ロードバイク乗りが選ぶ人気ヘルメットのおすすめ10選|おしゃれに、かっこよくなる。

レビュー/インプレ

「ロードバイクのヘルメットを買いたいけど、どれを選んでいいか分からない…」
「せっかくカッコいいロードバイクに乗っているから、ヘルメットもおしゃれにしたい!」

松田まさなお
松田まさなお

こんなお悩みを抱えてはいませんか?

確かに、ロードバイクのヘルメットは、多数のメーカーからさまざまな種類のものが発売されており、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

ご自身にピッタリのヘルメットを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。そこでこの記事では、ロードバイク用のヘルメットについて、選ぶポイントと、当サイトがおすすめするモデルを10つ、紹介します。

こちらを読めば、もうヘルメット選びで後悔することはなくなりますよ。

事故時の被害を低減する、重要なヘルメット

壊れたヘルメット / Bryan on Twitter

「そもそも、ロードバイクにヘルメットって必要?」

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。そこでまず、ロードバイクにおけるヘルメットの重要性を押さえておきましょう。警視庁の調べによると、自転車の乗用中に交通事故で無くなった方のうち、約6割が頭部に致命傷を追っています。

また、自転車に乗用中に発生した交通事故のデータを見てみると、ヘルメットを着用していた人に比べ、着用していなかった方の致死率は、令和2年中では約3倍と高くなっているのです。このデータより、自転車に乗る時に重要なのは「頭部を守ること」だということが分かりますよね。

特にロードバイクは、一般的な自転車と比べてスピードが出ます。万が一、事故に遭遇してしまった時でも、被害を最小限にするために、ぜひヘルメットを着用しましょう。

※警視庁サイト
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/anzen/toubuhogo.html

ヘルメットの選び方!4つのポイント

ロードバイクのヘルメット選びには、押さえておきたい4つのポイントがあります。それぞれのポイントについて、順に解説していきましょう。

1)正しいサイズのヘルメットを選ぶ

ロードバイクに限らず、ヘルメットは自分にフィットするサイズを選ぶことが、何より重要です。サイズが合っていないと、サイクリング中に頭が痛くなってしまったり、万が一の際に脱げてしまったりしてしまいます。

ヘルメットの各モデルには、S、M、Lなど、洋服と同じように、アルファベットで複数のサイズが用意されています。しかし、注目すべき箇所は「頭周のめやす」です。メジャーを使って、ご自身の「額」から「後頭部の先」まで、ぐるりと一周させ、頭の周長を測ってみましょう。そして、この頭周にあったサイズをチョイスするといいでしょう。

また、上から見て頭の形が「楕円形」となる欧米人と違い、多くの日本人は「丸い形」をしています。そのため、頭周が合っていても、左右がフィットしないモデルもあります。そこで、メーカーによっては「アジアンフィットモデル」が用意されていますので、そちらを選ぶことで、ご自身にフィットするヘルメットを選べるかも知れません。

2)安全かつ重量が軽いモデルを選ぶ

ヘルメットはツーリング中、ずっと着用するものです。重いヘルメットを長時間かぶっていると、首が疲れてきてしまい、フォームを維持することができなくなります。もちろん、軽ければいいというわけではなく、強度や安全性が保たれたモデルに越したことはありません。

安全性の規格としては、製品安全協会が定めた「SG規格」や、日本自転車競技連盟が推奨し、国内のレースに参加できる「JCF認定」、EU加盟国の基準をクリアした「CE規格」などがあります。

まず、これらの安全基準をクリアしたモデルを選びましょう。その上で、重量の目安として「200g〜250gあたり」のヘルメットがおすすめです。

3)通気性が高いモデルを選ぶ

ロードバイクに乗っていると、汗をかいてきますね。汗をかくと頭も蒸れてきますので、熱がこもるヘルメットでは不快となり、夏場はさらに危険です。そこで、ヘルメットの内部に空気をたくさん取り入れ、効果的に空気の流れをつくり放熱させていく、通気性の高いモデルを選びましょう。

ロードバイク用のヘルメットは、ベンチレーションと呼ばれる空気穴が開いています。この穴が多いモデルは、空気がよく通りますので、夏場でも快適に走れますよ。

4)おしゃれでカッコいい、お気に入りのモデルを選ぶ!

最後はもちろん、「おしゃれ度」や「カッコよさ」も重要でしょう!ロードバイクに乗るということは、ご自身の生活をより豊かにする、趣味という側面もあります。

やはり、お気に入りのモデルをかぶって走ると、テンションも上がってきますよね。安全性が確保されているモデルだと確認した上で、デザインカラーなど、こだわりの一品を選びましょう。

ロードバイク用ヘルメットのおすすめ10選

では、上記の4つのポイントを押さえた上で、おすすめのヘルメットを紹介しましょう。

1)OGK KABUTO(オージーケーカブト)「VITT」

画像/ OGK KABUTO

●サイズ S・M・L・XL・XXL ●重量 245g/M ●カラー 11色 ●価格 16,500円

日本のヘルメットメーカー、オージーケーカブトが「これからのスタンダードスタイル」と謳う、ミドルグレードのモデル。日本のメーカーとあって、日本人にフィットするヘルメットをリリースしています。

最大の特長は、シールドを磁石で装着できる点でしょう。これによって、メガネをかけている人でも、サングラスに変えることなく、飛び石などから顔を守ることが可能となります。磁石はとても強力で、強風でもびくともしません。それでいて、脱着はとてもスムーズで、上下逆さまにもくっつけることができるため、休憩や収納の際にも邪魔にならず、たいへん便利です。

また、シールドはミラー加工や調光加工が施されたものに交換することもできます。コンパクト設計で、シルエットが小さめになりますので、初めての方でも違和感なく使えますよ。

2)OGK KABUTO(オージーケーカブト)「IZANAGI」

画像/ OGK KABUTO

●サイズ XS・S・M・L・XL・XXL ●重量 225g/M ●カラー 10色 ●価格 38,500円

こちらは、オージーケーカブトが東京オリンピックで勝利するために開発した、フラッグシップモデルです。オリンピックのある8月において、日本の高温多湿な環境で頭部を長時間、涼しく保つことができるように、技術の粋を結集してつくられました。

頭部全体からヘルメットを浮かせるように設計されており、内側の独自構造によって、空気の通りを良くしています。また、後頭部にある新開発のアジャスターは、つまみやすい大きなダイヤルで細かく調整が可能で、極上のフィット感を実現。

なお、ホワイトとマットブラックには、日本の伝統的な文様である「麻の葉」があしらわれているところもポイントです。高価格帯に位置するモデルですが、一度かぶればその価値は誰もが納得するはず。
ぜひ一度、カブトがつくった究極のヘルメットを、手にとってみてください。

3)KASK(カスク)「MOJITO X」

●サイズ S・M・L・XL ●重量 220g/M ●カラー 10色 ●価格 17,600円

イタリアのヘルメットメーカー、カスク。当メーカーの定番商品が「MOJITO X」です。

MOJITO Xに採用される、安全性と保護製を高めるテクノロジー「インモールドシステム」は、カスクによって特許取得済みの技術。重量を増やすことなく耐久性を高めており、転倒したときに、高いレベルの衝撃吸収を発揮します。

ブランドロゴやグラフィックはデカールではなく、全てパッドプリンティングで処理されており、シンプルな外見ですが、チョイスされているカラーがとてもおしゃれ。カラーも豊富に用意され、全10色から選ぶことが可能です。26個ある大型の空気穴で、優れた通気性を確保しています。

4)GIRO(ジロ)「SYNTAX MIPS AF」

●サイズ S・M・L ●重量 290g/M ●カラー 6色 ●価格 18,480円

ジロは1985年に創業した、アメリカのヘルメットメーカー。ロードバイクレースの強豪チームに提供されるジロのヘルメットは、トップライダーにも絶大な人気を集めています。

また、日本人の頭の形に合わせて作られた、アジアンフィットモデルのラインナップが豊富であることも特長。ワイドかつ深めのフィッティングで、海外メーカーに憧れているものの、頭に合わなかった方におすすめです。

このモデルは、上位にも採用されている「MIPSテクノロジー」を搭載。もしもの転倒時も、多方向衝撃保護システムがあなたの頭部を保護します。美しいシルエットと、25箇所の大型ベンチレーションによって、通気性が高いのも魅力です。

5)GIRO(ジロ)「AGILIS MIPS」

●サイズ M・L ●重量 295g/M ●カラー 5色 ●価格 14,080円

こちらもアメリカンブランド、ジロのモデル。シンプルなデザインでスタイリッシュな、スタンダードヘルメットです。ロードだけではなく、グラベルライドでも使えるよう、後頭部もしっかりと保護する構造となっています。また、このモデルにも、多方向衝撃保護システム「MIPSテクノロジー」を搭載しており、高いコストパフォーマンスを見せます。

32個のエアベントも、高い通気性に寄与。色使いもおしゃれで、ブルーのカラーは女性のコーディネートにもマッチするでしょう。アジアンフィットではありませんが、頭の形が合うのであれば、おすすめのモデルです。

6)MET(メット)「RIVALE Mips」

●サイズ M・L ●重量 250g/M ●カラー 7色 ●価格 16,490円

1987年に創業したMETは、イタリアンメーカーです。30年間、サイクリストの安全を第一に考え、サイクルスポーツ用のヘルメットのみを作ってきました。

事故の際、頭部の衝撃を逃して脳へのダメージを低減する「MIPSテクノロジー」を搭載しており、前モデルより10%以上も安全性が向上しています。また、新しいフィッティングシステムも採用され、容易な調整と優れたフィット感を実現。大型化されたヘルメット前部のベンチレーションホールは、優れたエアフローを発揮します。

細かなところでは、サングラスを挿すスポット穴も改良され、使い勝手も向上しています。カラーもスタイリッシュな7色を展開。安全性を重視するライダーにおすすめです。

7)MET(メット)「TRENTA Mips」

●サイズ M・L ●重量 250g/M ●カラー 5色 ●価格 27,940円

イタリアのブランド、METよりもう1モデル。ツール・ド・フランスの総合優勝を果たした、UAEチームエミレーツも愛用している、フラッグシップのヘルメットです。

優れたエアロダイナミクスと、効果的なベンチレーションによって、快適なかぶり心地を実現している、オールラウンダーモデルでもあります。どんなポジションを取っていても、後頭部に斜め25度の角度で設けられたデフレクターが、積極的に排気を誘導するため、きちんと通気性は確保されます。

カラーもあざやかな5色が用意され、シンプルながら美しい外観が魅力。2021年モデルは価格改定が行われ、大幅に値下げされており、手に取りやすくなりました。

8)rh+(アールエイチプラス)「LANBO」

●サイズ XS・M・L・XL ●重量 250g/M ●カラー 6色 ●価格 17,600円

イタリアのサイクルギアブランド「rh+」が放つ、近未来デザインのエアロヘルメット。自動車や工業デザインからインスパイアされた独創的な外観は、エアロダイナミクスも追求されており、内部の通気性とも両立して設計されています。

小型のダイヤルアジャスターによって絶妙なフィット感を実現しており、後頭部のサポー卜も強化。上下3段階でスライドと合わせて、頭全体をしっかりとサポートします。

「Yディバイダ」という機構によって、わずらわしいストラップの調整も不要です。
何より、マイナーなメーカーとあって、人とかぶってしまうことがないのも魅力。
当モデルは2017年のツール・ド・フランスにおいて、ワンティチームが使用しました。

9)LAZER(レーザー)「GENESIS AF」

●サイズ S・M・L ●重量 210g/M ●カラー 5色 ●価格 23,100円

レーザーは創業100年を超える、ベルギーのヘルメットブランド。常にレースに関わっており、これまでもさまざまなプロチームをサポートしています。GENESISは、レーザーの歴史を支えてきた名作ヘルメットですが、2019年に最軽量アジアンフィットモデルとして復活を果たしました。

多数のベンチレーションホールがあり、圧倒的な軽量性と通気性を実現。独自の「アドバンスドロールシス」というフィッティングシステムが採用されており、頭頂部のダイヤルで頭周にあるワイヤーを巻き上げ、頭部を優しくフィットさせます。

そして、軽量でありながら、EUの安全規格であるEN1078をクリア。後頭部には反射テープが施されており、夜間のライダーの安全性にも配慮されています。外観のシルエットもスタイリッシュで、とてもカッコいいモデルは、全てのライダーを満足させる逸品です。

10)ABUS(アブス)「AVENTOR」

●サイズ M・L ●重量 260g/M ●カラー 2色 ●価格 21,450円

自転車用ロックで有名なアブスは、1924年創業のドイツメーカー。AVENTORは、表面積の40%がエアベントという、放熱性に優れたヘルメットです。ロードバイクチーム「モビスターチーム」が山岳地帯で使用する、通気性重視のオールラウンドモデルとなっています。

大胆なエアホールが特長ですが、強固なシェルと強化骨格で帽体全体を補強しており、優れた衝撃吸収性でライダーの頭部を保護します。なお、フィットシステム「ZOOM ACE」は、後頭部をしっかりとホールドするとともに、ポニーテールにも対応。長い髪の女性には嬉しい装備ですね。

ドイツブランドらしい、質実剛健なモデルです。

まとめ

以上、ロードバイク用のヘルメットについて、選ぶポイントやおすすめのモデル10つを紹介しました。事故時の被害を低減させるヘルメットは、頭部のフィット感と通気性、そして重量を考慮しながら選べばいいことが分かりましたね。

乗車の際、テンションが高くなるようなモデルをチョイスできれば、なおいいでしょう!あなたにとってお気に入りの一品を選んで、素敵なロードバイクライフを満喫してくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました