サイクリングに最適な季節!…え、ちょっと寒い?いや!関係ない!
この記事では、ロードバイク乗りデザイナーがロードバイク乗りのために選ぶおすすめのレッグウォーマーを5つ紹介します。冬用のビブではなく、レッグウォーマーを使うメリットや、レッグウォーマーを選ぶ際の注意点についてもカンタンにご説明させていただきます。
体温調節がしやすく夏用ビブが使い回せる「ロードバイク用レッグウォーマー」で、秋冬シーズンも賢くサイクリングを楽しみましょう!!
冬用ビブではなくレッグウォーマーを使うメリット
サイクリングに最適な季節!
…え、ちょっと寒い?いや!関係ない!
…とは言っても、秋〜春先の寒いシーズンは、ロードバイク乗りにとってはしんどい季節。プロのロードレースも基本的に冬はオフシーズンとなりますからね。
しかしながら、寒い季節でもロードバイクで快適にサイクリングが楽しめたら良いですよね? そんな時に一役買うのが「レッグウォーマー」です。冬用のビブショーツやジャケットではなくレッグウォーマーを使うのには、以下のようなメリットがあります。
体温調節がしやすく快適
冬用ウェアではなくレッグウォーマーをレイヤードするメリットとしては、体温調節のしやすさが挙げられます。先程も挙げたように、大抵の場合、自転車に跨ってハイペースで漕いでいると想像以上に体が熱くなってくるはずです。
そんな時、レッグウォーマーやアームウォーマーであれば比較的簡単に脱着でき、サイズもコンパクトなので、背中のポケットが空であればそこに押し込むことができるでしょう。
夏用ビブが使い回せて経済的
冬用のサイクリングウェアは、夏用と比べて高価な傾向にあります。お金持ちのサイクリストなら問題ありませんが、限られた範囲内で趣味を楽しんでいる健全なロード乗りからするとなるべく低コストで装備を整えたいところです。
ロードバイク向けのレッグウォーマーを使用すると、わざわざ冬用の長袖ビブを買い足さなくても、夏用ビブショーツを秋〜冬で継続して使用できるため、非常に低コストで抑えることができます。
いくらレッグウォーマーを着用しても、流石に12月〜2月の真冬にはやや厳しいと感じることもありますが、動き出せば暖かくなるのでなんとかなります!「多少の気合が無くてはこの趣味は続きません!」ということで。
この記事で紹介するのは「レッグウォーマー」のみですが、プラスでアームウォーマーやシューズカバー、ウィンドブレークジャケット等をレイヤード(重ね着)することで装備を強化できます。
ロードバイク向けレッグウォーマーの賢い選び方
では、ここからはロードバイク乗りがレッグウォーマーを選ぶ際に注意したいポイントなどをカンタンに解説します。大抵の方が想像付いているとは思いますが、大きな注意点は「サイズ」になります。
ももからズレ落ちないか?
ロード乗り意外でも共通の悩み。そして、レッグウォーマーを選ぶ際に注意すべき専らの項目は「サイズ選び」です。サイズを間違えて大きめを選んでしまうと、走行中にレッグウォーマーがだんだんと、じわじわと、ズルっと落ちてきます。
これがかなりのストレスとなります。走行中にずれ落ちるレッグウォーマーは、なんなら「付けない方がまし」とさえ思うかもしれません。このように、レッグウォーマーを購入際には「サイズ感」に特に注意するようにしてください。
このあと紹介する5つの各おすすすめレッグウォーマーでは、サイズ感がわかりやすいように、サイズの参考になりそうなレビューを掲載します。
ももの締め付けが強すぎないか?
逆に、サイズが小さすぎるとこのようなトラブルが起きてきます。場合によっては締め付けが強すぎるあまり、ももが赤く腫れてしまったり、出血に繋がることもあるようです。
各メーカーによってサイズの表記が大きく異なります。「パールイズミでLでちょうど良かったからこのメーカーもLでいいか〜」という具合でサイズを選択するのは、ちょっと待ってください。
サイズ感だけでなく、素材の伸縮性も異なります。素材感に関しては好みが分かれる部分でもあります。「伸縮性が高い」タイプでは幅広いサイズに対応できるメリットがあります。逆に、伸縮性が低めのタイプでは、肌に優しく自然な装着感が得られるメリットがあります。
デザインはビブショーツに合う?
多くのロードバイク乗りはコーディネートに気を配っており、近年オシャレなサイクリストが増えてきていると思います。
筆者はデザイナーだからでしょうか、よりこのような目で見てしまうのですが…せっかく格好いいサイクルジャージでも、それに合わせるレッグウォーマーが癖の強い柄モノだったりすると、雰囲気がカオス状態になりかねません。
基本的に「無地ブラック+多少の装飾(ロゴ等)」が入っているものがおすすめです。無難に、様々なウェアに組み合わせて使えます。
また、表面があまりにツルツルしたものは「下着感」が強くなってしまいますので注意。生地感のあるものや、ワンポイントロゴなどが入ると、全体の印象として高級感が生まれます。
ロードバイク向けおすすめレッグウォーマー5選
以上で紹介した「ロードバイク向けのレッグウォーマーの選び方」を頭の隅に入れていただけたならば、いよいよおすすめのレッグウォーマーを紹介していきます!
サイズ選びの参考になりそうなレビューも掲載していますので、自分の脚と照らし合わせながら、想像しながら合いそうなものを選んでみて下さい。
1.[パールイズミ] レッグウォーマ― 418
参考価格: | |
価格: | ¥ 5,196 |
高い伸縮性と高品質な縫製の王道品
長い時間を掛けて最高のレッグウォーマーを探す時間が惜しい場合は、ひとことで言えば「この製品を購入すれば間違いない」と思います。かなりの時間をかけてレッグウォーマーを調べましたが、最終的には、一番最初に見ていたこの製品を「ベストバイ」と結論づけました。
フィット感、生地の素材と縫製クオリティ、丈夫さ、滑りにくさ、見た目の全ての点で平均点よりやや上。日本ブランドらしい、良い商品です。
少し肌寒い日に温度調節できる便利なレッグウォーマ、内側は起毛素材で暖かく、柔らかな肌触りです。小さくたためばバックポケットにも入れられて携帯にも便利なアイテムです。太もも上部のラッセルテープが長くなり、よりずり落ちにくくなりました。柔らかくフィットして締め付けによるストレスも軽減します。/ PEARL IZUMI公式サイトより
パールイズミは、長年ロード乗りから愛されるサイクルウェアメーカー。高品質でコストパフォーマンスが高く、海外からも人気のあるジャパンブランドです。
サイズは S M L XLから選べます。レビューを見ると、一般的な男性でMサイズを購入している人が多かったです。伸縮性があるためある程度は調整が効くようです。
Mサイズ購入。太ももの一番太いところで54センチ、きつくもなくちょうどでした。
レーサーパンツは普段同社のLサイズをはいてます。
身長171センチ68キロ、少し細めの太もも52センチでMサイズがジャストフィット。
2.[パールイズミ] 440 ウィンドブレーク ライト レッグ ウォーマ
参考価格: | |
価格: | ¥ 6,797 |
薄手の防寒素材を採用したストレッチ性のあるレッグウォーマー
こちらも同じくパールイズミのレッグウォーマー。薄手の防風素材「ウィンドブレーク® ライト」を前面のみに使用することで、防風性能と伸縮性能を共存させているレッグウォーマーです。
実際に試着しましたが、伸縮性はあるものの、1番で紹介したパールイズミよりもややタイトな装着感。また、こちらの方が暖かく感じます。寒い冬でもバリバリにトレーニングしたい人にもおすすめ。
薄手の防風素材「ウィンドブレーク® ライト」を前面に使用した気温10℃対応のレッグ ウォーマです。ストレッチ性に優れ、裏面の微起毛加工がソフトな肌触りです。適度な保温性とムレにくい透湿性、携帯にも便利でこまめに温度調節も出来るので冬でも多く走る方におすすめです。ウィンドブレーク ライト ビブ パンツ(T6030-3D)と合わせて使って頂けます。/ PEARL IZUMI公式サイトより
シームレスなデザインで、ふくらはぎの部分にワンポイントロゴのみというシンプルなデザインも良いですね。
また、こちらの製品はAmazonで無料で試着できる「Prime try before you buy」にも対応しているため、サイズが合うか心配…という方は、MとLの2種類を試着してサイズの合う方だけ購入、合わない方は返品する、というような買い方もおすすめです。
身長165.体重72。太もも59㎝の筋肉質体型でSサイズを選択。一度走行中にずれていたことがあります。防寒性能は真冬でも文句無しです。耐久性も高そうなつくりです。
くの字に曲がっているので着心地がいい感じです。
ただ1つ、上部の滑り止めが甘いので、ズレてきます(サイズによるとは思いますが)
172㎝、75㎏ 太もも58㎝前後で Lサイズを購入。前面が防風素材のためか、同社の他のレッグウォーマーと比べてやや伸縮性は低く、タイトな着圧感。薄手のコンプレッションインナーのタイツの上に履くと、履けないことはないが、まぁまぁパツパツになる。ビブショーツやレーパンの下に直で履いてちょうど良い感じ。ずれ落ちは感じない。
3.シマノ(SHIMANO) バーテックスレッグウォーマー
参考価格: | |
価格: | ¥3,510 – ¥5,450 |
シマノらしい高品質でコスパ最高のレッグウォーマー
伸縮性のあるフリース素材を使用したレッグウォーマー。脚の屈伸に最適な立体的な形状と、伸縮性の高い素材のおかげで、脚の動きにぴったりフィットします。太もも部分の開口部にはシリコングリップがついていて、ずれることを防止。
SHIMANO製だけあって品質は十分ですが、例によってどシンプルなデザインです。ふくらはぎに反射素材の黒い「SHIMANO」のロゴがプリントされており、地味といえば地味かもしれませんが、良く言えばどんなサイクルウェアにも合わせることができますね!
価格も、サイズによっては4000円以下で購入することもでき(Amazon)、性能と品質、耐久性を考えると非常にコストパフォーマンスの高い製品と言えると思います。
身長172cm腿周り50cmでsサイズを購入しました。伸縮性がありぴったりです。
シマノはEUサイズが基準なので注意してください。
フィット感よし、1ミリもずれない。コスパ最強ですね。
サイズピッタリ、さらに感触もグッドでずり落ちない。
4.Santic(サンティック) サイクルレッグカバー 裏起毛
価格: | ¥2,580 |
中国発のハイコスパブランドが作る安定の品
Santic(サンティック)は中国に拠点を構えるサイクリングアパレルブランド。中国メーカーというと「安かろう悪かろう」のイメージが強いですが、Santicは、以前ツール・ド・フランスにも出場したチームへウェア提供をしていた経験があり、比較的信頼できるブランドです。
こちらのレッグウォーマーは、裏起毛素材で、シリコン素材をドット状に配置した滑り止めを採用しています。右膝外側には反射素材が使われているため、夜間での使用でも安心感があります。
価格は今回紹介する中では最安で、3000円出してお釣りがくる価格。なるべく安く、そこそこの品を手に入れたい方にとってはベストなチョイスになりそうです。
サイズ感は普段と同じイメージで購入できそうですが、迷った場合は、ズレ落ちを気にする場合は小さめを、締め付けの優しさを優先する場合は大きめを選びましょう。個人的には小さめをフィットさせて使うのがおすすめです。
165cm、65kg、太腿がやや太めの体型でLで良い感じでした。80kg程走りましたが締めつけもちょうど良く、下がってくることもありません。
12~13℃以上なら使えますが10℃以下になると個人的な体感としては無理が生じてきます。
太もも周りが50cm位なので、Lサイズを注文したのですが、ちょうど良い締め付け感でよかったです。パツパツが嫌な方は余裕を持ったサイズを注文した方が良さそうです。
5.DECOJA 起毛レッグウォーマー
価格: | ¥3,980 - ¥4,280 (サイズにより) |
珍しい!日本製・高品質でハイコスパのレッグウォーマー
DECOJA(デコジャ)というブランドは聞き慣れない方が多いかと思いますが、日本のサイクルウェアブランドです。全ての製品がそうというわけではないと思いますが、このレッグウォーマーは日本国内で製造。国産のレッグウォーマーはかなり珍しいですよね。
さすが日本製だけあって、生地のクオリティや縫製のきっちりしている感じがあります。比較的生地の厚みがあるイメージ。
太もも部分の滑り止めにはシリコンラッセルテープを使用しており、肌に優しくも滑りにくい設計になっています。価格も4000円以下で購入できるので非常にコストパフォーマンスの高い商品です。
足首の部分は締め付けが弱めで、先端までぴしっと締まるのが好きな方にはおすすめしにくくなります。逆に、適度な締めつけで快適に着用したい方には良い設計です。
サイズ感も普段と同じイメージで購入できます。他のレッグウォーマーでも共通ですが、伸縮性があるため、ある程度のサイズに適応できます。好みの締付け具合に応じてワンサイズ下も検討してみてください。
164cm、62kgで、Sを注文しました。サイズはぴったりでした。太ももの締め付け感は無く、ずり落ちも無かったです。
身長171cm、体重68kg、股下81cm。普通に立った状態で大腿部の周囲が57cmですがLサイズを購入。
結果としてはジャストフィットでした。150kmほどのガチ漕ぎライドをしてきましたがずり落ちは一度もなく、位置を調整すらしていません。
身長169 体重68キロ 太もも一番太い所で52cm 股下78cmでMサイズ購入。私にはMサイズでちょうど良い。少しズリ下がりは有りますが問題ない下がりです。
まとめ:この秋-冬シーズンも快適にサイクリング!
ここまで、ロードバイク向けのおすすめレッグウォーマーを5つご紹介してきましたが、いかがでしょうか。レッグウォーマーは、この秋-冬シーズンに1つあると非常に重宝するアイテムです。
ぜひとも、暖かくて、ペダリングがしやすくて、ズレなくて、見た目もしっかりしているレッグウォーマーを1つ選んでみてください。他サイトでは1000円台〜2000円で買える「ノーブランド」のレッグウォーマーを推奨するような記載が見られますが、私はおすすめしません。
実際に手元で見て比べれば一目瞭然ですが、性能の差がかなりあります。私はこれまでにノーブランド品にも手を出しました。今思うと、「あのときの2000円に+数千円を頑張って足してでもしっかりした製品を買えばよかったな…」と思います。
かといって、「お前がお金を出してくれるのか?」という問いには「No」と言わざるを得ません。あえて脇道にそれて挑戦したい方を止めはしませんが、どちらにしても、この秋-冬シーズンも、防寒対策をして快適にサイクリングを楽しんで行きましょう!!
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