2007年に中国を拠点として設立されたライトメーカー、オーライト(OLIGHT)。個人向け商品のみならず、業務用のライトも製造しており、非常にコンパクトで軽いボディ・シリーズごとに統一されたデザインと操作性を持ち、モデルチェンジがあっても使用感が変わらないのが魅力のブランドです。
品質とコストパフォーマンス、製品デザインの全てにおいて高いレベルにあり、日本国内でも認知が広がってきています。また、Twitterなどではオーライトのコストパフォーマンスの高さが話題となり、しばしばAmazon等で売り切れモデルが出ることも。
そんなオーライト(OLIGHT)から、自転車向けのフロントライト「RN」シリーズの最上位モデル、「RN1500」が発売されています。今回、有り難いことにオーライト様よりRN1500をご提供いただいたので、実際に触りながら製品の質感や明るさ、使用感などについて解説していきます。
オーライト RN1500 「10の特徴」
まずは、オーライト(OLIGHT)RN1500の特徴をざっとご説明します。下記10個の特徴をご覧いただいたなら、このフロントライトが、いかに「自転車乗りにとって都合がいいか」が分かるでしょう。
- 最大1500ルーメン
- 300ルーメンで12.5h持続
- GoProマウントが使えて、Garminマウントと互換
- 重量172g
- 8,895円
- フル充電まで2時間
- Type-CでUSB充電
- モバイルバッテリーにもなる
- 充電しながら照射も可能
- ボタンを押せば電池残量が分かる(緑、赤、赤点滅)
マウントはGarmin互換で、クイッと左右にひねるだけ簡単に脱着が可能です。(詳しくはこの後、実機を触りながらご紹介します)そして、GoPro用マウントに取り付けるためのアダプターが予め付属しています。
RN1500の10個の特徴の中でも特筆すべきは、最大1500ルーメンの明るさです。コンパクトで比較的軽い172gのアルミ製筐体の中には、獰猛なモンスターを飼いならしているようです。
Olight RN1500 実機レビュー
ここからは、オーライトの自転車用フロントライト「RN1500」を実際に触りながら、製品の質感や明るさ、使用感などについてレビューしていきます。
開封:スマホの箱のようなパッケージ
RN1500のパッケージは、とにかく高級感があります。まるで、スマートフォンを開封しているかのような感覚です。厚紙でできた重厚感のある箱はビニールで覆われており、カッターを使って開けていきます。昔のアップル製品に近い雰囲気を感じますね。
さて、開封。箱はマグネットでバチッとくっ付くようになっており、細かい部分ですが、こだわりが見て取れます。とても、定価ベースで¥8,895の製品とは思えない予算のかけ方です。
パッケージを開けるとこのように、本体とマウントが出てきます。終始梱包のクオリティに圧倒されつつ、まずは内容物を見ていきましょうか。
内容物:マウントなどがあらかじめ充実
同梱物は上記の通り。ブラケットのみならず、GoPrp用マウントや六角レンチまでセットで入れてくれるという親切な内容。※中国の会社って、やたらと親切に入れてくれますよね(笑) 非常に有り難いことです。
また、注目していただきたいのが「USB-C」端子で充電できるという点。従来の多くの自転車用ライトの充電端子といえば、MicroUSBが主流です。多くのAndroidスマートフォンやノートパソコンの充電がUSB-Cに切り替わるなか、「なんで自転車アクセサリーはいつまでも変わらないんだろう…」と思っていましたが、オーライトはいち早くType-Cを採用しています。
次に、本体を詳しく見ていきましょう。
本体詳細:コンパクトサイズで高級感もある
オーライトRN1500の本体は、1500ルーメンのライトとしては、かなりコンパクトでタイトなデザインとなっています。長さは約107mm、ボディーの横幅と縦幅は約31mmです。
重量は、体積の割には重くずっしりとしているように感じますが、それでも他のメーカーの1500ルーメンを超えるようなライトと比べれば非常に軽量です。
長さ(mm) | 横幅(mm) | 縦幅(mm) | 重量(g) |
---|---|---|---|
107 | 31.0 | 31.0 | 172 |
マウント:GARMIN互換で使い勝手が良さそう
RN1500の裏面を見て気づいたローディもいるのではないでしょうか。このライトのリリース形式は、丸いくぼみに本体裏側の突起を差し込んで90°回して「カチッ」とはまるタイプを採用しており、GARMIN(ガーミン)マウントと形状がほぼ同じなため、互換性がありそうです。
装着:ワンタッチで簡単に脱着
実走:予想通りのハイパワー・モード切替も便利
冬の夜8時。ライドへ出かけた私は、RN1500の明るさを試験しました。住宅街及びトンネル内で明るさをチェックし、3つの点灯モードの明るさを比較しています。
3つの点灯/2つの点滅モード切り替え
モード | 明るさ | ランタイム |
---|---|---|
モード1 | 1500 lm | 1h40mins |
モード2 | 750 lm | 4h |
モード3 | 300 lm | 12h30mins |
ストロボ1 | 0-750 lm | 11h30mins |
ストロボ2 | 0-75 0lm | 10h |
RN1500のモード切替は合計5種類。3つの点灯モードと2つのストロボモードを含みます。最も明るい1500ルーメンではランタイムは1時間半程度と短いですが、モード3(300lm)では12時間以上バッテリーが持つという驚きのスペック。
おすすめの使用法は、街頭のある、明るい道では300ルーメン、薄暗い遊歩道では750ルーメン、真っ暗な農道やトンネルなどでは1500ルーメンを使用することです。環境に合わせて必要な光量を切り替えることで、ランタイムを伸ばしながら安心して夜間のサイクリングが楽しめます。
Olight(オーライト)公式通販サイトでは、12/13〜12/17まで、クリスマスセールを開催しています。全商品で最大40%オフの大幅値引きや、人気フロントライトとリアライトのセットが超特価。是非チェックしてみてください。
詳しくは オーライト公式通販サイト にて。
Olight RN1500の評判は?
ここからは、TwitterにてRN1500を使っているユーザーの声を調査し、参考になりそうな意見をまとめていきます。他の皆さんは、オーライトの製品をどのように評価しているのでしょうか?
多摩サイでライトの点灯実験。
— ばる (@barubaru24) November 20, 2020
1. Volt800 ローモード
2. RN800 ローモード
3. RN800 ミドルモード
4. RN1500 ミドルモード
カメラは全て、絞り・露出・露光時間等は統一してます。 pic.twitter.com/yMQmaVgP4i
明るさの参考になりますね!真っ暗な多摩サイでも、RN1500のミドルモードでしっかり安全に走れそうだなぁ。4h持ちますしね
RN1500初運用いいかんじ 暗い多摩サイもmidの750lmで充分 これで4時間持って使いながら充電もできるなら言うことないですわ pic.twitter.com/8ozdUiqUql
— フトーシャ (@suzukif) November 16, 2020
やっぱりこの意見多いですね〜!そう、本体は充電しながらも使えるのもいいですよね
OLIGHTのRN1500がアマゾンや楽天から消えているような??
— ホセ@今年のブルベはDNS (@MDB_hose) November 18, 2020
12月頃に買って動画レビューとかブログとかしてみようと思ったんだけどなぁ。#Olight #RN1500@JapanOlight
Twitterを中心に話題になったみたいで、一時期在庫切れを起こしているという話を聞きました。現在の在庫状況は以下から確認してみてください!
RN1500のパッケージングめっちゃ高級感あるな
— やまもと@1128山梨シクロ練 (@meridaojisan) November 19, 2020
それ、思いました。「iPhoneの箱かな?」というようなしっかりしたパッケージに入っており、好印象です。
RN1500という中華の性能が良かった商品、普通に検索しても中華のパクリ商品しかヒットしないし、もう中華の中華製品っていう何もわからない状態。
— 長耳赤目(セーブポイントおじさんはロード好き) (@eleven_nine_) November 16, 2020
大元のオーライト自体は有名ブランドなんだがなー。
オーライト自体は信頼できるメーカーですが、他ブランドから「RN1500」の類似商品が出品されているみたいですね。OEM工場から横流しなのか、もしくはパクリなのか…。
真相は謎ですが、製品の品質や保証を考えると、Olightから公式に販売されている商品を購入するのがおすすめです。
OLIGHT RN1500、11/25から割引か。 pic.twitter.com/1QtojXL0CQ
— yonaki (@yonaki11111) November 19, 2020
そうみたいです!!オーライトによれば、11/25より「自転車用ライト含む数多くの新作が40%オフ」というブラックフライデーセールが行われるとのこと。
40%オフって…。一年に一度レベルの大幅値引きだと思われますので、オーライトが気になっている方は是非チェックしてみてください。
遅ればせながら、やっとRN1500をバイクに取り付けてみた。なるほど、これはみんなが騒ぐ訳だ。動作の上品な感じとか配光もいい。これから冬なので出番があるかは不明だけど、デファクトになりそうね。 pic.twitter.com/bYhJDzb5KM
— ばっきー (@bakkyd) November 15, 2020
やはり、皆さん高評価の方が多いようです!Twitter上でも、批判的なレビューはほとんど見られませんでした。動作も安定しており、配向や見た目もスマート。バッテリー持ちと明るさのバランスも良い。
今後認知が広まると、他の国内メーカーさんは困る状況になるかもしれませんね…!それくらい良くまとまった商品です。
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