ああ…!!
スーツ、制服、お気に入りだったおしゃれなパンツの裾が…
チェーンリングに巻き込まれた!!!!
とまではいかなくても
油汚れが付いてしまった!!!!
この記事にたどりついたあなたも、きっとこのような悲しい経験を一度は体験されたことがあるのではないでしょうか。私もそのうちのひとりで、これまでにお気入りだったズボンの裾を巻き込んで破いたことが1回。油汚れがべっとりと付いてしまい、普段使いできなくなってしまったことは3回もあります。

お気に入りの服を汚すとすごいショックで…

当時の私は、こんな便利なグッズがあることを知らなかったのです。「自転車用レッグバンド(裾バンド)」です。これは、ズボンの裾に取り付ける主に布製のバンドで、ズボンの裾がチェーンリングに巻き込まれてしまうのを防ぎます。

この記事では、ロードバイク乗りでデザイナーの筆者による、おすすめの自転車用レッグバンド10点をランキング形式でご紹介します。それぞれの特徴や、実際に使用している方のレビューも掲載しています。是非、あなたが自転車用レッグバンドを選ぶ際の参考にしてみてください。
- なぜレッグバンドが必要なの?
- 自転車用レッグバンドの選び方
- 自転車用レッグバンド(裾バンド)のおすすめランキング10選!
- まとめ
なぜレッグバンドが必要なの?

ロードバイクやクロスバイク、ミニベロなどには、シティサイクルと違ってチェーンリングにカバーがついてません。
サイクリング専用の服ならば気にする必要がありませんが、通勤・通学・ウーバーイーツの配達などで普段着やスーツ、制服などを着て自転車に乗る方にとっては、裾を留めるレッグバンドは必須のアイテムです。
「レッグバンド」の他にも「裾留めバンド」「ズボンクリップ」「セーフティバンド」「ガーター」などとも呼ばれており、比較記事がまだ少ないため選ぶのが難しいという現実があります。
1)ズボンの裾を巻き込む危険性を回避
スボンの裾がチェーンリングに巻き込まれると、スボンの裾が破けて大破してしまうだけでなく、体のバランスを崩して転倒してしまう可能性が高まります。
場合によっては大きな怪我に繋がる危険性もありますので、先程挙げたようなスポーツ自転車に普段着等で乗る場合は、なるべく裾が締まったものを着用するか、レッグバンドを着用しましょう。
2)落ちにくい油汚れが付着するのを回避
巻き込みは最悪のケースですが、こちらの悲しい状況は割と頻繁に発生します。
チェーンリングには潤滑剤としてチェーンオイルが塗布されていますが、それと同時に走行中に浴びた塵や埃が真っ黒な油汚れとなって蓄積されています。
この部分にズボンの裾が当たると、洗濯でも落としにくい汚れがべっとり…。
信号待ちなどで片足を付くと、ほぼ確実にチェーンリングの上端(フロントディレイラーがある場合はその部分)にズボンの裾が触れてしまいます。
サイクリング専用の服ならばまだ良いですが、お気に入りの私服、ましてや替えの効かない制服や高価なスーツだったらどうでしょう…?
悲しい状況になってしまいますので、サイクリングウェア以外でスポーツ自転車に乗る場合はレッグカバーをして、ズボンを汚れから守りましょう。
自転車用レッグバンドの選び方
「裾留めバンド」「ズボンクリップ」「セーフティバンド」「ガーター」などとも呼ばれる「自転車用レッグバンド」ですが、選ぶにあたっていくつかのポイントがあります。
1)伸縮性

自転車用レッグカバーの多くは、布やゴム繊維、革などでできています。ゴム繊維などは伸縮性が高くフィット感が良いですが、革製のものなどはあまり伸びないため、きつく締めておかないと走行中にずれ落ちてきてしまいます。
とは言っても革製のバンドは外観が格好良く、スラックスなどにも合わせやすいため、通勤で使用したいライダーには人気があります。伸縮性が気にならないような工夫がされている革製バンドもありますので、是非いろんな製品をチェックしてみてくだい。
2)留め具の方式

レッグバンドの留め具にはいくつかの方式があります。多くの場合はベルクロ(マジックテープ)で付け外しが出来るタイプ、または、カチッとはまる樹脂バックル式のものが多いです。
ベルクロ方式は脱着が簡単というメリットがあり、クリップ式のものはベルクロ式よりも固定力が高い(走行中緩みにくい)というメリットがあります。
3)反射素材

夜間も走りたいという方には、反射素材を使用したレッグバンドもおすすめです。ただし反射素材を一面に使用した製品では、伸縮性が犠牲になっている場合があるので、注意が必要です。
ワンポイントロゴがさり気なく反射素材になっていたりと、いろいろな製品があります。夜ライド時の安心もついでに得たい場合は、反射素材を使用している製品の中から選んでみてください。
自転車用レッグバンド(裾バンド)のおすすめランキング10選!
それでは、ロードバイクやクロスバイク、ミニベロに乗って通勤や通学、ウーバーイーツ等の配達をしたいサイクリストにおすすめの、自転車用レッグバンド(裾バンド)を10個ランキング形式でご紹介します。
使いやすさとデザイン、そして口コミを参考にして選出しています。実際に使用した人のレビューも掲載していますので、参考にしてみてください。
10)KASAJIMA() ワンタッチガーター
素材:伸縮繊維 留め具:フック 重量:91g 価格:¥700 (2個入り)
ワンタッチ式フックが便利なゴムバンド
1940年創業の老舗洋装品メーカーで、ベルトなどを得意とするKASAJIMAブランドのレッグバンド。40mmのワイドゴムバンドを、ワンタッチ式のフックで留めて使用します。
スッキリとしたシンプルな外観は様々なズボンと合わせられます。13色のカラー展開と選択肢も豊富です。
参考になったレビューの声

プラスチックの留め具でいつもと同じテンションでワンタッチで留められる。

裏に滑り止め加工がされていないので落ちてくることがある。

百均のバンドで止めていたんですが、これを購入したら使い勝手が良くリピートしました。
出典:Amazon

ズレやすいというマイナスの声もありましたが、キツめに留めればあまり問題なさそうですね。フックで簡単に留められる点が高評価でした。価格も700円と安いので試すのはありですね。
9)ADEPT(アデプト) フリップタック
素材:布/ゴム 留め具:樹脂バックル 重量:28g 価格:¥1,880 (1個入り)
カチッとしっかり留まる+ミリタリーライクで格好いい
自転車関連パーツやウェアを幅広く手掛けるメーカーADEPTのレッグバンド。幅50mmの太めのバンドで、バックルをカチッとはめて使用します。長さを変更できるアジャスタブルストラップを採用、この部分にはゴムが使われているため伸縮性もあります。
外観はミリタリーライクで、ブラック、カモフラージュ、デニムの3色展開。価格は他の製品に比べて高価な部類ですが、素材もしっかりしており耐久性も高そうです。2個セットではないので注意。
参考になったレビューの声

マジックテープ式と比べてしっかり留められるのがいい。装着時の見た目もカッコイイと思う。

説明不足で片方しかありません。はっきり1個と書いて欲しい、2個セットだと思う。

買ったばかりのマジックテープ式の物を落としてしまったことがありましたが、こちらは落とす心配がないので気に入っています。
出典:Amazon

基本的に高評価ですが、Amazonの販売ページでは、2個セットだと思って購入した人の低評価も目立ちました。バックルが固めという意見もありましたが、これは良くも悪くもですね。個人的には格好いいのでかなりおすすめです。
8)BROOKS(ブルックス) トラウザーストラップ
素材:皮革 留め具:板バネ 重量:45 g 価格:¥3,080 (1個入り)
レザーを使用した自転車用品を展開しているBROOKSのレッグバンド。板バネが中に入っており、自動的に足首に巻き付くようになっています。ハニー(ブラウン)とブラックの2色展開。
ベルトのような外観で、革製だけあって高級感があります。「トラウザーストラップ」とあるように、スラックスやトラウザーなど上品なパンツとの相性が良いです。お洒落に自転車通勤したい方、いかがですか?
参考になったレビューの声

革の質感、巻き付きの強度もちょうど良く満足のいく商品でした。

太めの足の人には向きません。デザインは良し。あまりカチッと止まりません・・・

写真で見るより、かなり小ちゃく感じました。
また、ハニーで薄茶色に見えたのですが届いたのが焦げ茶色に感じました。
出典:Amazon

平均的な足の太さならばバシッと巻き付いてくれそうです。ただ、太めの方はちょっと要注意ですね。思ったよりもペラペラだったという声もありましたが、機能的には満足の声が多かったです。(商品写真がかなり写真映えしてるみたい)
7)ゼファール(Zefal) ズボンバンド
素材:ナイロン 留め具:ベルクロ 重量:26 g 価格:¥770(2個入り)
フランスで1880年に創業した老舗サイクリングアクセサリーメーカーZefalのレッグバンド。太さは25㎜とコンパクトで、生地は伸びない素材ですが強度は抜群。ベルクロを使用して固定します。
反射材も備えており、ブランドロゴがあしらわれたシンプルな外観になっています。
参考になったレビューの声

裾留めのないレインズボンを留める為に買ったけど、ゴムのような伸びる素材ではなく無理な調整がきかないので、長靴の上からは巻くには長さが全然足りませんでした。
物は悪くないと思うので晴天時に使おうと思います。

足首が細い女性や男性では厚い生地を巻き込んで使ってもマジックテープに余裕が有りでした。

輪行するときのフレームとホイールを固定するとき、フレームを固定するときとかに使ってます。本来の目的外な利用なので切れても文句言えないけど、強度はバッチリ固定できるくらいに問題なしです。
出典:Amazon

Amazonのレビュー数や星の数ではすこぶる高評価を獲得しているこの製品ですが、レッグバンドとしての使いみちとしてはそこそこの商品のようですね。ただし、いろいろな場面で活躍しそう(笑)普通にそれ用途に欲しいです。
6)Bikeguy(バイクガイ) B-ストラップ リフレクティブ
素材:伸縮繊維 留め具:ベルクロ 重量:25g(ペア) 価格:¥627(2個入り)
大阪でサイクルスポーツ用品をプロデュースする「ユニコ」のオリジナルブランド「Bikeguy(バイクガイ)」から発売されているレッグバンド。伸縮性の高い生地とゴム素材を使用しており、ズレ落ちにくい工夫がされています。
反射素材を使用した2本のラインが控えめに配置されており、昼は目立たず夜は目立つようになっています。カラー展開は4色で、2本入りで600円台と非常にお買い得。コストパフォーマンスの高さは保証しますよ。
参考になったレビューの声

結構激しい動きでも外れたりせず、しっかり裾を固定して良い感じに使えてます。
価格が安かったので品質には期待していませんでしたが、コストパフォーマンスに優れた品です。

反射素材部分は気持ち程度。お子さんなどに反射バンドとしては使えません。

手軽に装着できて、ずれたり落ちたりしません。
この手のストラップを何種類か使いましたが、これが一番長持ちしましたので二回目の購入です。
出典:Amazon

他のゴム繊維のレッグバンドと比較して「ズレにくい」という高評価が目立ちました。反射素材はさり気なく反射する程度なのであまり期待はしすぎないこと。総じて、価格の割に品質がよく、顧客満足度も高そうです。
5)ORTLIEB(オルトリーブ) リフレクティブ アンクルバンド
素材:ナイロン 留め具:ベルクロ 重量:91g 価格:¥1,036(1個入り)
ドイツ生まれの防水バッグメーカーORTLIEB(オルトリーブ)のレッグバンド。幅は80mmとかなりワイドで、渋くて格好いい外観から、同社のバッグとセットで購入する方も多そうです。
反射素材のラインが中央にあり、これが夜間の安全性にも寄与します。ベルクロで留める方式で、脱着の感じも良さそうです。ただ、伸縮性がないため、フィット感についてはあまり期待しないほうが良いかもしれません。
参考になったレビューの声

幅があり、マジックテープもしっかりしているので、走行中に解けたり、カバーしきれずにチェーンリングでズボンを汚すことは防げますね。

口コミを見て良さそうだと思って購入しましたが、実際に使用してみると伸縮性がない為かずり落ちてきます。足首の根元付近に着用するなら大丈夫かもしれませんが・・・

色が渋いと思って購入しました。機能としては一般的なアンクルバンドと変わりはありませんが、オルトリーブのカバンと合わせて使っているので、大変気に入っています。
出典:Amazon

オルトリーブのカバンと合わせて使用している人が思ったより多そうです!外観も渋い感じでお洒落ですね。ウーバーイーツで毎日使用している方も耐久性には問題なさそうなので、約千円ならかなりお値打ちです。
4)オーストリッチ(OSTRICH) ズボンクリップ B
素材:ゴム 留め具:ベルクロ 重量:20g 価格:¥472(2個入り)
国産の自転車用バッグメーカーで、輪行袋などのアクセサリーでも人気のブランド「オーストリッチ」も優れたレッグバンドを販売しています。留め具はベルクロで、反射材付き。
「スボンクリップB」は、ゴム素材を用いた、横幅が30mm(細め)のタイプ。伸びが良く滑りにくい素材で、実際に購入した多くの方からいい評価を得ています。
ブラック以外にもグレー、ブラウン、ピンクのカラー展開があります。
参考になったレビューの声

派手で無いところが気に入っています。安い割にはベルトは結構しっかりしていて、今の時点でヘタリやテープが剥がれたりする事はありません。

細さのために、ズボンのすそがきれいに止まらない場合があります。(以前使っていた同社の幅約80ミリのものとの比較です)

納得の値段で長持ちしています。中にゴムが入っていて多少伸びますし、反射テープ付きなので夜間事故対策にもなります。ずれ落ちたりなんてこともありません。
コスパ抜群でおすすめします。
出典:Amazon

しっかりしたマジックテープ、落ち着いた外観、伸びるゴム素材、反射材付き、安価な価格と、ほぼ全ての必要要素を得ている優等生ですね。幅が30mmと細めなので、カッパやワイドパンツなどを留めるのにはちょっと辛いかもしれません。
3)キャットアイ(CAT EYE) ズボンバンド
素材:ナイロン 留め具:ベルクロ 重量::10g 価格:¥973(2個入り)
日本のライトメーカーで、自転車用フロントライトが高い人気を誇るCATEYEが販売するレッグバンド。裾留めとしてはもちろん、夜間に視認性を高める反射材としても優秀です。
CATEYEロゴが可愛く、センスの感じるデザイン。ベルクロ式で幅広いサイズに対応しています。かばんや腕に取り付けることも可能で、使用の幅が広がります。
参考になったレビューの声

長さがあるので、様々な箇所に使えます。長くて邪魔なら適当な長さに切断しても使えます。表面が全面ベルクロになっているので、特定の場所でしか付かないと言う事もありません。伸縮性のある素材なのも使いやすいです。

普通に良いです。ブリヂストンのものと比べてやや幅が広いです。
反射材の部分が固く平なので、足に巻いたときフィットしない点がややマイナスでしょうか。

ゴムの伸びやマジックテープの付き具合は十分です。左利きがテープを巻くと猫のマークが逆立ちします。
出典:Amazon

いい感じですね。不満の声はあまりありませんでした。CATEYEのライトを使用している方は、足元もCATEYEで合わせてみてはいかがでしょうか。
2)ブリヂストン(BRIDGESTONE) ハイグレードセフティバンド
素材:ナイロンと天然ゴム 留め具:ベルクロ 重量:10g 価格:¥533(2個入り)
言わずとしれた世界のタイヤメーカーで、自転車関連商品も多く手掛けるBRIDGESTONEのレッグバンドです。シンプルなデザインで、反射材などは付いていません。
ゴムとナイロンのジャガード二重織りの素材はよく伸び、滑りにくい。留め具はベルクロタイプで、大手メーカー品だけあって品質も十分で、しっかりと留めてくれます。
参考になったレビューの声

ただ、ズボンの裾を縛る。その目的に、飾りはいりません。反射材もないです。しかも単なるバンドに徹している。それがイイと思います。素材的に、長く使えそうです。

欠点は全体がマジックテープのループ面になっているため、泥棒草や棘のある植物がやけにひっつくこと。

長時間付けていても痛くならないし、レインウェアの上からでもズレずに固定できるのが良いですね。
出典:Amazon

レビューによると、この製品を20年以上も使い続けている人もいるらしいです。昔から変わらない、シンプルなロングセラー商品ですね。
1)オーストリッチ(OSTRICH) ズボンクリップ C
素材:合成ゴム 留め具:ベルクロ 重量::20g 価格:¥576(1個入り)
4位でも登場したオーストリッチが1位でも再登場。こちらは、幅が80mmと太く、ズボンの裾をしっかりとカバーしてくれる点が大きなメリットです。
生地の伸び縮みも良く、ベルクロの性能もOK。しっかりとホールドしてくれるので安心感があります。反射材も付いています。
片足のみなので、両足で使いたい場合は2点買う必要があります。
参考になったレビューの声

使用感は安定していますね。まず、ずり落ちない。しっかりホールドしてくれます。
ゴムバンドの様なだんだん下がってくるかも・・という不安も全く感じません。

伸び縮するので、しっかりフィット。チェーンを気にすることなくこげるようになったので満足。外れる事はないでしょう。一年程度使ってますが、しっかり脚についてます。

幅広のバンドは機能上とても良いです。裾がバンドの上に出ることは在りません。
出典:Amazon

ズボンの裾をまとめるだけでなくがっちりガードしたい、という個人的な希望も加味してこちらの製品を一位に選ばせていただきました。これで、好きな格好で気軽にロードバイクに乗れそうです!
まとめ
ここまで、それでは、ロードバイクやクロスバイク、ミニベロに乗って通勤や通学、ウーバーイーツ等の配達をしたいサイクリストにおすすめの、自転車用レッグバンド(裾バンド)を10個ランキング形式でご紹介してきました。
ゴムバンドのようなタイプから、フックで留められるもの、革製のお洒落なものまでいろいろなタイプがありましたね。価格や、掲載したレビューも参考にしていただき、あなたに合ったレッグバンドを選択してみてください。
是非、気軽な格好でもっと気軽に安心して自転車を楽しみましょう!
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