この記事を読むと…バルブエクステンダーの取り付け方法がわかる!
バルブエクステンダーの種類と仕組みを理解できる!
バルブエクステンダー
簡単取り付け
バルブが短くて空気が入らない!
二ヶ月程前、ロードバイクのホイールを交換し、タイヤをクリンチャーからチューブラーに変更した。いわゆる”農林水産省”したホイールは、38mm ハイトのセミディープリム。
このリム幅で私が所持していたチューブを使用すると、バルブがリムから1センチ程しか飛び出さない。そのため、バルブエクステンダー(バルブエクステンション)を取り付けないと空気を入れることができないことが判明した。
元々は、ホイールに付属していた「被せ式」のバルブエクステンダーを使用していたが、次第に空気漏れが激しくなってきたため、新しいものを購入し取り付けることにした。
バルブエクステンダーは3種類ある?
クリンチャータイヤ、チューブラータイヤ共に、チューブのバルブにはバルブコアが外せるものと外せないものがある。主に価格の高いチューブ、およびチューブラータイヤではバルブコアが外すことができ、安価なチューブ等ではバルブコアが一体で外せないものが多い。
バルブエクステンダーの中には3つのタイプがある。それが、バルブコアを外さずに上から被せる「被せ式」、バルブコアを外して間を延長する「中継ぎ式」、そして、被せた上から中のバルブを開け締めできる「シンクロ式」だ。
被せ式
被せ式のバルブエクステンダーは、バルブの上に被せるだけのシンプルな構造。バルブコアを外さずに使用するため、バルブコアが分解不可能なチューブでも使用できる。しかし欠点もあり、バルブの栓が常に解放したままなので空気漏れが起きやすい。
中継ぎ式
中継ぎ式は、紹介する3つの中で最も流通量の多いタイプではないだろうか。バルブコアを外してエクステンダーを間に噛ませ、エクステンダーの先端にバルブコアを取り付ける。製品の種類が多く最適な長さを見つけやすく、空気漏れがほとんど起きない(延長していないチューブと同等)なのが特徴。ただし、バルブコアを分解できないチューブでは使用できないのが難点だ。
シンクロ式
3つ目はシンクロ式で、「被せ式の進化系」といったイメージ。被せ式では空気の栓が常に解放されたままだが、シンクロ式では栓を開け閉めできる。被せ式と比べると空気漏れが起きにくい構造といえるだろう。また、バルブコアを外す必要が無いので様々なチューブおよびタイヤで利用できる。
おすすめは中継ぎ式!
この3つのタイプの中から今回選んだのは、中継ぎ式だ。理由は、空気漏れの少なさを重視していること。そして、所持していたチューブラータイヤが、バルブコアが外せるタイプだったからだ。
ちなみに、上記3つのどのタイプを選んでも、だいたい価格は1000~2000円程。とても小さなパーツなのにこの値段?と思う方もいだろうが、自転車関連のアクセサリーは基本値段が高いものなので諦める他ないだろう…。
使用したパナレーサーのバルブエクステンダーは1,436円と、その中では比較的お買い得だった。

※今回は20mmと短めのバルブエクステンダーを選択した。
※価格は変動あり。現在の価格は以下リンクより確認してほしい。
中継ぎ式バルブエクステンダーの取り付け方法
取り付け方法は、やり方がわかれば非常に簡単だ。まず、既存のバルブの先端に付いているバルブコアを外す。バルブエクステンダーにセットで付いてきたバルブコアツールを使用して、バルブコアを反時計周りに回すと先端についたバルブコアが外れる。次に、外したバルブコアとチューブの根本との間にバルブエクステンダーを取り付ける。まさしく「中継ぎ」だ。




取り付け作業自体はとても簡単だが、バルブコアを外す前に必ずタイヤの空気を抜き忘れないよう注意が必要だ。高圧のまま外すと、バルブコアがスパーキングする。
バルブエクステンダーを取り付けられたら、最後にフロアポンプで通常通り空気を入れられるか確認しよう。空気漏れが無いかもチェック。
さて、当記事は参考になっただろうか?質問やアドバイス、おすすめの製品などがあれば、是非最下部の「コメント欄」にてメッセージを残して行って欲しい。
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