りが使う最も使用頻度が高いメンテナンス用品のひとつだ。自転車のタイヤに気持ちよく空気が入れられるかどうかは、日々のライドのモチベーションにも影響を与えることがある。

快適なライドのためにも「高圧対応」または「スポーツバイク向け」と表記のあるポンプを選ぶのがおすすめだ。ポンピングの軽さに関するユーザーレビューも参考にしてみよう。

スポーツバイク向けに設計された一部の製品では、軽いポンピングで高圧まで空気が注入できるような機構を採用していたり、ボディの安定性のために重量感のあるメタルパーツを使用するなどの工夫をしているメーカーもある。

3,空気圧メーターが付いているか

フロアポンプの空気圧メーター

ロードバイクやクロスバイクなどのタイヤ(またはチューブ)で必要な空気圧はタイヤの種類によって異なり、ほとんどの場合、タイヤの側面に「90~125psi / 6.2~8.6bar」のように指定空気圧の範囲が記載されている。

指定空気圧の範囲内で使用しないと、パンクのリスクが高まったり、空気を入れすぎるとバースト(チューブの破裂)やタイヤがリムから外れたりする可能性がある。

ポンピング中に空気圧をリアルタイム表示してくれる「空気圧メーター(エアゲージ)」付きのフロアポンプを選ぶことで、空気圧の適切な管理がしやすくなるだろう。

ロードバイクの場合、7bar(=100psi)が基本的な標準空気圧の目安として使われている。チューブ及びタイヤの素材や、乗る人の体重によっても適正空気圧は変わってくる。また、空気圧を調整することで乗り心地がマイルドになったり、路面からの振動を感じやすくなったりする。

耐久性と信頼性

もともとスポーツバイク用アクセサリーの多くは高価だったが、近年は様々なメーカーが事業参入することによって価格に幅が生まれた。フロアポンプも同様に、低価格なものでは2千円から、高価なものでは1万円以上の商品も沢山ある。

基本的には高いお金を払えば高品質なものが買えるのだが、低価格だからといって全てが粗悪品なわけでもない。予算が潤沢にある場合を除き、高価なスポーツバイクを買った後ではできるだけコストパフォーマンスを重視して選びたいところだろう。

下記で紹介するような信頼できるメーカーの製品は、中程度の価格(最安値の製品よりは少し高価)だが、その分耐久性が高く長い期間使える製品が多い。初心者/上級者を問わず、これらのメーカー品を選んで頂くと結果的に良い買い物になるだろう。耐久性に関するユーザーレビューも参考にしてみよう。

【ロード乗りが選ぶ】おすすめのフロアポンプ(空気入れ)5選

ロードバイク歴4年以上、そしてデザイナーとして様々な製品を見てきた筆者が、かなり自信を持って友人におすすめできる商品を厳選してお伝えする。

また、ここに載っていないフロアポンプでおすすめのものがある場合は最下部にあるコメント欄で是非書き残していって欲しい。追記の可能性も有り。

1,Panaracer BFP-04AGA3

品質と価格と見た目のバランスが良い

国内メーカーPanaracer(パナレーサー)から販売されているコストパフォーマンスに優れたアルミ製フロアポンプ。仏式・米式バルブ対応のオートヘッドを採用し、タイヤレバーポケットと小物入れを備える。

英式バルブクリップ/ボール&浮き輪用アダプターが付属し、マルチに使用可能。空気圧ゲージ付で、最大1,100kPaまで注入できるためロードバイクでも難なく使用可能だ。

ブラック/ホワイト/イエロー/レッド/ライトグリーンの5色展開。シンプルで無駄のない見た目はデザイナーの筆者からしてもかなり好印象だ。価格は3,300円→3,230円で、ユーザーの評価も高く、品質と価格のバランスが素晴らしい。(※執筆時点のAmazonにて※現在の価格はリンク先で要確認)

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ロード乗りデザイナー的気になるレビュー

使い易く、軽いので必要充分

色々迷ってこれに決めました。半年使ってみて、心配・不満要素はほぼないです。高い商品にすればなお良いのはわかってますが、そこまでお金をかけるアイテムとも思ってないので、妥当な商品だと思います。軽くできているわりに、ちゃちな感じもなく、ポンピングも普通にできます。ゲージも見やすく、使用時の安定感も問題なしです。

空気は入れやすいが、ホースを固定しにくい

以前使用していた類似商品と比較して、力を入れずに空気を入れることができる。夏場は汗だくになって空気を入れていたが、これに替えてからはだいぶ楽になった。
デザインも悪くないのだが、ホースを固定しにくく保管時に不安定なのが玉にきず。固定用のクリップが付いてはいるのだが、いまいちうまく固定することができずにホースが右往左往するため、ポンプ自体も不安定になってしまう。

英式バルブでは空気圧を測定できない

仏式バルブの空気入れには問題なく使用できました。デザイン、品質ともに◎。ただ「英式バルブグリッブでは空気圧を測定できません」との表記があったため、そこは残念です…。今後自転車の買い替えを検討している方、ご家族などで共用される方は注意が必要かと思いました。

2,Samuriding SIG-FP006

日本ブランドの高品質モデル

日本で企画・デザインをしている自転車アクセサリーブランドSamuriding(サムライディング)が販売している高品質なスチール製フロアポンプ。生産は台湾で行っており、高品質な製品を比較的低価格で提供している。

SIG-FP006は英式・仏式両方のバルブに対応したツインバルブタイプで、2インチのエアゲージを備える。ポンピングの際の安定感を生むために重量感のある仕上がりとなっており、見た目もシンプルで綺麗な仕上がりだ。

ツインバルブには1つ難点があり、シーラント剤を使用したチューブレスタイヤやチューブラータイヤに使用するとシーラント剤が飛び出てしまうので利用を控えたほうが良い。

価格は約3000円(※執筆時点Amazonにて※色によって価格変動あり)とリーズナブルな価格帯だが、実際にものを見ると価格以上の価値を感じられるだろう。ブラック/ホワイト/レッド/イエローの四色展開。

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ロード乗りデザイナー的気になるレビュー

しっかり空気が入ります

このポンプは上下に空気を入れる口があり、使用する口の反対側へロックレバーを動かせば良いだけで使用は簡単です。エアゲージも付いていて必用なだけきちっとタイヤの空気圧管理ができます。

ロックを外す際のレバー操作で瞬間空気が勢いよく出る感じですが、自分の感覚ではタイヤ内に入りきらなくて口金で溜まっていた空気が大半じゃないかなと思いました。ポンピングそのものは軽いですが高圧になると少し重めに変わります。使いやすさは満足いくものでした。

3,PRO FLOOR PUMP TOOLING

SHIMANO PRO(シマノプロ)から販売されているスチール製フロアポンプ。米仏式対応のデュアルバルブヘッドを採用し、英式バルブには付属のアダプターで対応可能。重量感があり安定したポンピングが可能となっている。

スタンド部分にはエアゲージが付いており、最大空気圧は160PSI/11気圧まで対応。ロードバイクの整備に必要な機能がシンプルにまとまったベーシックモデルといった印象。

価格は3,850円→3,600円(※執筆時点でAmazonにて)で意外にもお値打ち。シマノ信者が多いロードバイク業界でシマノ純正のポンプがこの価格で手に入るのは胸アツではないだろうか。

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ロード乗りデザイナー的気になるレビュー

国内でのレビューが少ないので外国語でのレビューをお伝えする。※今後、実際に購入してレビュー予定だ。

素晴らしい製品はうまく機能し、まさに私が期待したものです
Ottimo prodotto funziona bene ed è esattamente come me lo aspettavo 

4,SERFAS FP-200

抜群の機能性に定評あり

アメリカ・カリフォルニアを拠点として製品開発を行うサイクリングアクセサリーブランドSERFAS(サーファス)が販売しているスポーツバイク向けフロアポンプ。切り替え不要で仏米式バルブに対応するスマートバルブヘッドを採用し、付属のアダプターで英式にも対応する。

見やすい位置に空気圧メーターを配置。最大空気圧は11気圧/160psiで、ロードバイク等にも問題なく使用可能だ。スチール製のため重量感があり、しっかりした土台でポンピングが可能。安定感・堅牢製が高く、見た目以上に機能性を重視したデザインだ。カラーが豊富で、ブラック/ホワイト/イエロー/レッド/ブルー/ピンク/ゴールド/ステルスブラックの8種類が展開されている。

価格は約4,000円(※色によって価格変動有り)で、中間層の価格帯。通販サイトでの評価が高く作り手もしっかりしたブランドなため、買ってまず後悔しない製品のひとつだ。

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※他のカラーはリンク先ページより選択可能(Amazonの場合)

ロード乗りデザイナー的気になるレビュー

作業しやすい製品

パナレーサーの旧型フロアポンプから買い替え。
良い所は
・長くて柔らかいホース。バルブ位置がどこであってもバルブに負荷をかけずに装着可能。
・金属製の脚で自立が安定。パナではホースの圧力だけで倒れることもあったので、安心で作業もはかどります。
・大きくて近いエアゲージ。表示される空気圧も手持ちのエアチェッカーより正確でした。
・米仏両用で共通の差込口。形状が単純なので装着も楽。
・程よい硬さのロックレバー。パナではレバーの戻りの勢いが強すぎて何度も痛い思いをしましたが、これは大丈夫。
微妙な所は
・英式アダプターが邪魔。外すにも鎖でしっかり固定されていてチューブを痛めそうなので取付元のほうに移動して使用。
・足が金属製なので板の間など床の傷が気になる場所での作業は気を使う。
・一回のポンピングで入る空気量がパナより少ない。MTBだとパナのほうが少ないポンピング回数で入る。

すごく楽に空気が入ります

スポーツ自転車に乗ってる人、空気入れを頻繁に使う人はやはり良い空気入れを選んで購入するべき!そしてコレはいい空気入れに分類されると思います。

楽に空気が入るのはもちろん、メーターが上部に設置されているので目視しやすいのがポイント。ただ空気を入れて取り外す際に気を付けないとケガするレベルです。

5,LEZYNE ALLOY FLOOR DRIVE

間違いない性能と卓越したデザイン美

品質、機能、デザインの新基準を打ち立てる米国発の自転車アクセサリーブランドLEZYNE(レザイン)が販売するプレミアムなフロアポンプ。仏式/米式バルブに対応する「ABS1 PRO」ヘッドや3.5インチの大型メーターを搭載し、ヘッドサイドのボタンでホース内の空気を排出できるなど高機能な設計だ。

金属の美しさを最大限引き出したエレガントでミニマルなデザインが特徴で、CNC鍛造アルミニウム製バレルと木製ハンドルから成るこのポンプは見た目に反して軽量な仕上がり。

価格は今回紹介した5つの中で最も高価な約10,000円で、初心者にとってはかなり戸惑いを覚える価格ではあるものの、その品質と機能性、デザイン美は筆者の目からすると間違いない。(※執筆時点Amazonにて※価格は変動する可能性有り。)

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ロード乗りデザイナー的気になるレビュー

高い。高すぎる。でも買って満足!

空気を正確に入れるという用途であればパナレーサーなどで十分なんだけど、道具を持つ喜びということでレザインを購入しました。ピカピカしていて美しいですよ。圧力計も大きくて見やすいです。この商品はフレンチバルブ専用です。空気もキチンと入るし、バルブの部分が秀逸です。ホース内の残圧のかかったエア抜きボタンも付いているし、確実に入ります。

高圧指定タイヤには必須、見た目も大事

高圧指定(10〜15bar)のチューブラータイヤに使う為に購入しましたが、
何より見た目も良く重心も低くポンピングし易いです。
エアゲージも大きく見やすいです。

良くできた普通のフロアポンプ

バルブにねじ込み式でしっかりロックできるので漏れない。英式バルブ使用時、ポンピング中のメーターは作動しますが止めると0に戻ります。大型アナログメーターはフロアー面でも見やすい。ロングストロークなのでポンピングの回数が少ない気がする。見た目キレイ。収納時ホースは軽く伸ばしながら引っ掛けるとすんなりステーに収まった。しかしながら前出の方のコメント通り、短い。伸びるから問題ないとは思うが・・・ちょっと不安。長く使えそうなので個人的にはとても満足しています。

最後の一行

ここまで、「“ロード乗りが選ぶ”シリーズ」として、自転車大好きデザイナー目線でおすすめのフロアポンプ5選を紹介してきたが、気に入るものはあっただろうか。はじめに少し記載した通り、ロードバイクやクロスバイクではバルブ形状や、指定空気圧まで入れられるかどうか、ポンピングの軽さや耐久性などが大切になってくる。

是非、予算内で最高品質のフロアポンプを入手し、充実したスポーツサイクルライフを送っていただきたい。また、当記事に載っていないフロアポンプでおすすめのものがあれば下記コメント欄に書き残して頂けると幸いだ。

“ロード乗りが選ぶ”シリーズをチェックしよう

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