【PINARELLO】初心者から中級者にもおすすめのロードバイク2019年最新版
この記事では、名門ロードバイクメーカーPINARELLOの2019年モデルのロードバイクの中から、初心者や中級者におすすめのモデルを紹介していきます。
PINARELLO(ピナレロ)の概要
PINARELLO(ピナレロ)は、イタリアの老舗自転車フレームビルダーです。
イタリアには数多くの自転車ブランドがありますが、その中でも「イタリアロードバイク御三家」(PINARELLO、DE ROSA、BIANCHI)に数えられる名門ロードバイクメーカーです。
PINARELLO(ピナレロ)の特徴といえば美しい左右非対称フレーム。独特のフレーム形状はフラッグシップのみならず、エントリーモデルにまで採用されており「走行している際に本当の均衡となる」ように計算されています。
TEAM SKYなどの一流プロチームに車体を供給しており、そこで培った経験とフィードバックもPINARELLOのバイク作りに活かされています。
おすすめのロードバイク1 PINARELLO RAZHA
PINARELLO RAZHA(ラザ)
「RAZHA」は「DOGMA 65.1」直系といえる最新のアシンメトリック・デザインを身にまとったすべてのサイクリストにお勧めできるパーフェクトなバイクです。
1″1/8-1″1/2 ONDA フロントフォーク&テーパーヘッドセットはブレーキ制動時に最大の剛性と安心感を提供します。THINK2システム採用で電動・メカニカルどちらのコンポーネントにも対応しますので、将来のアップグレードも楽しみです。「RAZHA」には小柄な女性向けの「EZ-fit」モデルの設定もございます。
「イタリアンザフィーラブルー」は、エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア/ チームスカイ)がリオ五輪で金メダルを獲得したBOLIDE HR のカラーリングをモチーフにしたスペシャルカラー。トップチューブにはイタリア語で「落ち着いて、冷静に」という意味のタイポグラフィが入ります。
一世代前のDOGMAを踏襲した非対称フレームと「うねうねフォーク」が美しい
Razhaは、ツール・ド・フランスを制したこともあるかつての最高峰モデル「DOGMA 65.1 THINK2」の形状を継承した上位モデル、「MARVEL」と同じモールド(金型)を使用することで「MARVEL」と全く同じ形状を得ています。
「DOGMA 65.1 THINK2」と同様にエアロダイナミクスを意識したテールフィンを持つ「ONDA 2V」が採用されており、フレームシルエットが非常に似たものとなっています。
1″1/8-1″1/2 テーパーヘッドセットはブレーキ制動時に最大の剛性と安心感を提供します。
最近のPINARELLOバイクではフォーク形状が刷新され、このうねうねONDAフォーク形状をまとったラインナップはこの「Razha」のみとなりました。
初心者にとって最高の選択肢 アップグレードで生まれ変わる高ポテンシャルなカーボンロード
フレーム素材に使われている24HMUDカーボンはアマチュアサイクリストに最適な剛性バランスで、ロングライドを中心として使うような乗り方を考えているカーボンバイクを初めて体験するライダーには丁度良いバイクです。
振動減衰性能に優れているので路面から伝わるショックを和らげ体へのダメージは軽減されるのでロングライドを気持ちよく楽しめます。
フレーム形状は純粋なレーシングバイクですから、ホイールなどの各種パーツをアップグレードすることでホビーレースにも耐えうるポテンシャルを持ちます。
電動コンポーネントにも対応しており、可能性の広がる初心者にとって最高のカーボンロードバイクでしょう。
価格:105ミックス完成車 ¥243,000-
おすすめのロードバイク2 GAN
PINARELLO GAN(ガン)
マテリアルは高強度系のハイストレングスT600 カーボンを採用し強度と剛性を確保。
ジャガーとの共同開発で得られた「DOGMA F8」の最新テクノロジーを受け継ぎ、最高の整流効果が得られる「FLATBACK(フラットバック)」チューブデザインや、ピナレロハンドリングを受け継ぎさらに磨きが掛かった「ONDA F8 フロントフォーク」など、ハイエンドモデルに引けを取らないスタイリングと性能を持っています。
将来のグレードアップなど拡張性も高く、長く楽しんでいただけるモデルに仕上がっています。
初心者に最適なカーボン素材 トッププロの馳せるDOGMAシリーズのルックスを受け継ぐGAN
「GAN」のみ2018年モデルがそのまま継続販売されます。「GAN(ガン)」とは創世記に記されている「エデンの園」からとられた古い呼び名で、「全てのサイクリストに無類で最大の楽しみを与える」という願いから付けられたネーミングです。
「GAN」は「DOGMA F8」の直系となるレーシングモデルでカーボン素材はロングライド等に最適な剛性のハイストレングスT600カーボンを採用しています。
アマチュアサイクリストに最適な剛性バランスで、ロングライドを中心として使うような乗り方を考えているカーボンバイクを初めて体験するライダーには丁度良いバイクでしょう。
振動減衰性能に優れているので路面から伝わるショックは和らげ体へのダメージは軽減されるのでロングライドを気持ちよく楽しめます。
「GAN」の金型は新設計された全く新しいものですが、「DOGMA F8」と並べて比較しないとわからないぐらいシルエットの違いはほんのわずかで、従来からのアシンメトリックデザインに加え、ジャガーとの共同開発で生まれた最新のエアロダイナミクスフォル等の「DOGMA F8」が持つテク二カルソリューションのほとんどを受け継いでいます。
最新の空力科学が存分に活かされた高性能のエアロロードバイク
UCIのルールをクリアーしながら最大の整流効果を発揮するフラッドバックチューブデザインは空気の乱れを抑えることで空気抵抗を低減しライダーのエネルギー消費を最小限に抑えることを可能とします。
「DOGMA F8」と同じデザインの「ONDA F8フォーク」を採用することで空気の流れを推進力に変えてしまう究極の空力性能を手に入れました。
「DOGMA F8」の試乗体験から想像するとこのバイクはかなりのエアロ効果が期待できる「エアロ・ロードバイク」かもしれません。
2019年モデルの「GAN」に搭載されるコンポーネントは11スピードのシマノ・新型105(R7000)がフルコンポセットで採用されています。
また、ステムとヘッドパーツは上位機種と同じく「MOST TIGER AERO STEM」と「エアロ・ヘッドセット」が標準仕様となりました。
価格:105完成車 ¥298,000-
まとめ PINARELLOのエントリーカーボンバイクは後悔させない最高の選択肢
アップグレード次第でレースでも活躍できる
PINARELLO の「RAZHA」「GAN」ともに、高性能なカーボンロードバイクです。
「RAZHA」は一世代前のPINARELLOの最高峰モデル、「GAN」は現行のプロが用いる最高のロードバイクのテクノロジーを存分に継承したエントリーロードバイクです。フレーム形状は最高峰モデルとほぼ変わりません。上位モデル「DOGMA」と違う主な点はフレームに使用しているカーボンのグレードです。
これらのエントリーグレードのカーボンローロバイクに使用しているカーボンは、ハイエンド機種よりも弾性が低い(しなりやすい)ものが使用されています。
弾性の低いカーボン素材は竹のようにしなるため、走行中の地面からの振動を適度に吸収します。しっかりした日本製の東レカーボン素材を使用していているため、踏み込んだ力が逃げるというようなことはありません。
このようにとても高性能なフレーム性能を持っているので、各種パーツをアップグレードしていくことでアマチュアレース等で活躍できる性能を発揮できるでしょう。
他メーカーにはない流れるような魅力的な形状
PINARELLOの特徴はなんといっても特徴的な左右非対称なエアロ形状。
ひと目でそれとわかるフレームは、軽さよりも走行時の安定性、空力性能を重視しています。
一見わかりにくいですが、PINARELLOのアシンメトリックデザイン(左右非対称デザイン)はフレームの内側にも見られ、剛性が必要な箇所のカーボンを肉厚に、逆にあまり力が加わらない部分の厚みを薄くし、「走行中に本当の左右対称」がうまれるよう設計されています。
テクノロジーはもちろんですが、他のメーカーとは一線を画したフレーム形状の美しさを持ちます。価格が安いとは言えませんが、その性能やデザイン、将来性を考るとコストパフォーマンスは高く、初心者の心強い相棒となってくれることは間違いありません。
盗難には気をつけてくださいね。
参考サイト;http://www.riogrande.co.jp/pinarello_opera/ , https://www.cozybicycle.com/jouhou/roadbike/pinarello2019/pinarello2019.html
コメント
突然のコメント失礼します。
最近ロードバイクに興味を持ち調べていたところ気になったので…
カーボンについて
自転車のことはあまり知らないのですが、「竹のようにしなる」のであれば弾性の低いカーボンが使われているのでは?
当方釣りが趣味でして、高価な、高弾性なカーボンほど曲がりづらく扱い難いかわりに凄まじい反発力を要し、安価な入門者向けの竿は低、中弾性のカーボンをメインに曲げやすさ、扱いやすさ、丈夫さを謳っているものが多くみられます。
一昔前の高価な高弾性カーボンが売りの竿って本当パキンパキンなのが多くて、使いこなせれば結構なメリットもありましたが、とにかく扱いには気を使うし、そもそも使いこなすのが初心者には無理だなってレベルのものでした。
竿のイメージで乗り心地を想像しましたが、所謂、高弾性と言われる46tとか60tでフレームなんて作ったらバッキバキで段差越えたらボキンと折れそうで。
故に初心者用のフレームにおいてもそうではないかと思ったのです。
東レのホームページで素材の特徴が見られたはずです。
メーカー毎の特徴はすごくためになりました。
コメントありがとうございます。
拝見しましたところ、カーボンの弾性に関する表記「高い」→「低い」が誤った記載となっておりました。おまいめ様のおっしゃるとおり、弾性の高いカーボンはしなりにくく、硬いものとなります。
今回記事中の解説で使用する場合に最適な表現は、「弾性の低いカーボンを使用しているためしなりやすい」というものです。該当部分を訂正し、表記ミスを深くお詫び申し上げます。
引き続きインナートップをご愛顧くださいますよう、お願い申し上げます。