イギリスの総合スポーツメーカー「シグマ」から、2種類の新しいマルチスポーツウォッチがリリースされました。
『iD.TRI』『iD.FREE』の2種類のラインナップ。どちらともいわゆるスマートウォッチに期待されるほぼすべての機能を備えていますが、価格が抑えられ、コストパフォーマンスの高い製品となっています。
シグマはまだ自転車業界ではそこまで有名なブランドではありませんが、現在 Team Sunwebのスポンサーであり、GPSサイクルコンピューターやウェアラブル端末を最高の場所で使用しフィードバックを得ることによる豊富な経験を持っています。
シグマiD.TRIは€179.95(約¥21,000)、iD.FREEは€169.95(約¥20,000)で、一言に安い!と言い切るのは難しいかもしれませんが、他の競合製品の統計と比べると、これは非常に高いコストパフォオーマンスを発揮します。
Sigma iD.TRIおよびiD.FREEスマートウォッチの仕様と価格
iD.TRIとiD.FREEは同じハードウェアを共有しているため外観は同じですが、ソフトウェアにわずかな違いがあります。ここに、iD.TRIの余分な10ユーロ分の差があります。
iD.FREEは汎用マルチスポーツ時計として販売され、サイクリング、ランニング、水泳、ハイキング、フィットネス、スキー用のプロファイル(構成された設定情報)があらかじめプリロードされています。
iD.TRIはトライアスロンにフォーカスした仕様となっており、水泳、サイクリング、ランニング用のプロファイルがプリロードされています。また、iD.FREEにはない、構築されたトレーニングモードや、競技プランニングなどの追加の機能が使用できます。
どちらの時計にも、スマートフォンやタブレットに「Sigmaアプリ」をインストールすることで、あらゆるスポーツに最適なカスタマイズができるようになっています。歩数、距離、カロリー、睡眠などの毎日のアクティビティをトラッキング(追跡)し記録する機能も含まれています。
時計は、一見Apple Watchにも似た、コンパクトな長方形のデザインです。重量はわずか42gで、ミネラルガラスディスプレイを備えており、水深50mまでの防水性を備えています。
ディスプレイは白黒モノクロのみで、ベゼルが比較的大きく、タッチセンサーは非対応ですが、これらはこの価格帯で販売するための唯一の大きな妥協点のようです。
どちらの時計も、気圧高度計、3軸コンパス、GPS記録、およびアプリケーションを介したナビゲーション機能を備えています。
「スマート通知」システムは、電話からの着信コールとテキストを表示することが可能です。また、内蔵の「スマートライト」は、この先の曲がり角や、通知に関する視覚的な合図を示します。
シグマの情報によると、バッテリーは常時オンモードで7日間、またはGPSデータを記録する場合は最大12時間持続するとのこと。
あなたの予想通り、両方の時計は統合された光学式心拍センサーを備えています。この精度は、専用のチェストストラップタイプとは一致しない場合がありますが、より日常的に、気軽に使用できるハートレートセンサーとして、トレーニングや回復のための情報を提供してくれるという意味で魅力的な機能となるでしょう。
さらに、両方の時計はANT+およびBluetoothスマートデバイスをサポートしているため、外部心拍数モニターやパワーメーター、速度/ケイデンスセンサーをペアリングすることもできます。
使用する機会が無いことを願いますが、どちらの時計にも自動クラッシュ検出機能が備えられています。スマートフォンに接続されている場合、この時計はあなたが倒れたことを検知した際に緊急連絡先に通知し、ディスプレイに医療情報と位置情報を自動的に表示できます。
時計には自転車マウントが標準で付属されており、各時計には4色のシリコンバンドが用意されています。
シグマiD.TRI
- 価格:179.95ユーロ(日本円で約21,000円)
- カラー:黒、赤、ネオングリーン、ネオンミント
シグマiD.Free
- 価格:€169.95(日本円で約20,000)
- カラー:グレー、プラム、グリーン、ブルー
あなたは、普段のサイクリングやトレーニングの活動を追跡・記録していますか?それとも、あらゆる行動を追跡しテータ化することに対する現代の執着は悪い考えだと思いますか?
良ければ以下のコメントであなたの考えや、使っているトラッキングデバイスがあれば是非教えてください。
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