携帯ポンプなのに、
フロアポンプと同じ高圧まで入れられる?
これまでとは別次元「最後まで軽い」ポンピング?
…などとSNS等で話題になっている、LAND CAST (ランドキャスト)
というメーカーの携帯ポンプ、「MAGIC PUMP(マジックポンプ)」。
とても人気の携帯ポンプらしい…。
「面白そうだけど本当に良いものなのかな?」
と疑問に思ったので、実際に購入して、試してみました。
この記事では、そんなLANDCASTの携帯ポンプのインプレッションと、
2ヶ月以上使ってみてのレビューをお伝えしていきます!
ランドキャスト・マジックポンプとは?
全ての携帯ポンプを過去にする?
LANDCAST (ランドキャスト)MAGICPUMPは、
「全ての携帯ポンプを過去にする」というコンセプトで
開発された、軽いポンピングで高圧まで空気を入れることが
可能、かつコンパクトに収まっているのが特徴の携帯ポンプです。
軽い力でフロアポンプと同じ高圧まで?!
300psi 高圧対応とのことで、特許取得済みの
デュアルチャンバー機構により、従来の携帯型ポンプと比べて
高圧でも驚くほど軽い力でポンピングすることが可能になったのだそう。
また、押しても引いても空気が入る機構となっていて、
ポンピング時間を短縮するのに寄与しているとのこと。
スゴそうなのにたったの2,390円?!
価格はお手頃な¥2390(税込)
「スゴイらしい」と話題になっているポンプなのに、
とても安価な価格設定ですね…。
本当にスゴイのでしょうか?
安くて、逆に不信感を抱いてしまいます(笑)
(ちなみに参考にさせていただいた公式サイトはこちら。↓)
外観インプレション!
質感が良く、安物っぽさは全くない。
私は、AMAZONで購入しました。価格は送料込み2,490円でした。
→購入リンクはこちら
見た目は他の携帯ポンプとあまり変わりません。
マットブラックの筐体に、「LAND CAST」のロゴが
プリントされただけのシンプルな見た目です。
ぱっと見た感じにも質感の良いポンプですね。
良い意味で個性を主張しないデザインで、
どんなロードバイクにも似合いそう。
作りがシンプルでアルミ製、丈夫そうだ。
バルブへ本体上部を直刺しするタイプで、
ポンプの先端にホースなどは付いていません。
筐体の主要素材はおそらくアルミニウム合金で、
シンプルなデザイン、マット加工の表面処理。
各部の造りも丈夫そうです。
コンパクトで軽量。持ち運びに良さげ。

サイズは22×200mm。
他の一般的な携帯ポンプもこれくらいのサイズの
ものが多い印象ですが、
私がいつも使っているオーストリッチの
定番輪行袋と並べてみると、
そのコンパクトさが際立ちます。
110gとかなり軽量に作られていて、
重量面でも持ち運びに苦労しないでしょう。
本体の他に付属品は、
・フレーム取り付け用台座
(ボトルケージの下に咬ませるタイプ)
・ボール用アダプタ(針のような形のモノ)
の2点だけでした。
マジックポンプの付属品は?
ランドキャスト・マジックポンプのパッケージに付属してくるものは、とてもシンプルです。
本体と、ポンプを自転車のフレームに取り付けるためのマウント(ブラケット)、それに、ボールなどに空気を入れるのに使うニードルピンが付属。
マウントもコンパクトで取付けしやすそうですね〜。
マジックポンプの使い方・手順を紹介!
ではでは、実際に「ランドキャスト・マジックポンプ」でロードバイクに空気をいれてみます。手順通りに使い方を紹介していきます!
1,本体をバルブに直刺しする
ホースなどは付いていません。
ポンプの先端にある穴へ、
先端のナットを緩めたバルブを直接挿入します。
2,レバーを上げて固定する
挿入したら、レバーを上の写真のように「カク」っと上げて、バルブとの接合部分を固定させます。
穴のサイズはフレンチバルブにぴったり。
締まりが良くしっかりとホールドしてくれます。
3,ポンピングして空気を入れてみる

写真のように数ミリしかバルブが飛び出していない場合でも、空気漏れを起こすことは無さそうでした。
では、本格的に空気をいれていこう。
このポンプ…か…軽いぞ?!
これまで使っていた携帯ポンプでは、4気圧くらいになるとポンプが手を押し返してくる感覚があり、ポンピングする手が痛くなっていました。
LANDCASTのポンプでは押し返しが圧倒的に少ない!しっかりとストロークの最後まで押し込むことができます。
これまで使っていた一般的な携帯ポンプと比べて、はっきりとポンピングの軽さを実感できました。
風船に空気を入れている感覚と言ったら大げさすぎますが、低圧であればスコスコと空気が入っていくので気持ちが良いです。
どれくらい高圧にできるか実験してみた
低圧〜中圧での軽いポンピングは実証できました。
ですが、LANDCASTは「300psi 高圧対応!」
とうたっているんですよね。
たしかに、出先でパンクした時に必ずしも高圧まで
空気を入れる必要はないのですが、
堂々と高圧対応と書いてあるので試さなきゃなりませんね。
空気圧とポンピングの重さ一覧表
実験に使用するタイヤとチューブには、
ビットリアコルサのタイヤとコンチネンタルの
最もベーシックなブチルチューブを使用します。
先日>>中華カーボンホイールに交換した際に放置されていた
シマノの鉄下駄ホイールセットが実験台です。
ポンピング回数 | 空気圧 | ポンピングの重さ |
ポンピング0 | 1気圧 | 空気を抜いた状態からスタートします⬇ |
ポンピング100回 | 約2.2気圧 | とても軽く、良い調子で入る。利き手と逆でもスコスコ入れられるレベル。余裕! |
ポンピング200回 | 約4.6気圧 | まだ余裕がある!100回の時とほとんど変わらない軽さで入れられるね。 |
ポンピング300回 | 約6.5気圧 | ここからかなり重くなってくるなぁ。力を入れれば、問題なく充填できるレベル。 |
ポンピング400回数 | 約7.8気圧 | かなり重たい!両手で頑張ればなんとかフルストロークで押し込める |
以降はあまり変化無く、頑張り次第で超高圧にもできそう。
ただ、そこまで高圧にする需要はない…
実際に空気を入れてみてどうだった?
ポンピング0~200回までは、ほぼ圧を感じないレベルで
軽く空気が入ります。手応えが無いほど軽すぎるので、
高速ピストン運動が可能です()
300回までの間にだんだんと重くなってくるのを感じてきます。
力を入れながら押すことでしっかりとフルストロークまで
スコッ!と空気が入れられるのでストレスは感じないレベルです。
400回(7気圧)付近になると、本格的にポンピングが
重くなります。片手で先端を押さえながら、
両手を使ってポンピングすることで、
もっと高圧にすることもできるなー、と感じました。
軽い力で高圧まで入れられる!は本当だった。
一般的に、携帯ポンプを使用する際はこれ以上の空気圧を
必要とすることはありません。結果として、
軽い力で高圧まで空気を充填できることが実証できました。
LANDCAST MAJICPUMPは、充填性能・デザイン・
対費用効果の点で、よくまとまった携帯ポンプです。
これからしばらくはこのポンプを
フレームにマウントして使っていきたいと思います!
マジックポンプをフレームに取り付ける方法は?
ランドキャスト・マジックポンプをフレームに取り付けるのはとても簡単。
写真のように、ボトルケージを取り付けるボルトを使用して固定します。
ボトルケージと同時に使用することも可能です。
マジックポンプの耐久性は?
※ここから追記記事になります。この記事を公開してから、数ヶ月の月日が立ちましたので、耐久性と、現在のランドキャストの使用状況ついてもご紹介していきます!
数ヶ月経っても不具合なく使用可能!
現在も携帯ポンプはこれを使用しています。
数ヶ月に渡って数回使用してきましたが、
空気漏れがおきるなどの不具合は全く起きていません。
シーラントを入れてからポンプを持ち歩くことが減った…
せっかく良いポンプとめぐりあいましたが、
>チューブラータイヤにパンク防止のシーラント剤を入れた
ので、パンクの心配が減り、ちょこっとのライドでは、携帯ポンプを持ち運ぶことがなくなりました。とはいっても、ロングライドや本格的に走るときは必ず携帯してます。
携帯ポンプと予備タイヤを持ち運ばなくて良い方法はこの記事をチェック!(チューブラーの方のみ)

LANDCASTはロングライドに出かける際に
持ち運ぶようにしています。
インフレータのようにサイクルコストが
かからないのも良い点で、気にいっています。
・今の携帯ポンプが硬くて全然空気が入らない…
・携帯ポンプの買い替えを検討している…
という方がいたら、是非試してみてくだい。硬くて手が痛くなるポンピングから開放されますよ。
マジックポンプの価格と最安サイトを調査
ランドキャストの価格を各ショッピングサイトで比較してみました。
楽天:
Yahoo!:
現在(2019/06/08)では、ヤフーショッピングが最も安いです。この3つのどのサイトでも、送料無料に対応しています。金額差は100円程度なので、普段使っているサイトで購入して問題ないでしょう!
2019/09/16追記!
ランドキャスト マジックポンプがリニューアルしていました!
下にリンク貼っておきますが、レバーがなくなってより見た目がスッキリしましたね。
価格も据え置きなので、今から購入する方は最新版のランドキャストを購入してみてください!
コメント
空気圧の表で絶対圧(abs)とゲージ圧(G)が混在しているように見える。