自転車の組み立てに必要な工具はこれだ!初心者向け・メンテナンスも完璧!

メンテナンス

当記事では、ロードバイクの組み上げに必要な工具(20個)を全てご紹介。

ロード乗りデザイナ
ロード乗りデザイナ

自分で自転車をバラ完した際に調べた情報の備忘録です!

ロードバイクを組むためには専用工具が必要です。この度私は自分で自転車をフレームセットの状態から組み上げました。(仲間数名と一緒に。)この際の体験に基づき、実際の組み上げに必要となった工具たちを備忘録としてまとめていきます。

「自分で組み立ててみたいけど、難しいんでしょう?」
「工具も何使えばいいかわからないし。」

そんな疑問を持っているあなたに、この記事を贈ります。確かに初心者にとって苦難もあり、時間もかかる自転車の組み上げですが、完成したときの達成感と得られる知識は大きなものです。この記事を参考にして、自転車の組み上げに挑戦していただけたら幸いです。

自転車を組むために必要になる工具たち11選

まずは、自転車を自分で組み上げる場合に必ず必要になる、必須の工具たちを紹介。また、ここで紹介する工具達は日常的なメンテナンスやパーツ交換・オーバーホール等でも必要になる極めて重要度の高い工具です。

また、工具選びに失敗しないためにはしっかりした工具メーカーの工具を選びたいところ。商品例として取り上げているのは私が実際に使用している製品ですので、良ければ詳細をご覧になってみて下さい。それでは早速見ていきましょう。11個あります。

1

六角レンチセット

ロードバイクの組み立てだけでなく、メンテナンスの際にも必要になる基本的な工具。自転車全般なら、6, 5, 4, 3, 2.5, 2, 1.5mmのものがあればまず問題ありません。

→KTC(ケーテーシー) ボールポイント L型 ロング六角棒レンチ セット HL259SP

メーカー:KTC(ケーティーシー) 価格:¥2,082

2

チェーンカッター

チェーンの長さを調整したり、チェーンを繋ぐ際に使用します。ロードバイクの組み上げに必須な上、チェーンを定期的に交換する際にも必要なため、ひとつ持っておきたい。

→シマノ チェーン切りIG/HG/UGチェーン用11段対応 TL-CN28 Y13098500

メーカー:SHIMANO(シマノ) 価格:¥3,492
3

チェーンフッカー

チェーンを繋ぐ際に仮止めするための工具。なくても取り付けできなくはないのですが、一人で作業する場合はかなり大変です。これがあると作業が非常に楽になります。

→バイクハンド YC-207 チェーンフィキサー YC-207

メーカー:BIKE HAND(バイクハンド) 価格:¥440

4

BB取り付け工具

シマノホローテック2のBBを取り付ける際に使う工具です。登場シーンはかなり少ないですが、組み上げの際には必須となります。

→シマノ TL-FC36 ホローテックII BBユニット取付工具 オフセットタイプ グリップ付 Y13098000

メーカー:SHIMANO(シマノ) 価格:¥3,357

5

左クランク取り付け工具

左クランクのキャップを締めるために使います。シマノのクランクを使用する人は必須です。

→シマノ クランク取付工具 TL-FC16 Y13009220

メーカー:SHIMANO(シマノ) 価格:¥326→¥263

6

ワイヤーカッター

シフト/ブレーキ用のアウターケーブルを切るのに使用します。通常のニッパーなどでは断面が荒くなり、インナーワイヤーを傷つけ抵抗感が増す危険があります。そのため、しっかりしたケーブルカッターをおすすめします。

→ホーザン(HOZAN) ワイヤーカッター ステンレスワイヤー対応 N-16

メーカー:HOZAN(ホーザン) 価格:¥2,200

7

金ヤスリ

ワイヤの先端を整える際に使用します。ワイヤーカッターと同様に、先端処理は意外と重要です。紙ヤスリでも代用可能だと思いますが、粉が出ますからね…。

→ホーザン(HOZAN) ヤスリ 上目45 平 K-172

メーカー:HOZAN(ホーザン) 価格:¥704

8

タイヤレバー

 ホイールにタイヤを嵌める際に使用します。チューブラータイヤの場合は無くても大丈夫だったりしますが、現在の主流はクリンチャーorチューブレスですからね。

→パナレーサー(Panaracer) タイヤレバー PTL 3本セット

メーカー:Panaracer(パナレーサー) 価格:¥597→¥467

9

プライヤー

ワイヤーを張る際に使用します。ブレーキやリア変速では指で掴んで引っ張ればなんとかなりますが、フロントディレーラーの調整にはこれが無いと非常に難儀します。

→ホーザン(HOZAN) インナーワイヤープライヤー C-356

メーカー:HOZAN(ホーザン) 価格:¥2,222→¥1,782

10

グリス

ねじや金属パーツのサビを防ぎ、動きの抵抗を減らします。ロードバイクは可動部分が多く、塗る必要のある箇所が多いです。私含め多くの人が愛用しているのがこちらの「シマノプレミアムグリス」です。

→シマノ プレミアムグリス 50g Y04110000

メーカー:SHOMANO(シマノ) 価格:¥918

11

スプロケ外し

リアホイールのスプロケットをつけ外しする際に必須になります。

→BIKE HAND(バイクハンド) YC-501A/YC-126-2A SET シマノ(ロックリング)スプロケット 取り付け/取り外しセット

メーカー:BIKE HAND(バイクハンド) 価格:¥1,512

 

あると便利な工具たち9選

ここからは、自転車組み上げの際に「あると便利な工具たち」を紹介します。他のもので代用が効くことがあったり、フレームの種類によっては使わなくて済むこともあるのであえて分けて紹介しています。

他のもので代用が効いたり、無くても組み立て可能なものもありますが、「持っていると非常に助かる!」というようなモノたちばかり。必要に応じて入手しておきましょう。9個あります。

1

フロアポンプ

タイヤとチューブを嵌める際に使用します。やはりスポーツバイク用のフロアポンプがあると便利。ロードバイクのチューブはフレンチ式で、軽快車(ママチャリ)とは規格が異なる点に注意です。空気圧ゲージのあるものを選びましょう!

→パナレーサー(Panaracer) 新ワンタッチポンプ 黒 BFP-02AGEZ2-B ブラック

メーカー:Panaracer(パナレーサー) 価格:¥4,413

2

トルクレンチ

カーボンフレーム・カーボンシートポスト等のトルク管理に使います。カーボン製品はネジを強く締めすぎると割れてしまうため、適切なトルクで管理が必要です。普通のレンチでも代用可能ですが、高価な製品をダメにしてからでは遅いですよ!

→SK11 デジタルトルクレンチ 差込角 9.5mm 3~60N・m SDT3-060

メーカー:SK11 価格:¥11,194

3

プラス/マイナスドライバー

ロードバイクではほとんどのパーツ取り付けに六角レンチを使いますが、ディレイラー(変速機)の調整や、ライトなどのアクセサリーの取り付けの際に+−ドライバーが必要になります。自転車の組み上げ以外にも良く使う工具ですので、一セットいいヤツを持っておくと便利ですよ。

→KTC(ケーテーシー) 樹脂柄 ドライバーセット貫通タイプ 8本組 TPMD18

メーカー:KTC(ケーティーシー) 価格:¥5,592

4

ゴムハンマー

 ボトムブラケットやクランク、フォークなどを入れる際に、硬くて入らない…ということがありました。そんな時に役立つのがそう、ゴムハンマーです。拳で押し込むのには限界があります。意外と「あってよかった!」という声の大きい工具の一つ。

→KTC(ケーテーシー) ゴムハンマ UD410

メーカー:KTC(ケーティーシー) 価格:¥1,273

5

メンテナンススタンド

もはや工具ではありませんが、ディレイラーやクランクなど取り付ける際にスタンドがあるととても楽になります。また、ロードバイクのメンテナンスには必須となる製品なので、持っていない場合はとりあえず一個買っておくと良いでしょう。

→エーゼット(AZ) 自転車用メンテナンススタンド KF202 折りたたみ式

メーカー:エーゼット(AZ) 価格:¥1,317

6

ペダルレンチ

ペダルをクランクに取り付け/取り外しする際にあると楽ちんなツール。一部のペダルでは通常のレンチで代用することもできますが、力が入れづらい工具だと締め付け不足や、「硬くて外せない!」ということも。

→PARKTOOL(パークツール) ホームメカニックペダルレンチ 口部サイズ:15mm PW-5

メーカー:PARKTOOL(パークツール) 価格:¥2,280

7

ビニールテープ

バーテープを巻く際にケーブル類をハンドルに固定するのに使います。いつもは百均で買っています。

→エーモン ビニールテープ 赤・黒各1巻 幅19mm×長さ10m×厚さ0.2mm 1771

メーカー:エーモン(amon) 価格:¥174

8

手袋

組み付けの際はグリスなどで手が汚れます。このような作業用手袋や、ニトリル手袋をはめて作業するのがおすすめです。油汚れは本当に落としづらく、大変ですので!

→3M コンフォートグリップ グローブ グレー Lサイズ GLOVE-L

メーカー:3M(スリーエム) 価格:¥583

9

クラウンレースセッティングシステム

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一部の旧式のフレームセットや、金属フレームを組み付ける際に必要になる可能性があるツールです。小難しい作業なのでプロに頼むという手もあります。多くの最近のフレームは「インテグラルヘッドパーツ」が採用されているため、必要ありません。

→クラウンレースセッティングシステム 【HOZAN】 モノタロウ公式

メーカー:HOZAN(ホーザン) 価格:¥3.790

※上記でご紹介している商品の価格は、2021年2月11日現在の税込み価格です。また、別途送料かかる場合があります。時期によって価格の変動が起きる場合がありますので、リンク先の商品説明をよくご覧になってからご購入ください。
 
別の選択肢として、これらの自転車専用工具のうち主要なものが揃った「自転車工具セット」を購入することも可能です。自転車のメンテナンスから組み立てまで、使用頻度の多い工具がひと通り揃い、別々で購入するよりも費用をかなり抑えられる可能性があります。
 
もしよければ、こちらの記事などを参考に、自転車工具セットも検討してみてください。

信頼できるメーカーの工具を使おう。

安い工具には、安いなりの理由があります。
廉価な互換工具がアマゾンなどで多数販売されており、私も最初はそれを購入しました。その結果、精度や強度が低くてネジが舐めてしまったり、すぐに錆びて買い替えたり。

今から工具を買うのであれば、せっかくなので信頼できるメーカーのものを買ってそれを長い期間愛用していただけたらと思います。ここでは、有名な工具メーカーをいくつか紹介します。ネットでもこれらのメーカーの工具が手に入るので、是非チェックしてみてください。

HOZAN(ホーザン)

HOZAN(ホーザン)は、言わずと知れた工具の総合メーカーで、自転車専用工具も展開しています。ホーザンの「ものづくり」への主張や提案を実践していくうちに製作したアイテム数は、今や3000種類を超えるまでになっています。正しく機能することだけでなく、作業者に温もりをも伝える製品づくりを目指しています。

KTC(ケーティーシー)

KTC(ケーティーシー)は、日本を代表する高品質なハンドツールメーカーです。世界水準をはるかに超えた、通称ゼロ戦を整備するための高性能・高品質な工具づくりがKTCのものづくりの原点です。最高の素材・品質を追求する飽くなき探究心で、実績と信頼を積み重ね、現在では国内トップの生産量・アイテム数を誇ります。

PARK TOOL(パークツール)

PARK TOOL(パークツール)はアメリカ・ミネソタ州で1963年から、自転車工具を作り続けています。自転車黎明期から業界を支え続けてきたノウハウは伊達ではなく、ツール関係だけでほぼ300もの特許をもっています。自転車業界を影で支える、なくてはならないメーカーです。自転車に限らない一般的なハンドツールから、自転車用の大掛かりな専用工具までありとあらゆる工具を、高い精度で設計・商品展開しています。

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コメント

  1. ロード乗りデザイナーSho[ショウ] しょー@自転車+デザイン より:

    こんばんは。本日、2019/08/11に記事を微調整いたしました、
    みなさんが思う、「こんな工具もあったほうがいいのでは?」というものがあったら、是非教えて。確認した後、追加いたします!

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