いよいよ来年に迫った東京2020オリンピック。日本で夏季五輪が開催されるのは、1964年東京オリンピック以来実に56年ぶりだ。2030年に北海道札幌市が2030年冬季五輪に名乗りを挙げているものの、次に日本で夏季五輪が見られるのはいつになるかわからない。そんな2020東京オリンピックの観戦チケットの1次抽選、および1次追加抽選は、2019年7月30日に既に終了してしまっている。でもまだ諦めないで欲しい。折角の自国開催。世界のアスリートが集う貴重な機会を見逃さないために今できるチケット対策と、2次抽選がいつ行われるのかについて予想する。
第1次抽選と追加抽選販売は既に終了
競歩やマラソンなど、市街地がコースに含まれる競技を除き、オリンピック競技の現地観戦にはチケットが必要だ。最初のチケット販売は、2019年5月9日〜29日までに行われた「第一次抽選」だった。そして、2019年8月8日から19日にかけて、「第一次抽選の追加抽選」が行われた。これは、急遽設けられた追加募集で、第一次抽選に参加して1つも当選しなかった人のみが参加対象の、いわば”敗者復活戦”だった。
第2次抽選の予定日はいつ?
東京オリンピック公式サイトによると、チケットの第2抽選の申し込み開始日は、「2019年秋」とされていた。しかし、2019年10月30日現在のところ、まだ2次抽選は行われておらず、正式な予定日は公表されていない。

第2次抽選が9月から延期された経緯
時期を「今年秋」としていた東京五輪チケットの第2抽選だが、大会組織委員会は2019年9月9日、「申し込み受け付け開始を延期する」と発表した。延期の理由について担当者は、「一部の関係者の間で、調整がつかなかった」と説明している。本来は2019年9月10日に行われる予定だった記者会見で、、大会組織委員会によって詳細な日程が公表される予定だった。
5月の1次販売では公式販売サイトのID登録者約750万人のうち512万人が申し込み、当選者96万人が322万枚を購入。8月には1枚も当たらなかった416万人を対象に追加抽選があり、用意した約68万枚のうち35万枚を販売した。
ソース:朝日新聞
第2次抽選開始日予想!正式発表はどこでされる?
東京五輪公式サイトであるOLYMPICCHANNELによると、第2次抽選は2019年冬を予定している、とのこと。大方の予想では、年内に正式なアナウンスが行われると予想される。また、正式な発表時には事前に大会組織委員会による記者会見が行われ、新聞、地上波のニュース、その他多くのメディアが取り上げるはずだ。発表の知らせを見逃す心配は少ないだろう。また、このあと紹介する「TOKYO 2020 ID」への登録で最新情報などを受け取れる。
チケット購入時に必要な「TOKYO 2020 ID」について
東京五輪及びパラリンピックのチケット購入の際には、事前に「TOKYO 2020 ID」へ登録する必要がある。TOKYO 2020 ID:https://tokyo2020.org/jp/special/2020id/
TOKYO 2020 IDの取得には、氏名やメールアドレス、現住所の登録が必要だ。また、希望者にはメールマガジンが配信される。東京五輪・パラリンピックのチケット販売情報も配信されるので、チケット販売情報をいち早く入手したい方は配信を希望してみるといいだろう。
第2次抽選で申し込める対応競技や種目は?
第2次抽選では、第1次抽選と同じく、予定されている全ての競技の観戦チケットが申し込める。1次抽選の追加抽選は第1次抽選で落選した人のみ参加が可能だったが、第2次抽選では全ての人が対象だ。
競技(種別等) | 価格帯 |
---|---|
水泳(競泳) | ¥5,800 ~ ¥108,000 |
水泳(飛込) | ¥3,500 ~ ¥30,500 |
水泳(アーティスティックスイミング) | ¥4,000 ~ ¥45,000 |
水泳(水球) | ¥3,000 ~ ¥18,000 |
水泳(マラソンスイミング) | ¥3,500 ~ ¥5,500 |
アーチェリー | ¥3,000 ~ ¥7,000 |
陸上競技(トラック&フィールド) | ¥3,000 ~ ¥130,000 |
陸上競技(マラソン) | ¥2,500 ~ ¥6,000 |
陸上競技(競歩) | チケット販売なし |
バドミントン | ¥4,000 ~ ¥45,000 |
野球 | ¥4,000 ~ ¥67,500 |
ソフトボール | ¥2,500 ~ ¥25,500 |
バスケットボール(3X3) | ¥3,000 ~ ¥18,000 |
バスケットボール(バスケットボール) | ¥3,000 ~ ¥108,000 |
ボクシング | ¥3,500 ~ ¥45,000 |
カヌー(スラローム) | ¥3,000 ~ ¥10,000 |
カヌー(スプリント) | ¥3,000 ~ ¥9,500 |
自転車競技(BMX フリースタイル) | ¥4,000 ~ ¥10,000 |
自転車競技(BMX レーシング) | ¥3,000 ~ ¥12,500 |
自転車競技(マウンテンバイク) | ¥3,500 ~ ¥5,000 |
自転車競技(ロード(ロードレース・ゴー ル、個人タイムトライアル)) | ¥3,500 ~ ¥5,500 |
自転車競技(トラック) | ¥4,000 ~ ¥14,500 |
馬術(馬場馬術、総合馬術、障害馬術) | ¥3,000 ~ ¥16,000 |
フェンシング | ¥3,000 ~ ¥11,500 |
サッカー | ¥2,500 ~ ¥67,500 |
ゴルフ | ¥3,000 ~ ¥10,000 |
体操(体操競技) | ¥4,000 ~ ¥72,000 |
体操(新体操) | ¥4,000 ~ ¥36,000 |
体操(トランポリン) | ¥5,500 ~ ¥16,000 |
ハンドボール | ¥3,500 ~ ¥20,000 |
ホッケー | ¥2,500 ~ ¥10,000 |
柔道 | ¥4,000 ~ ¥54,000 |
空手(形、組手) | ¥3,500 ~ ¥12,800 |
近代五種 | ¥2,500 ~ ¥4,000 |
ボート | ¥3,000 ~ ¥9,500 |
ラグビー | ¥2,500 ~ ¥25,500 |
セーリング | ¥3,000 ~ ¥5,500 |
射撃(ライフル、クレー) | ¥2,500 ~ ¥5,500 |
スケートボード(パーク、ストリート) | ¥4,000 ~ ¥11,500 |
スポーツクライミング | ¥3,000 ~ ¥12,500 |
サーフィン | 調整中 |
卓球 | ¥3,500 ~ ¥36,000 |
テコンドー | ¥3,000 ~ ¥9,500 |
テニス | ¥3,000 ~ ¥54,000 |
トライアスロン | ¥4,000 ~ ¥8,000 |
バレーボール(ビーチバレーボール) | ¥3,500 ~ ¥45,000 |
バレーボール(バレーボール) | ¥4,000 ~ ¥81,500 |
ウエイトリフティング | ¥2,500 ~ ¥12,800 |
レスリング(フリースタイル、グレコローマン) | ¥4,000 ~ ¥45,000 |
✓チケット価格は、2018 年 7 月 20 日現在のものです。大会計画や競技スケジュール等により、価格帯等は変更となる場合があります。
✓ チケット価格は全て日本円・税込みとなります。
✓ 調整中の価格については、大会計画や競技スケジュール等の状況により、価格が決まり次第公式ウェブサイトで発表されます。
チケットがなくても見ることができる競技は?
繰り返しになるが、市街地がコースに含まれる競技を除き、オリンピック競技の現地観戦にはチケットが必要だ。気になる、チケットがなくてもタダで観戦できる競技は以下の6つだ。
①競歩、②マラソン、③水泳マラソンスイミング、④トライアスロン、⑤自転車ロードレース、⑥カヌー
この中でも特におすすめなのが⑤自転車ロードレースだ。スタート地点は武蔵野の森公園、ゴールは富士スピードウェイだが、レースのほとんどが市街地であり、チケットなしで観戦できる。
競技用自転車は50km/hを超える非常に速い速度での圧巻のレースが見どころだ。速度が早すぎて観戦は一瞬の出来事のようになってしまうかもしれないが、世界的には非常に人気の高いスポーツ、「サイクルロードレース」を生で見る貴重な機会。是非コースをチェックしていただきたい。
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