ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツ自転車に取り付けが可能な、GPS追跡&振動検知アラームを搭載した盗難防止デバイス「AlterLock(オルターロック)」が、日本の鍵メーカークロップスの小型キー「Q-BIRO(キュー・バイロ)」とのセット販売を開始した。

セット価格は10,905円からで、それぞれを定価で購入するよりもお得になっている。現在このセットはAmazonで購入が可能だ。
ALterLockとは?

株式会社ネクストスケープ(東京都新宿区)が開発・販売するスポーツ自転車用の振動検知アラーム及びGPS追跡ができるデバイス、「AltorLock(オルターロック)」。
“自転車用スマートキー”とも言えるこのデバイスには単独通信機能が備わっており、離れた場所にいてもリアルタイムに愛車の位置を確認することが可能になっている。本体は手のひらサイズで、車体に取り付けても違和感が非常に少ない。

■サイズ:長さ150mm x 幅47mm x 厚さ8mm
■重量:60g
■バッテリー:リチウムポリマー
■稼働時間:最大1.5ヶ月※利用状況によって異なります。
■充電端子:USB (Micro-B)
■防水/防塵:IP66
■付属品:取付用ボルト2本
■動作可能温度: -20℃~60℃
■充電可能温度: 0℃~45℃
※ご利用の際は別途サービス利用料(月額396円または、年額3,960円)が必要となります。
AlterLockは単体での購入も可能だ。価格はAmazonで9,065円から。
AlterLock単体の評判や使い勝手に関しては、こちらの記事も合わせて参考にしていただきたい。
なぜセット販売が開始されたのか

スポータイプの自転車には、シティサイクルのように鍵(馬蹄錠)が付属していない。構造上の問題もあるが、なるべく軽い車体を実現するために無駄なものを一切削るのがスポーツ自転車、特にロードバイクの思想だからだ。例えばロードバイクには、カゴもキャリアも、泥除けだって付いていない。
AlterLock(オルターロック)は、自転車盗難を防ぐために作られた、振動検知アラームとGPSによる追跡機能が付いたデバイス。オルターロックのみを装備しても一定の防犯効果は見込めるが、基本的には他の簡易的な鍵との併用が推奨されている。
自転車に後から付けられる鍵にはワイヤーロックやU字ロックがある。最近ではより軽くて丈夫なブレード折りたたみタイプなども登場しているが、軽さを重視するスポーツ自転車ライダーにとっては、鍵を持ち歩くのに抵抗を感じることも少なくない。
Q-BIROが選ばれた理由

オルターロック公式によると、様々な鍵をオルターロックと併用してみて非常に使い勝手が良かった鍵の1つが、「Q-BIRO(キュー・バイロ)」だったのだそうだ。
Q-BIRO(キュー・バイロ)は、日本の鍵メーカー「クロップス」が製造する簡易的なワイヤーロック。この鍵自体はワイヤーが非常に細いため、自転車盗難犯の手にかかれば比較的簡単に破られてしまうだろう。
しかし、振動を検知して大音量のアラームを鳴らし、すぐさまペアリングしてあるスマートフォン等に通知されるAlterLockと併用することで、その防犯効果は一気に向上する。ワイヤーロックがほんの数十秒の時間を稼いでくれさえすれば、自転車の盗難を未然に防ぐことができるのだ。
こちらの鍵はもちろん単体での購入も可能。1,840円から。
セット販売はどれだけお得か?
AlterLockとQ-BIROのセット販売には、色違いの3つのオプションが用意されている。オルターロックの色は黒一種類だが、Q-BIROのブラック、ホワイト、レッドの3つの組み合わせを選択することができる。

AlterLockとQ-BIROのセット価格は、Amazonにて10,905円から。
それぞれの商品の価格(標準参考価格)は以下の通り。
・AlterLock(オルターロック):9,065円
・Q-BIRO(キュー・バイロ):2,640円
合計11,705円で、セット価格の方が800円お得だ。
- 【セット販売】AlterLock1点&crops1点
- 【AlterLock】
■サイズ:長さ150mm x 幅47mm x 厚さ8mm ■重量:60g ■バッテリー:リチウムポリマー ■稼働時間:最大1.5ヶ月※利用状況によって異なります。 ■充電端子:USB (Micro-B) ■防水/防塵:IP66 ■付属品:取付用ボルト2本 ■動作可能温度: -20℃~60℃ ■充電可能温度: 0℃~45℃ - 【crops】■サイズ:Φ2D×1800mm ■仕様:3桁ダイヤルロック、5φコイルケーブル
AlterLockの落とし穴

非常に便利なAlterLockとQ-BIROの組み合わせだが、注意しなければならないポイントもある。それは、シチュエーションによって、防犯効果に不安が出てきてしまうことだ。
例えば自転車をコンビニの前に止めて、AlterLockの振動検知をONにする。Q-BIROで自転車を駐車場前のポールに固定する。このような使い方には、これらの組み合わせは非常に有効だ。
しかし、駅の駐輪場にAlterLockとQ-BIROを装備した状態で駐輪した場合はどうだろう。この場合、盗難意外の目的で自転車が揺らされてしまう可能性がある。さらに、振動検知の通知がスマートフォンに届いても、かなり遠くにいる場合はすぐに自転車を確認しに行くとこはできない。
AlterLockと他の強靭な鍵の組み合わせをしたからと言って完璧な盗難防止になるわけではない。有効なシチュエーションを考え、効果的にこれらのデバイスを活用していくことが大切だ。
また、盗難保険への加入も有効だ。近年は自転車向けの比較的安価で簡単に加入できる盗難保険も登場している。盗難に対する不安をできるだけ減らしたいという方は、こちらも検討してみると良いだろう。
AlteLock&Q-BIROのセット販売の詳細は以下の販売サイトから。
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