世界の代表的なタイヤブランドの1つとして、車だけでなく自転車用タイヤでも高い評価を得ている「ミシュラン」が誇るレーシング向けロードタイヤ、ミシュラン POWER COMPETITION (パワーコンペティション) チューブラー。
評判がいいのは既にご存知だと思いますが、でもやっぱり実際に使ってみないと分からない!
ということで、実際にこのタイヤを購入して一週間ほど使ってみましたので、そのインプレッションをお伝えしていきます。
ミシュラン POWER COMPETITION チューブラーの概要
![](https://innertop.com/wp-content/uploads/2022/01/bi-73michelinpowercompetitiontubularcut.jpeg)
ミシュランが誇るトップレンジ「POWER」シリーズのなかでも、低い転がり抵抗とコーナーで安定するグリップ力を高次元でバランスした、オールラウンドなレーシングモデルに位置付けられるPOWER COMPETITION(コンペティション)モデル。
POWERシリーズが登場した2016年当時はクリンチャーのみでリリースされていましたが、2019年よりチューブラータイプもラインナップに追加。
転がりの軽いRACEコンパウンド、耐パンク層、高密度のしなやかなケーシング、ラテックスチューブが特徴で、価格帯は23Cが9,500円(税抜)、25Cが10,000円(税抜)、28Cが10,500円(税抜)。
ミシュラン POWER COMPETITION チューブラーのインプレ
![ミシュラン POWER COMPETITION チューブラーは、黄色主体のロゴマークが特徴だ](https://innertop.com/wp-content/uploads/2022/01/CA64B210-7A4B-4403-BC5F-B536F147158E-31125-00000EB33F01F4D9.webp)
僕はこれまで、乗り心地がよく転がり抵抗も低い優秀なチューブラータイヤとして、VITRIA(ヴィットリア)のCORSA(コルサ)を愛用してきましたが、たまには他のタイヤも試してみたいという気持ちになり、今回はこのPOWER COMPETITIONを選んでみました。
実際に買って一週間ほど走行してみたので、インプレッションをお伝えします。
![ミシュラン POWER COMPETITION チューブラー 28Cを付けて皇居内堀を5週ほど走ってみた](https://innertop.com/wp-content/uploads/2022/01/B81779B6-CC97-4E2C-AD7E-B46F003D5EC9.webp)
今回、空気圧は6bar前後で使用してみました。
安定感が増し、常に冷静な状態で走れる感じがある。これは28Cにした影響も大きいかもしれない。
急なカーブや、ちょっとした小石が乗ったアスファルトを走行する際にも不安感がほとんど無い。コントロール製が高く、小さな段差を越えたりするときにも安心感がある。
路面に吸い付くような走行感。ズォ――――ッ! という音を立てて路面を転がる。タイヤ自体が非常にしなやかで、路面の細かい衝撃を包み込んでいるような印象。
走りは決して重くないが、走りの軽さは以前使用したことのあるVittoria CORSA SPEEDの方が軽かったかな。POWER COMPETITIONも決して重くはない。むしろ軽い寄り。
ただ、ほぼスリックタイヤのようなトレッドバターンで、耐久性にはそんなにステータスを振っているようには思えない。基本的には、綺麗に舗装されたアスファルトをスイスイ高速で走るためのタイヤかな。
今回は空気圧6barでの使用でしたが、7〜8bar程度の高圧ではまた違ったインプレッションになる可能性が高いです。また、耐久性については、後日追ってレビューします。
![ミシュラン POWER COMPETITION チューブラー 28C](https://innertop.com/wp-content/uploads/2022/01/IMG_3071.webp)
![ほとんどスリックタイヤに近いトレッドパターン。サイドウォールの手前にはグリップを高めるためのパターンが刻まれている。](https://innertop.com/wp-content/uploads/2022/01/88842D80-121D-4B1B-869C-632A0FF06F7F-31125-00000EB34049CFB6.webp)
![ミシュラン POWER COMPETITION チューブラー 28Cの接写。しなやかで柔らかい、コントロール製の高いタイヤだった。](https://innertop.com/wp-content/uploads/2022/01/7CF2943D-79E5-4DA9-9294-8C4DDA3E6ED0-31125-00000EB341B50627.webp)
ミシュラン POWER COMPETITION チューブラーの価格は、23Cが9,500円(税抜)、25Cが10,000円(税抜)、28Cが10,500円(税抜)。
ハイクラスのチューブラータイヤとしては比較的コストパフォオーマンスの良いものではありますが、それでも一本一万円はかなり高価。Amazonでは、サイズによっては定価より安く入手することができます。
その他の入手方法としては海外通販を使うという選択肢もあります。Amazonよりさらに少し安く購入できる可能性がありますが、手元に届くまでに2週間前後要することに注意が必要です。
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