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SANTILLO(サンティッロ)RB-01 | イタリア人デザイナーが語るロードバイクブランドへの情熱

プロダクト
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この記事を見ているあなたは、「SANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)」を既にご存知のことでしょう。今こそまだ「知る人ぞ知る」ロードバイクブランドですが、今後人気がブレイクするであろうブランドとして、界隈では密かに注目されています。

この記事では、そんなSANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)の歴史やブランドストーリーだけでなく、創設者のサンティッロ・フランチェスコ氏とお会いして聞いた、彼のブランドに対する深いこだわりや熱いメッセージまで、「SANTILLO RB-01の全て」をお伝えします。

SANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)とは

SANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)は、イタリア・ローマ生まれのデザイナー、サンティッロ フランチェスコが神奈川県鎌倉市で創設したロードバイクブランド。

CICLI(チクリ)とは、イタリア語で「〇〇サイクル」の「サイクル」の部分を意味します。イタリア語で自転車のことをBicicletta(ビチクリッタ)と言いますが、語源はこれと同じですね。

※ちなみに、イタリアンバイクブランドとして有名な「PINARELLO」もイタリアでの正式名称は「Cicli Pinarello S.p.A」といいます。(※S.p.A=株式会社の意。)

さて、このSANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)は2019年12月に立ち上がげられたばかりのブランドながら、これだけ注目を浴びているのには大きな理由があります。それが、次にご紹介する「ロードバイクデザインの革命」です。

ロードバイクデザインの革命

SANTILLO RB-01 BIANCO PURO
SANTILLO RB-01 BIANCO PURO / © SANTILLO CICLI 

SANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)が現在リリースしているバイクは1種類のみ。「SANTILLO RB-01」です。このバイクの革命的なデザインについて、言葉で説明する必要は無いでしょう。

フォークの先端からリアエンドまで、どの角度から見ても「非常にユニーク」な曲線形状が美しく繋がり、それでいて絶妙なバランス感覚の上で見事に全体がまとまっています。

この形状は、「獲物を狙うチーターが、引き締まった四肢で躍動的に大地を駆ける姿」をモチーフとしています。その証拠に、SANTILLOのブランドロゴにはチーターの凛々しい顔が見て取れます。

SANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)のロゴ。チーターとネプチューンの三叉槍がモチーフとなっている。
SANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)のロゴ。チーターとネプチューンの三叉槍がモチーフとなっている。/ ©ロード乗りデザイナーsho

現在販売されているロードバイクの多くは殆ど同じような見た目をしています。」ブランド創設者で、バイクのデザインを手掛けたサンティッロ・フランチェスコ氏は言います。「規定により制限された枠の中で、自転車に真の“デザイン”をもたらし、革命を起こしたい。」これが、彼が自身のロードバイクブランドをやる理由の1つです。

「どのブランドのロードバイクも同じに見える」と言わせない

ユニオンサイクリストインターナショナル(UCI)の本部を収容するUCIワールドサイクリングセンター(WCC)/ ©UCI

一般的に、ロードバイクフレームはUCI(国際自転車競技連合)が定める規則の範囲内で設計されています。これは、自転車としての安全性を確保し、メーカーが危険な自転車でレース参加することを防ぐために必要不可欠なものです。

しかしながら、この制約に則って設計されたロードバイクであれば、どのメーカーの製品もさほど代り映えのしない形状となってしまいます。これがいわゆる「どのブランドのロードバイクも同じに見える」問題の要因の1つなのです。

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ここで改めて、「SANTILLO RB-01」をじっくり見てみましょう。ここまで独特な形状ながら、UCI規定に則っているのでしょうか? 答えは、「YES」。彼は、厳しく制限された枠の中で、まさしくデザインの革命を起こしたのです。

これまでに見たことのないユニークなデザインはまるで、モーターショー会場でコンセプトカーを眺めているかのよう。それもそのはず、サンティッロの創設者でデザイナーのサンティッロ フランチェスコ氏は、これまで「カーデザイナー」としてイタリアの名だたる有力なポストを歴任してきた人物です。

創設者サンティッロ フランチェスコ氏の経歴

今回、彼のブランドのショールーム兼カフェである「The Garage(鎌倉市常盤)」にお邪魔し、彼と彼の奥様ルミ子さん(奥様は日本人)にお話を伺いました。気さくに応じて下さり、感謝申し上げます。

サンティッロ フランチェスコさんは非常に情熱的で温厚、気さくでフレンドリーな人物です。日本語も堪能で、私達にも情熱的に色々なことをお話し下さいました。

ブランド創業者でプロダクトデザイナーのサンティッロ フランチェスコさん
ブランド創業者でプロダクトデザイナーのサンティッロ フランチェスコさん / ©ロード乗りデザイナーSho

彼の主要な肩書きは、フレームビルダーでもチェアマンでもありません。「デザイナー」です。

イタリア・ローマで生まれ育った彼は、名車「セラティ・ボーラ」を生み出したデザイン界の巨匠「ジョルジェット・ジウジアーロ」のデザイン会社からデザイナーとしての道を歩みはじめ、「カーデザイナー」としてイタリアの名だたる有名デザイン会社やメルセデス・ベンツのデザインセンターなど輝かしいポストを歴任しました。

その後、トヨタ自動車に呼ばれたことをきっかけに来日。続いてホンダに籍を置くなどした後に独立し、現在は鎌倉市に自らのデザイン事務所「株式会社ネプチューンデザイン」を創設し、プロダクトデザイナーとして活躍を続けています。

そんなサンティッロ氏が “新たな挑戦” として掲げたのが、「ロードバイクのデザイン革命」でした。自らの名前を冠したロードバイクブランドSANTILLO CICLI(サンティッロ・チクリ)の誕生です。

唯一のロードバイク「RB-01」のインプレッション

The Garage(鎌倉市常盤)にて撮影したRB-01
The Garage(鎌倉市常盤)にて撮影したRB-01 / ©ロード乗りデザイナーSho

2020年10月現在、SANTILLO CICLIから発売されているバイクは一種類、「RB-01」のみです。カラーリングは10種類と豊富に用意されています。※限定カラーなど追加予定あり。

現在同ブランド唯一のロードバイク、そしてロードバイク業界全体を見回しても恐らく唯一無二のロードバイクである「SANTILLO RB-01」のインプレッションを見ていきましょう。

「RB-01」の乗り心地は?

※2020年10月24日(土曜日)に、鎌倉市、湘南江の島駅にてSANTILLO CICLIの試乗会が行われました。筆者もこちらの試乗会に参加してきましたので、実際に試乗した感想とインプレッションはこちらの記事にてお伝えしています。

全てのライディングスタイルにマッチする設計

SANTILLO RB-01のジオメトリー
SANTILLO RB-01のジオメトリー / © SANTILLO CICLI 

これほどまでに外見が特徴的なフレームなので、どのような走りをするのか非常に気になります。しかし、ジオメトリを見る限り、意外にもニュートラルなライディングポジションを持っています。

先日、自転車専門誌Bicycle Clubにて「RB-01」のインプレッション記事が掲載されました。その中で、テストライダーはその乗り味を以下のように絶賛しています。

  • レースシーンで通用するパフォーマンス
  • 驚くほどペダリングがスムーズで回しやすい設計
  • フレーム剛性が高く感じるのに、ペダリングしていても身体に疲労が残らない
  • ステアリングのキレがよく、安全かつスピーディーなコントロールが可能

ホビーライダーが最高のフィーリングを得られるバイク作り

ロードバイクとしては最大級に太いトップチューブも特徴的だ
ロードバイクとしては最大級に太いトップチューブも特徴的だ / ©ロード乗りデザイナーSho

デザイナーのサンティッロ氏と直接お話する機会を得て、そのお話の随所に垣間見えたのが、「プロ向けの本格レーシングバイクを目指すというよりは、ホビーライダーが最高のフィーリングを得られるバイク作り」というニュアンスです。それが結果的に、インプレ記事で紹介された「レースシーンで通用するパフォーマンス」に繋がったのではないでしょうか。

ちなみに、「ホビーライダーが最高のフィーリングを得るために」という思想は、ジオメトリ以外の部分からも見ることができます。例えば、ボトルケージ用マウントです。

シートチューブからボトルケージマウントを消した「ワケ」

RB-01のシートチューブにはボトルケージ用のマウントが無い
RB-01のシートチューブにはボトルケージ用のマウントが無い / ©ロード乗りデザイナーSho

写真からも分かる通り、「SANTILLO RB-01」のシートチューブにはボトルケージ用のマウント(ボルト固定穴)がありません。ダウンチューブに一箇所、そして…もう一箇所はトップチューブの上に設置されています。

その代わり、トップチューブ上にボルトを配置
その代わり、トップチューブ上にボルトを配置 / ©ロード乗りデザイナーSho

この設計にも、実はちゃんとした意味があるのです。「多くの一般的なライダーはドリンクボトルを一本しか使っていません。もしくは、片方はツールボックスを収納しているでしょう。」サンティッロ氏はこのように述べました。

日本ではどこでもドリンクが入手できます。例えば、富士山の頂上でも。」至るところに自動販売機が設置されている日本は、世界有数の自販機王国です。彼は、走行中に飲み物を購入することが許されない「レース」のような使い方を除き、2本のボトルを備えることの優先度はそこまで高くないと考えています。

RB-01では、シートチューブの代わりに、トップチューブ上部にボトルケージ用マウントが付いています。これについて伺ったところ、「トップチューブ上部に設置可能なスタイリッシュなツールボックスを制作中です」と教えてくれました。

まだ未発表のものですが、デザイナーであるの彼の頭の中では既に、フレームと一体になる美しいボックスの構想ができているようです。また、ボトルケージなどもオリジナル製品を製作中とのこと。

台湾生産、高品質なモノコック製法カーボン

全てのSANTILLO CICLIのロードバイクは、台湾の有力メーカーが生産を請け負っています。台湾は「世界の自転車工場」と称され、一流ブランドのロードバイクの多くが台湾で製造されています。

サンティッロ・フランチェスコ氏は年に4回ほど台湾へ実際に趣き(新型感染症の流行後は行けていないが)、オンラインでは確認が難しい「質感」や「色」の確認を欠かしません。デザイナーである彼がフレームの「形」と同じくらいこだわるのが「ペインティング」です。

色へのこだわりから見える、バイクへの情熱

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SANTILLO RB-01」にはブラックやホワイトのシンプルなカラーもありますが、ブランドとしては「テラコッタ」や「チェレステ・クラシコ」などのような絶妙なカラーリングに特に注力しているのだといいます。

色によっては何度もメーカーとやり取りをし、失敗も重ねながら、現地で自分の目で確認しながらこだわりのカラーリングを決定しています。これは、既存のマスプロダクションが単一のカラーのみを展開し、ユーザーの選択の余地を狭めていることに対する、彼らなりのアンチテーゼです。

様々な色の中からブラックを選ぶことと、ブラックしか選べないことは違う。」カラーリングを増やすことは、つまりコストが増え生産コストが上がることを意味します。

ラインナップを絞って大量生産し、低コストで高品質のバイクを届けるマスプロダクションにも有益なことが多くあります。彼らにリスペクトを表しながらも、サンティッロ氏はそれと真逆の挑戦をします。

情熱的に語って下さったサンティッロ フランチェスコさん
情熱的に語って下さった サンティッロ フランチェスコさん / ©ロード乗りデザイナーSho

私のような小さなブランドは、大資本のメーカーのようにできないこともあるが、逆に彼らにできなくて私達のみができることがある」と熱く語ってくれました。

SANTILLO CICLIは、デザイナーが個人の資本で始めたバイクブランドです。さらに、立ち上げてまだ間もない黎明期にいます。資本力では勝てない部分がありますが、サンティッロ氏の言葉から感じるパッション、熱意、ブランドとしてのこだわりは、間違いなくどの大きなブランドにも勝っているでしょう。

デザインのモチーフとなった「チーター」について

サンティッロ氏は、自らのロードバイブランドが大きなインスピレーションを受けた動物「チーター」についてこのように語りました。「チーターは獰猛なイメージがありますが、実はそうではありません。」

チーターは最高130 km/hもの速さで走り、獲物を捉えます。しかし彼らは、実は私達が想像しているような獰猛な性格ではないのだそうです。彼らのステータスは、言ってみれば「速さに全振り」。ライオンのように大きな顎を持っている訳でもなければ、サイのようにタフな体も持ち合わせていません。

時には仕留めた獲物を他の動物(ハゲタカやライオン、ハイエナなど)に横取りされるというシーンも多数撮影されており、そんな時に彼らはせっかく狩った獲物を見過ごす他ありません。

実はチーターは「絶滅危急種」に指定されています。餌とする野生動物を人間が食用に狩った為に、チーターの生息数は年々減少し、まさに絶滅の危機にさらされているのです。

縁があってサンティッロのロードバイクのモチーフとなった「チーター」。創設者でデザイナーのサンティッロ氏はそんな彼らに対しても熱い気持ちを持っており、同ブランドでの利益を彼らの保全に還元する仕組みづくりの構想を持っていることを話してくれました。

「BR-01」というモデル名へのこだわり

RB-01のモデル名表示は非常に簡潔
RB-01のモデル名表示は非常に簡潔 / ©ロード乗りデザイナーSho

SANTILLO RB-01」というモデル名にも、彼なりのこだわりが見て取れます。「最近の車は、モデル名がやたらとわかりにくいんですそれはユーザー目線では無い

元カーデザイナーである彼は、かねてより近年の自動車メーカーがやたらと冗長でわかりにくいモデル名をその車に付けることに対して疑問を抱いていました。そして自身の自転車ブランドを持った今、その経験が活かされています。

RB-01の「RB」はご想像の通り「ロードバイク」を意味し、「01」は発表された順番を表します。もし今後サンティッロから新たなロードバイクがリリースされるのであれば「RB-02」になるでしょうし、同様にそれがマウンテンバイクだったならば「MB-01」になるのでしょう。

Santillo Cicli RB-01の価格とカラーリングのこだわり

SANTILLO RB-01 BIANCO PURO / © SANTILLO CICLI 

SANTILLO RB-01」は、フレームセット及び完成車で提供されます。フレームセットには、シートポスト、BB、スルーアクスル、コラムスペーサーなどが付属し、価格は42万円(税抜)から

完成車ではShimano及びCampagnoloの複数のコンポーネントが選択できるほか、オリジナルカラーのサドルやバーテープを利用してトータルコーディネートを構築できます。

サンティッロ氏のプロダクトデザインの随所には、彼のカーデザイナー時代で得た経験がふんだんに生かされているのが見て取れます。フレームデザインもそうですが、他にはサドルやバーテープもその1つです。淡いブラウンの革調のデザインは、高級車のインテリアによく見られる手法なのだといいます。

このカラーリングは多くの色のフレームにマッチし、高級感を与えてくれます。」フレームの形状のインパクトに気を取られるとパーツ部分を見落としがちですが、細部まで含めた全体的な調和を大切にする姿勢はいかにも「デザイナーのバイクブランド」であり、他ブランドには見られない魅力の1つです。

UCIのマークが見られません…?

ブランドのショールーム兼カフェである「The Garage(鎌倉市常盤)」 / ©ロード乗りデザイナーSho

鎌倉にあるSANTILLO CICLIのショールーム兼カフェである「ザ ガレージ」では、全色ではありませんが、常時複数カラーのバイクを実際に見ることができます。

そして、訪れて実際にバイクを見た方ならお気づきの方もいるでしょう。実は、このバイク「BR-01」には今のところ、UCIの認定マークが見られません。これはどういうことでしょうか?

サンティッロ氏に伺ったところ、「コスト的な問題で、現段階ではUCIの認証を受けていません。」とのこと。間違いなくUCI規定に則って設計されていますし、そこに疑いを持とうとは思いませんが、公式マークが見られないのは、正直残念なところです。

実は、UCI認定マークには、ライセンス収入を得るためのビジネス的な性質があります。「認定マークを得るためには、それぞれのサイズで数十万円のライセンス料金を支払う必要があります」と、メーカーならではの悩みについても吐露してくれました。

現在のところUCIマークは見つけられないが、非常に拘ったペインティングが見られる
現在のところUCIマークは見つけられないが、非常に拘ったペインティングが見られる / ©ロード乗りデザイナーSho

この記事を書いている段階では、SANTILLO CICLIは創設してまだ一年未満の黎明期のメーカーです。他のOEM上がりのブランドのような生産力を持たず、独自のフレーム形状で金型から独自で制作するサンティッロにとって、UCIの認証マークを取得することは気軽なものではないでしょう。

サンティッロでは近々、新色の追加や複数のフォークサイズバリエーション、並びにオリジナルのホイール等のリリースを予定しています。まずはこれらのユーザーの満足度に直結する部分にコストを投じる姿勢のようです。

しかし、近いうちにUCIマークは必ずSANTILLOのバイクに刻まれます。

最近ではメディアに露出する機会が増え、現在多くの問い合わせを受けているのだとか。現在までに生産したフレームの多くは既にオーナーの元へ渡っているため、近いうちに訪れる追加生産のタイミングによっては、比較的早い段階でそれが実現するかもしれません。

いつまでも「古くならない」SANTILLO

いつまでも見飽きない流線型のフォルム
いつまでも見飽きない流線型のフォルム / ©ロード乗りデザイナーSho

サンティッロ氏本人から聞いた秘話のような話があります。「SANTILLO RB-01」の近未来感を感じるこのデザインは、実は最近できたものではなかったのです。

彼のデザイナーとしてのキャリアの中でロードバイクのデザインを請け負う機会があり、その中で数年前に生まれ、大事に温めていたデザインだったのです。これが表すことは、SANTILLOのバイクは「時間が経っても古くならない」ということ。

多くの有力なロードバイクメーカーは、新モデルを発表した翌年にはさらに新しいモデルを発表し、その翌年も…というように、「時代と共に過去作を古く感じてもらう」工夫や広告をします。そのようにして、ユーザーに新しい製品を購入してもらうビジネスモデルなのです。

これは長年自転車業界が好んできた風習のようなものですが、近年ではカーボン素材バイクの性能アップ頭打ちやUCI規定の中でデザインのコモディティ化などが進み、行き詰まり感が拭えない状況となってきています。

サンティッロ氏は、このマーケティングのメリットとデメリットを良く理解した上で、別のアプローチからロードバイクを販売したいと考えているようです。

現代まで名車として知られるスポーツカーのように

サンティッロ氏がかつてデザインしたMaserati 3200 GTは現代でも名車として知られている
サンティッロ氏がかつてデザインしたMaserati 3200 GTは現代でも名車として知られている / ©arteciclo & La Mecca G.k.

彼らは、今後RB-01に付随する様々なオリジナルの製品をリリース予定です。その中には、新設計のエアロハンドルや左右非対称の新型ホイール、トップチューブ上のツールボックス、スマートなベルやライトなどが含まれます。

しかし、基本となるフレームを早々に次の番号…「02番」にアップデートする気は無いようです。「様々なアップデートがあっても、基本となるフレームは変わりません。後からでもアップグレードができます。

それはまさに、かつて彼がデザインしたスポーツカー「マセラティ3200GT」が現代まで名車として知られているように、これと同じことを自転車業界で行おうとしているのではないでしょうか。

これらの考え方や、フレームデザインについても恐らく賛否両論分かれると予想されます。しかしながら、「メンテナンスやアップグレードをしながら長い間乗り続けらる生涯の相棒を探したい」というユーザーにとって、このブランドは非常に魅力的に映るでしょう。

SANTILLOのフレーム単体に魅力を感じるというよりも、SANTILLO CICLIのバイクを所有することに魅力があると考えています。この微妙なニュアンスの違いはまさに、「ブランドか、そうでないか」ということを表しているのではないでしょうか。

マスプロダクションが支配する近年の自転車業界に一石を投じるサンティッロ・フランチェスコ氏の挑戦に注目していきましょう。


各種リンク

SANTILLO CICLI 公式サイト

SANTILLO CICLI FaceBook

ショールーム/カフェ「The Garage」

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